町長(遠藤日出夫)
 1つ目は、さわやかで安全・安心なまちづくりであります。
 少子・高齢化はコミュニティにも急速に変化をもたらしており、多くの町民は、防犯、子育て、教育、健康、高齢者介護など安全・安心な生活に向けてさまざまな不安を抱えております。
 これにこたえるべく行政への相談窓口となる総合相談センター(仮称)を役場の敷地内に別館として建設いたします。
 高齢化がますます進む中、包括支援センター業務との連携や、介護保険などの相談にワンストップで対応できる体制も検討しながら、詳細設計後に建設に入ります。
 町民の生命、財産を守るのは行政の最大の使命であります。関係機関との連携を強化するとともに、地域住民の皆様と一体となっての取り組みをさらに進めてまいります。
 新年度にはパトロール活動の強化や防犯意識の高揚を目的に、公用車30台に青色回転灯を設置し、職員が率先してパトロールを実施できるようにいたします。
 また、防犯灯につきましては、これまでの20ワット型の灯具から、32ワットや設置場所によっては57ワットの、より明るい灯具を使用して、夜間でも明るく安心して歩けるまちづくりを進めてまいります。
 地震、台風などの自然災害は、突然我々の前にあらわれます。いつ起きてもおかしくないと言われる東海地震でありますが、これには必要な備えをすることで被害を最小限に防がなくてはなりませんし、いざ災害が起こった場合の救助や応援部隊の移動経路はしっかりと確保しなければなりません。
 したがいまして、新年度には幹線道路の整備とともに、竹原陸橋の落橋防止に向けた設計や手城橋の補強工事を進めるほか、今年度から引き続いての第1浄水場配水池の耐震補強や学校、勤労者体育センター等の改修、補強工事を行います。
 また、第1分団のポンプ車につきましては、老朽化に伴い更新を行います。21世紀は「環境の世紀」とも言われております。当町では、町民の皆様の御理解、御協力によりまして、きめ細やかな分別によるごみの少量化、資源化が進められているなど、資源循環型社会の実現に向けた取り組みが早くから行われております。
 新年度にはこれをさらに推進するため、燃えるごみとして出されている庭木等の剪定枝を破砕してチップ化し、畜産用などにリサイクルをしてまいります。
 なお、この作業につきましては、町内の授産施設に通われている方々を採用する予定であり、障害者の就労支援の1つとしてまいります。
 また、この冬ほど地球温暖化について考えさせられたことはありません。地球規模での対策が必要であることは、私が申し上げるまでもないことでありますが、私たちにできる日常的な対策は、この努力を惜しんではなりません。
 昨年度、各家庭を対象にした「アース・ファミリー事業」を実施したところでありますが、新年度には子供たちが家庭の中の環境リーダーとして問題意識を持ってもらう「アース・キッズ事業」を推進してまいります。
 2つ目は、ささえあい、笑顔あふれるまちづくりであります。
 まず、保健医療の充実についてでありますが、子供の疾病を早期に発見し、適切な治療を受けさせることで慢性化を予防する一方、保護者の負担軽減による子育て支援の目的で、これまで小学校就学前までとしていた医療費の無料対象を小学校3年生まで拡大します。
 また、生後4カ月までの乳児を全戸訪問する「こんにちは赤ちゃん事業」を実施し、乳児の発育発達状況をチェックするとともに、育児生活環境を見ながら母親のメンタルヘルスを行ってまいります。
 地域住民の夜間救急体制を充実するため、当町を含む3市3町が負担しての新沼津夜間救急医療センターが建設されているところですが、12月には開院予定となっております。
 また、歯科診療においても、休日の救急時への体制整備を図ります。
 次に、福祉施策についてでありますが、まず、これまでの老人保健制度が平成20年度から広域連合による後期高齢者医療制度に移行します。
 これらの事務に必要な経費を負担していくほか、関連する既存システムの改修を行ってまいります。
 また、障害者自立支援法の施行により、障害福祉サービスの体系が編成され、さまざまな課題が出てきております。これらの状況を踏まえ、新年度には訓練ホームへの運営補助、日中における活動の場の確保による家族の支援、相談支援、通所施設利用者への食費助成など、各種支援の充実を図ってまいります。
 次に、町立保育園の保育時間についてでありますが、利用者の就業時間の延長などから保育園を利用する家庭への住民サービスのため、現在、平日は午後6時までとなっている保育時間を30分延長して午後6時半までといたします。
 また、児童手当につきましては、新たな乳幼児加算といたしまして、3歳未満の第1子と第2子に対し、現行の5,000円から1万円に手当を倍増いたします。
 3つ目は、ともに生きる心豊かなまちづくりであります。次代を担う子供の育成は、将来に及ぶ国づくり、都市づくりの礎であり、まさに当町の明るい未来を切り開くための重要課題であります。
 新年度から学習障害や注意欠陥多動性障害等の障害がある子供に対する適切な教育の実施が義務づけられたことに伴い、学習活動の支援や日常生活動作の介助を行う特別教育支援を各小中学校に1名ずつ配置いたします。
 さらに、在籍人数の増加や障害の多様化により指導に困難を来している長小、北小の養護学級に、養護学級支援員を1名ずつ配置するほか、情緒障害を対象とする養護学級を長小に1クラス増設いたします。
 また、各小学校の1・2年生を対象として、教育課程に書道科を位置づける書道教育特区の申請を内閣府に現在申請中であります。
 書道は、本来3年生から授業が行われるものでありますが、伊東市で既に特区の指定を受け、1・2年生に対する授業が実施されております。
 現場では「書道を通して正しい姿勢、人の話を聞く態度が身についた」など、効果が高く評価されており、当町の子供たちにおいても、日本文化の基本とも言える書道を通した落ち着きのある態度の養成などに期待しているところであります。
 今年度、敷地の造成工事を行っております北幼稚園につきましては、定員をこれまでより20名ふやす計画であり、新年度の卒園式までの完成に向け、園舎の建築工事に入ります。
 続きまして、生涯学習についてでありますが、平成21年度に第24回国民文化祭が静岡県を会場に開催され、当町におきましては、川柳に関するイベントの会場になることが内定しておりますが、新年度には当町において実行委員会を立ち上げ、準備を進めるほか、ことし8月に第37回全日本中学生ホッケー選手権大会が当町と清水町を会場に開催されることになりますが、この経費の一部につきまして、開催地として支援してまいります。
 また、都市計画道路池田柊線の整備により分断される町営中土狩グラウンドにつきまして、代替機能の確保に向けた調査を行います。
 昨年9月に議会の議決をいただき、長泉町非核平和都市宣言を行い、去る2月20日には庁舎前庭に設置した碑の除幕を行ったところでありますが、新年度におきましては、中学生の代表を被爆地広島に派遣し、次代を担う子供たちの平和への認識を深めていただきながら、平和都市推進を図ってまいります。
 また、ことし11月に沼津市を会場に開催されます技能五輪には、これからの日本を担う子供たちを見学に連れてまいり、世界トップレベルの若者の技能を目の当たりにしてもらい、ものづくりのすばらしさや生き方、職業について考える絶好の機会になればと考えております。

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Last Update 2007.6.25