議長(上杉成司)
これより議第105号の委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
議長(上杉成司)
質疑がなければ質疑を終結し、これより討論に入ります。まず最初に、本案に対する反対討論の発言を許します。勝呂正和議員。
15番(勝呂正和)
ただいま議題となっております議第105号 平成19年度長泉町国民健康保険事業特別会計予算について、反対の立場で討論いたします。
国民皆保険制度というのは、すべての国民が医療保険に加入し、保険証1つでだれでもどこでも安心して受診できるという制度であります。この日本が誇るべき保険制度の形骸化が、今、進んでいます。保険証を取り上げられ、医療が受けられないとか、3割負担など自己負担の増加で病気になっても医者にかかれない、公的医療保険で受けられる医療の範囲が狭まり、保険以外の費用負担が増加しているなど、経済的理由で、つまりはお金のあるなしで医療保障から排除される人が多数生まれています。
昨年の国保税の大幅な値上げの最大の原因は、税制改正によって配偶者控除の一部改正、老年者控除の廃止、公的年金控除の縮小、高齢者の住民税非課税措置の廃止などが行われ、この結果、非課税となる年金額が大きく引き下げられました。
その結果、所得割がゼロ円だった人が課税所得となるため、年金額が同じでも所得割が計算され、国保税を大幅に引き上げる要因となりました。当予算の歳入においても、国保税の前年度比が6,000万円の増額になっております。
当町では、18年度に若干の国保税の引き下げを行いましたが、今日では先に指摘した事態によって、改めて保険税の引き下げを行うべきであります。
さらに、国民健康保険法第77条は、「保険者は、条例または規則の定めるところにより、特別の理由がある場合がある者に対し、保険料を減免または徴収を猶予することができる」と定めています。国保税を払いたくても払えない状況をなくすためにも、町独自の減免制度を広げる必要があります。
また、制裁的な資格証明書の発行はゼロにすべきです。子供のいる家庭には短期保険証に切りかえているようですが、その措置は評価しますが、悪質な滞納者を別にして、すべての町民には保険証を交付すべきであります。医療費の高騰に歯どめをかけるのも、町の責務であります。過去幾度となく医療費の引き下げを町は言明してきましたが、医療費は年々増加しています。多受診等訪問指導事業費は前年度比で若干増額されていますが、事態を抜本的に改善させる予算計上はされていません。住民の健康づくりとともに、健康相談体制をきめ細かく構築するために、思い切った人的投入が必要です。
以上、意見を添えて反対討論といたします。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
議長(上杉成司)
次に、賛成討論の発言を許します。植松英樹議員。
7番(植松英樹)
ただいま議題となっております議第105号 平成19年度長泉町国民健康保険特別会計予算を定めることについて賛成の立場から討論を申し上げます。
国民健康保険制度は、国民皆保険のもと、社会全体で支える仕組みとして定着してきていますが、国民健康保険を取り巻く環境は、高齢社会の進展に伴い、被保険者に高齢者や低所得者がふえて、医療費が年々増加しております。
また、18年4月から診療報酬単価の引き下げにより、医療費が一時抑えられましたが、加入者の年齢構成等から見ても、今後の推移によってはなかなか厳しい財政状況でもあります。
本来、国保事業の財源については、国庫支出金を除いて原則として保険税で賄うものですが、低所得者に対する減免措置に対しての財源補充など、新年度も1億7,000万円を上回る一般会計からの繰り入れをしており、被保険者の負担を軽減する適切な対応であると判断しております。
また、財源の確保として、滞納管理システムの活用により滞納者に対する督促などで、収納率が前年よりアップしましたが、さらに収納率の向上に努めていくよう要望するものであります。
また、昨年は財政の安定化のため、県単位での高額医療費共同事業のほか、10月からは保険財政共同安定化事業もスタートするなど、広域的な取り組みによって、さらなる財政の安定化を図っております。
その上、長年の懸案でありました保険税の引き下げを実施したため、医療費の増加の中、運営も大変危惧したところもありましたが、基金の取り崩しもせず、安定した運営ができておりました。
しかし、今後も医療費の増加は否めませんが、抑制するためには引き続き保健事業をより効果的に進め、子育て世帯などでの利用が大変多く、過度な受診を防ぎ、医療費の削減や病気の早期発見・治療に寄与している24時間電話健康相談事業を初め、平成20年度から特定健診・保健指導が医療保険者に義務化されることから、その実施計画を策定するほか、新制度に備えたものとして、国保ヘルスアップ事業を国からの補助を受けて実施するなど、保健事業は前年度の2倍を超える積極的な予算を確保しており、より健康づくりを強化し、保健指導での効果が期待されます。
また、医療費適正化事業としては、多受診者の個別訪問指導事業、レセプト点検事業、人間ドック助成事業など、国保が行うべき事業として、今年度も医療費の抑制に視野を入れたものであり、安定的な運営に取り組む努力がなされており、これを評価するものであります。
以上、私は平成19年度長泉町国民健康保険事業について、当局が適宜適切な対応をし、効率的で安定的な予算を編成しているものとし、賛意を表するものであります。
何とぞ議員各位におかれましては、御賛同をよろしくお願い申し上げます。これで賛成討論を終わります。
議長(上杉成司)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
議長(上杉成司)
討論がなければ討論を終結し、これより議第105号に対する採決を行います。本案に対する委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
議長(上杉成司)
挙手多数であります。
よって、議第105号は委員長の報告のとおり可決されました。
議長(上杉成司)
これより議第106号の委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
議長(上杉成司)
質疑がなければ質疑を終結し、これより討論に入ります。
(「なし」の声あり)
議長(上杉成司)
討論なしと認めます。これより議第106号に対する採決を行います。本案に対する委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
議長(上杉成司)
挙手全員であります。
よって、議第106号は委員長の報告のとおり可決されました。
Copyright(C) 1997 長泉町役場 議会事務局 E-mail:gikai@nagaizumi.org
Last Update 2007.6.25