3番(溝口伊佐雄)
 それでは、2番目の大きな問題について、次に質問したいと思います。北部地区の下水道事業の早期実現についての質問でございます。今、われわれの生活インフラで実は最も関心が深いのは道路、それともう一つは、まさに下水道問題であります。いずれも大きな予算を要する事業であるだけに、実現まで相当時間がかかる、これはやむを得ないなと思います。町内の道路については、第二東名など基幹的道路の開通と並行して町内幹線交通網が整備されつつあるわけですが、全町民が一日も早い完成を、今、待ち望んでいるところであります。
 しかしながら、下水道は相当長期の事業計画が組まれておるわけですが、河川汚濁など環境保全問題の解決策といたしましても、また、清潔で文化的な生活環境の確保を望む町民ニーズにこたえるためにも、可及的速やかな対応が求められるところであります。
 下水道事業は、現在第4期の事業の実施渦中にありますが、現在までのところ、682ヘクタールの計画決定を受け、419ヘクタールを平成19年度末までに整備する計画となっているのが現状でございます。しかし、平成16年第2回定例会の当時の安斎議員の質問に対しまして、このときの答弁ですが、計画比より四、五年の遅延があると。平成19年度末までに整備することは非常に難しい。したがって、事業計画の見直しを図りながら、事業認可の変更を平成18年度に行う今年ですね。との答弁がありました。
 そこで、2つ質問をしたいと思います。まず第1に、第4期事業計画の現在までの進捗状況と、最終的な今後の見込み。並びに、2つ目に、先ほど、事業認可の変更をするという答弁があったんですが、18年度の事業認可の変更概要が出ていればあわせて伺いたい。よろしくお願いします。
副議長(青島康夫)
 上下水道課長。
上下水道課長(後藤伊佐夫)
 それでは、お答えいたします。
 町の下水道事業につきましては、全体計画区域を845ヘクタールと設定いたしまして、昭和62年度に市街化区域内の計画決定の承認を受けた後、平成4年度の都市計画決定の変更によりまして、682ヘクタールを事業対象といたしました。現在まで、第1期から第4期にわたる事業認可を受けまして、平成19年度までに419ヘクタールを整備する計画で事業を進めているところでございます。平成17年度末での整備面積は約339ヘクタールで、平成18年度に整備予定の面積約17ヘクタールを加えますと約356ヘクタールとなりまして、19年度の目標の419ヘクタールの約85%が整備される予定であります。これによりまして、目標年度であります平成19年度には、都市計画道路など道路整備等に伴うもの以外の下水道整備につきましては、ほぼ計画に沿った整備ができると考えております。
 また、お話しの平成16年度第2回議会での安斎議員の質問でありました、平成15年までの下水道事業のおくれにつきましては、先ほど申し上げましたが、平成16年度、平成17年度事業執行におきまして、そのおくれを取り戻し、平成18年度当初の時点では、ほぼ計画に沿った整備状況となっておりますので、第4期の事業認可の変更は考えておりません。以上です。
副議長(青島康夫)
 溝口伊佐雄議員。
3番(溝口伊佐雄)
 419ヘクタールを19年度までにやるという計画については、今の答弁で、85%を一応消化するんだということでございますが、単純に計算すると、15%足りないということになるわけですね。
 それと、安斎議員の先ほどの質問に対する答弁の中で、四、五年のおくれは、事業認可の変更をことしやるんだぞという回答を当時にしているわけですが、それに対して、今、おくれはリカバリーしているという御回答ですが、そのおくれを取り戻した内容といいますか、その辺を聞きたい。
 あわせて、第5期の事業計画というのが当然ここで出てこなきゃいけないわけですが、第5期の具体的な面積、地域、こういう検討はされているのか。計画決定区域で未着手地域というのは、中土狩、桜堤、鮎壺、荻素、それに黄瀬川右岸、要するに西側ですね、尾尻、池田、下長窪、南一色のエリアです。第5期事業計画の計画地域、面積など、もし出ていればお聞きしたい。あわせて、選定された理由、この辺について伺いたいと思います。
副議長(青島康夫)
 上下水道課長。
上下水道課長(後藤伊佐夫)
 お答えいたします。
 最初に、第4期事業が予定どおりに進んだ理由はとのことでございますけれども、これにつきましては、平成16年度、17年度におきまして、効率的な予算執行を行った結果、それぞれの年度当初に予定しておりました計画以上の整備が進んだことによるものでございます。
 続いて、第5期事業計画についての御質問ですが、今年度、予算をいただきまして、狩野川流域下水道総合計画の見直しにあわせまして、事業認可の見直しをしているところでございます。この計画の策定に当たりましては、区画整理事業が終了し、都市整備のなされた桜堤地区を中心に、議員の言われた未着手地域についても、道路等の都市計画基盤の整備や町の予算状況、さらに、地域の下水道事業に対する理解などを勘案しながら進めていきたいと考えております。
