議長(上杉成司)
木下章夫議員。
9番(木下章夫)
地区計画といったものの中でとらえていくということで、これは今の中でいけば、本当に前向きな答弁というふうに理解したいと思うわけであります。
確かに幾つかの対話の中で、景観にも配慮している、あるいは事業者さん等においても良好な景観が配慮できるように業者にも求めているんだということで、現実の中で、こういった景観等についても配慮はされているんだということで答弁だと思います。
条例につきましては、現実の難しさ、住民とのスタンスについてどうかというふうなお言葉があったわけで、ただ、確かに景観条例がなくても、現状は今のある中で配慮しているんだということが答弁の内容だろうというふうにわかります。理解します。
そういう中で、現実の長泉町の姿を見ますと、自他ともに誇れる景観づくりというのがこれからできていくのかなというふうに思うことがあるわけであります。そのためにやっていくことというのはどんなことなのかというふうに思ったときに、景観形成ガイドプランというのに改めて目がいったわけでありまして、どうしたら魅力ある町並みができるか。
例えば近江八幡市が、そんな前ではないんですけれども、平成16年施行された景観法に基づいて、平成17年に近畿圏で初の景観行政団体、こういったものになったわけであります。
そして、市内のすべての風景は、先人から受け継がれた大切なもので、市民みんなの共有財産であると定めた近江八幡風景づくり条例というのをつくったわけであります。
そういった中で、風景づくり委員会、あるいはそういった計画策定委員会等ができ、結果は全国からも賞されるような町並み形成が整備されたという、これは全国の中でも非常に数少ない実例の1つなのかもしれません。
ただ、決してこういうものだけではなくて、かつて安斎議員さんが10年近く前に、鹿児島の知覧のことについてもやはり語っておりました。これもつきましても、こういった町並みをどのようにするかというふうな思いの中で、その自治体がそういうことに取り組んだということでございます。
全国の中でも、限りなく成功事例の中には、そういった姿勢の中で取り組んだという経緯があるわけであります。何か実りを得るときには、そういった労を得なければ、景観もなかなか思い描いたものになっていかないのではないのかなと、私は感じました。
そういった中で、この都市化が進む長泉にとって、自他ともに誇れる景観づくりをやらなければいけないこと、その大切なことをガイドプランは語っております。
景観条例がすべてだと言っているわけではありません。土地利用や開発に制約を与えるような条例、これによって長泉町の将来の可能性を失うこと、これはあってはもちろん私もいけないと思います。住民の皆さんにとっても一緒だと思います。
ただ、ルールをつくっていくこと、そして住民の合意形成の難しさ、そして地域の可能性を把握した上でなければ、こういったことはルール1つさえつくることは難しいと思います。だから、部長もきっとすっきりと歯切れがよい答弁ということではなかったように思うんですね。数字的な条例基準だということでなくても、私はいいと思うんですね。例えば一歩踏み込んだ要綱、こういった目標はどうなのかと具体的に示すこともこれから考えていく、もしプランに見直しを進めていくことができれば、それがまず第一歩なのかなというふうに考えるわけであります。
都市計画ガイドプラン策定後、もう既に10年以上が経過しております。そろそろ見直しの時期ではないかというふうに考えてもおります。三島駅北口、河川沿岸、町内北部など、こういったものも、もう町内で考えることはもとより、このことに含めて広域でも検討していく課題があるようにも思えております。今後の予定についてお伺いいたします。
議長(上杉成司)
町長。
町長(遠藤日出夫)
お答えします。
景観法の制定により、平成18年度に静岡県が策定した新静岡県景観形成ガイドプランにおいて、当町は富士山の眺望を保全する地域と高速道路、新幹線沿線に良好な景観形成をする地域に位置づけられておるわけでございます。
当町の都市景観形成ガイドプランにおいても、富士山の眺望、鉄道駅、及びインターチェンジ周辺を中心とした景観形成を重要としており、今すぐ見直しが必要な状況ではないと考えております。現在もこのガイドプランに沿って、下土狩駅、下土狩文教線を初めとする都市計画道路等の公共施設を、景観に配慮しながら整備を進めているところであります。
また、広域的な景観形成については、景観行政団体となっている静岡県と関係市町が連携して進めていくものであり、今後も良好な景観の形成を目指して、県及び近隣市町と協力して進めていきたいと考えています。
議長(上杉成司)
木下章夫議員。
9番(木下章夫)
ぜひ広い意味で、そういったところにも、ともに景観の問題を考えていっていただければなというふうに考えております。
ガイドプランの見直しの方については答弁がなかったわけですけれども、この辺については何らかの見解を持っておられるでしょうか。
ガイドプランの方の見直しについては、当面ないというふうなお答えがあったようでございますけれども、ガイドプランの見直しだけすればよいというふうに思っているわけではないんですけれども、景観を規定する要素というのは周辺の環境、あるいは歴史性とか調和、にぎわいなど、非常に広い意味を持っていると思います。
先ほど部長がおっしゃられたように、景観そのものについては景観法だけじゃなくて、建築基準法だとか、都市計画法、あるいは屋外の公告物法だとか、いろいろあるようですけれども、規制をつくるためのプランでなくて、魅力のある長泉町の町並みの形成、その目標をつくっていくことが必要だということをこの質問で考えていただけることを願いまして、次の質問に移らさせていただきます。
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Last Update 2007.6.25