議長(上杉成司)
 日程第4.陳情第3号 患者・国民負担増の中止と「保険で安心してかかれる医療」を求める陳情を議題といたします。
 文教民生委員長から審査結果の報告を求めます。文教民生委員長。
12番(四方義男)
 ただいま議題となりました陳情第3号 患者・国民負担増の中止と「保険で安心してかかれる医療」を求める陳情につき、当委員会における審査の内容と結果について御報告申し上げます。
 まず、陳情内容について確認いたします。このたびの陳情は、小泉内閣が国会に医療制度改革関連法案を提出し、高齢者をねらい打ちした大幅な負担増を行おうとしており、また、医療保険制度の再編で、医療に対する国の責任を後退させ、自治体に責任を転嫁しようとしているので、国へ意見書の提出を求めるというものであります。
 その陳情項目は、1.健保3割負担を2割に戻すなど、患者負担を軽減すること。2.高齢者の窓口負担増、高齢者医療・人口透析の負担上限引き上げ、入院時の食費、居住費自己負担化など、患者負担増をやめること。3.高齢者から月6,000円もの保険料を年金から天引きする高齢者医療保険制度の創設をやめること。医療保険制度への国の責任を都道府県などに転嫁しないこと。この3つであります。
 当委員会では、3月議会において継続審査をお願いし、その後においては新しい情報の収集や調査、また、数回にわたって協議会を開催し、そして審議を重ねてまいりました。
 情報収集においては、近隣自治体の状況を含め、陳情案件と関連する新聞記事や、役場の福祉保険課などからも資料を取り寄せ、調査をいたしました。
 また、本陳情とも関連した医療制度改革関連法案の国会での動きも、当委員会審議と同時進行的になりましたが、当委員会におきましては、あくまでも付託された陳情項目についての審査を粛々と進めました。
 国民の生命と健康を支える医療制度は、国民皆保険制度のもとで、我が国は世界一の平均寿命や高い保険医療水準を実現してまいりました。高齢化社会に向かう日本社会にとって、健全なる医療制度の確立は、委員皆同じ認識であります。
 しかしながら、この陳情項目については、各委員から広範かつ総合的、恒久的な解決を図ろうとするものではないという意見が多く出ました。すなわち、人口の減少と若い世代が減っていくという視点からも、医療制度とその持続を考えるべきである。医療制度改革関連法案の中身も、今後の実施において、それが具体化されるに伴う減免措置などを期待できる。保険で安心してかかれる医療をというのは、確かに国民共通の願いだが、その国民は高齢者だけで構成されていない。日本の医療制度そのものを持続可能なものにするということをまず前提とすべきではないか。高齢者への眼差しは、医療における側面だけでなく、仕事や生きがいなど、広い意味での福祉という観点も重要であるなどであります。
 以上で質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、陳情第3号は賛成少数により不採択と決しました。以上で報告を終わります。
議長(上杉成司)
 これより陳情第3号の委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)
議長(上杉成司)
 質疑がなければ質疑を終結します。
 これより討論に入ります。
(「なし」の声あり)
議長(上杉成司)
 討論なしと認めます。
 これより陳情第3号に対する採決を行います。本案に対する委員長報告は不採択です。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成議員の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
議長(上杉成司)
 挙手多数であります。
 よって、陳情第3号は委員長の報告のとおり不採択と決しました。

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Last Update 2006. 9.20