 また、整備予定の地域や面積について具体的な内容をということでございますが、それにつきましては、先ほど申し上げましたさまざまな要件を勘案いたしまして、これから計画を策定していくところでございます。現時点では、具体的な地域や面積などの計数につきましては、これからということで御理解をお願いしたいと思います。
 また、先ほど述べました都市計画道路など、道路整備などに伴います下水道整備につきましては、第5期事業計画の中に取り入れて、さらに整備検討をしてまいります。
副議長(青島康夫)
 溝口伊佐雄議員。
3番(溝口伊佐雄)
 第5期の具体的なエリア、あるいは面積、これからということのようで、現状ではお答えできないようですから、今後、また決まったところでしっかり聞いていきたいと思いますが、16年2回の安斎議員の質問に対する答弁書は、私はいろいろと見直したんですが、最終的にはかなり、平成40年ごろにならないと完成しないというような、したがって、あと20年ぐらいかかるんですね。こういう構想になっているようですが、この計画でいきますと、多分、北部地区の実現というのは、ちょうどこれから20年後ということで、あまりにもスピードを欠いた計画であると言わざるを得ませんね。
 そこで、1つの案といいますか、がんセンター下水処理のための下水道というのは既に通っているんですが、この下水道を利用する構想の検討はないかということで質問をしたいと思います。1つの策として、北部地区の下水道早期実現の方法としてですが、がんセンターの下水処理のための下水道、いわゆる区域外流入という言葉になるようですが、これを使うことで実効を上げることができるんじゃないかと。これによると、早期実現とあわせて、財政負担の軽減化構想が実現できるのではないか、検討したらどうかということでございます。
 この事業を進めるためには、国費補助のほか、現状でも40数億円に上る多額の起債残高を有しているわけですが、これが、もし実現可能であれば、財政面でかなりの部分がクリアされると同時に早期実現ができると。現在、この下水管というのは、200ミリから350ミリのものが既に布設、利用されているわけですが、がんセンター以外では、下長窪のごく一部の住民が、区域外流入ということで利用しているにすぎないと。果たして、地元住民が利用するだけのキャパシティーはないのかなと。
 こんな言葉があります。「たたけよ、さらば開かん。願えよ、さらばかなわん」というのは、挑戦する意欲と意志があれば物事はなるよと。この精神、この取り組み姿勢で、一度検討してみたらどうかなと。実現すれば、先ほど申しましたように、長泉町下水道事業予算においてもかなりの予算圧縮となり、大いに研究の余地があるんじゃないかなと思うわけです。
 また、既設の公共インフラを有効、効率的に利用する、こういう観点からも、区域外流入というのを拡大できないのかということについて伺いたいと思います。
副議長(青島康夫)
 上下水道課長。
上下水道課長(後藤伊佐夫)
 お答えいたします。
 北部地区の下水道早期実現のために、がんセンター下水処理のための下水道を利用できないかという御質問でございますが、現在、下水道整備区域外に埋設され、下長窪地内に埋設、稼働しております下水道は、県立がんセンターの建設に伴い、がんセンターという医療施設の特殊性から長泉町が布設し、流域下水道に接続したものでございます。
 黄瀬川右岸の下長窪地先等の区域の下水道計画につきましては、池田柊線の開通により、尾尻地先に設置予定のポンプを使って、黄瀬川左岸に流すようになっております。現在、下長窪地先に埋設されております下水道は、先ほど申し上げましたが、がんセンター建設に伴い、急遽、下水道を引くことになり、一時的な措置として、荻素橋で口径200ミリメートルの管でポンプアップをいたしまして、旧246号線の幹線につないでいるものでございます。
 現在、この下水道を使用しているのは、がんセンター及びその関連施設と、下水道管が通っております道路に接している世帯合わせて79戸であります。今後、ファルマバレー構想による誘致で、現在、稼働の準備をしておりますオリンパスにつきましても、下水道への接続が条件となっていることをあわせて考えてみますと、現在の下水道施設での今後の流量の増加は、荻素橋の管の口径を考えますと、現状の接続状況から大きくふやすことは難しいと考えております。したがいまして、区域外流入につきましては、全体の中で接続の相談があった場合、狩野川流域下水道の方と協議し判断していくということになります。
 また、黄瀬川右岸の北部地域が、事業認可の区域に入らないかということでありますが、先ほど申し上げましたとおり、計画の中では、尾尻地内のポンプの設置によりまして、全体の流量を飲み込める計画となっておりまして、池田柊線の整備状況を見ながらと考えております。

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Last Update 2006. 9.20