6番(山田 勝)
 2点目は「もったいない運動」の展開であります。環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイ副環境相が平成17年2月に京都議定書発効記念行事に参加するため来日し、日本には資源を有効に活用する言葉として「もったいない」という言葉がありますと紹介され、その言葉に感銘し、世界に広めていきたいとの提案をしております。
 ここの議場におられる方は皆さん、子供のころ、父親と母親に御飯を残すともったいないとか、そういう言葉を盛んに使われていたんじゃないかと思います。そういう意味も含めまして、日本の精神文化である「もったいない」の心が生きている社会は物を大切にする、人や自然を愛するなど、心の豊さや生活のライフスタイルが文化として定着した社会であります。
 世の中が大量生産、大量消費、大量廃棄という資源浪費型社会から循環型社会へと大きく変革している今、私も含めてですけれども、自分にできることは何かとみずからも問いかけながら、長泉町ではリサイクル、分別が非常に行き届いていまして、それも含めて、あと私自身は自宅では生ごみ処理機を導入したり、あと電気の使い方、議場のランプも、これHFランプというんですけれども、これは明るさが1.5倍で寿命が3倍という優れ物でして、皆さんお気づきだと思うんですけれども、以前より多分相当明るいんじゃないかと思います。
 こういうグリーン購入法というのがありまして、そういう電気製品からあらゆる物がそういうGというマークがついたものがあるんですけれども、それが環境にやさしい製品だということで紹介されておりますが、そういうものを率先して使っていくとか、あと水道の使い方ですよね。水道の使い方も、例えば歯磨きしますよね。皆さん水を流しっ放しにしている方が多いんじゃないかと思うんですよ。コップ2杯で歯磨きができるわけですよね。その水をむだにしているという身近なことですね。
 あと自動車の乗り方、ガソリンが高騰していますので、やはり皆さん近ければ歩いていますよね。そういうことで、そういうようなごみ減量等、あとCO2 の削減を含めてさまざまな取り組みを私自身も率先してやっていきたいと思います。
 日本で1年間に一般家庭から廃棄される食品が、何と東京ドーム32杯分。そのうち手つかずで廃棄されるものが1人当たり20キロになるという、食べ物がもったいない。まだ着られる服が1年間1人当たり9キロ廃棄、服がもったいない。日本全体のごみの約6割が包装ごみ、包装紙がもったいない。マータイ氏は高いお金を払ってごみを買っていると指摘されています。
 日本で見つけた「もったいない」の心を紹介してくれた博士は、古い着物からアロハシャツになった例や、小さくなるまで使える鉛筆のサック、世の中に広めたいという、これ風呂敷ですね。よく小池環境大臣がテレビでPRしていましたけれども、そういうものですね。あと水洗トイレの大小に分かれるレバーなど、忘れていた日本の価値に目覚める思いがしましたと、こうおっしゃっています。
 地球資源に限りがあることを認識し、資源の消費を抑制することにより、ごみの発生抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)、この3Rの推進を通じて適正な資源循環が確保されたごみのない社会を目指すことも目的となります。
 それで、この3Rを一言で表している世界で唯一の言葉がこの「もったいない」だとマータイさんがおっしゃっています。それにもう一つRを加えて尊敬、リスペクト、相手への思いやりです。
 環境は詰まるところ相手への思いやりであり、次世代へつけを残さない私たちの生き方が問われています。そうした環境町民を育てる「もったいない」を合言葉に、その運動と啓発に積極的に取り組んでいくと考えますが、当局の所見を伺います。
議長(上杉成司)
 都市環境部長。
都市環境部長(高橋泰裕)
 「もったい運動」の展開という御質問でございます。大量生産、大量消費の時代の中、環境対策の象徴的な取り組みとして、3R運動や地球温暖化防止対策事業などがあります。
 最初に3R運動でございますが、ごみを減量して資源を効率よく利用し、循環型社会に変えていくという運動でございます。合言葉はキーワードにもなっている3Rということですが、この3Rというのはリデュース(発生の抑制)、これはごみを減量しようというようなこと、リユース(再使用)、物を繰り返して使うということ、リサイクル(再利用)、資源をもう一度利用するというこの3つの運動を指しております。
 当町の3R運動の取り組みといたしましては、ごみの分別、不用品活用バンク、生ごみ処理機の推進などを行ってきました。また、地域団体におきましては、消費研究会や婦人会がバザーを開催したり、また毎年開催しています消費生活展での啓発活動、さらにマイバック運動や牛乳パックの回収などに取り組んできました。これらの活動も、ある意味での「もったいない運動」だというふうに考えております。
 2番目の地球温暖化対策事業でありますが、町は長泉町地球温暖化対策実行計画を定め、全庁的に現在取り組んでおりまして、クールビズ、ウォームビズによる冷暖房機の設定温度の適正化とか、照明機器の使用の適正化、ノーカーデーの実施等を進めております。
 しかしながら、この3R運動や地球温暖化対策への取り組みは、行政や企業だけではなく、生活の基本である一般家庭がかぎと言われております。家庭の日常生活を見直して、小さいことでも具体的にできることから実践するということが大変重要なことだと考えております。
 その第一歩としまして、今年度アースファミリー事業を実施いたします。これは地球温暖化防止対策事業を家族単位で取り組む事業でございまして、排出するごみの量や電気、ガス、水道などの使用料の記録をとりまして日常生活を見直すことで、最終的にはCO2 を削減しようとする事業でございます。この事業も名称こそは違いますが、「もったいない運動」であり、「もったいない」というこの言葉の精神が、参加者の日常生活の改善活動に役立つものと思われます。このような事業を今後もより一層推進し、地球温暖化対策や循環型社会の形成を進めていきたいと考えております。
 物がありあふれ飽食の時代と言われているこの現代社会において、もったいないという言葉に秘められた一番大切なこと、精神は、ものを惜しむということ以上にその物を得るまでのさまざまな労苦に対する感謝を忘れないことだと思います。先ほど議員もおっしゃっておりました水道から出る水の1滴、1滴に、出てくるまでの感謝する気持ちがあれば水を出しっ放しにするということが少しでもなくなるような気がいたします。
 そこで、今一度原点に戻りまして、現代のこの便利過ぎる生活を見つめ直して、「もったいない」という精神を環境問題に対する意識改革に活用していきたいと考えております。
 今後も創意と工夫で事業を推進していきたいと考えております。以上です。
議長(上杉成司)
 山田 勝議員。
6番(山田 勝)
 大変丁寧に答えていただきました。
 実は、今月の「広報ながいずみ」に、今おっしゃいました「地球家族・ながいずみとは」ということで、これ載っていまして、ぜひ私も率先して参加してやっていきたいなと思います。9月の議会のときに、初めて一般質問をさせてもらって、こういう事業をやっているということがわかりまして、ぜひこれ参加させていただきたいなと思います。
 そういうことで、こういうことは1人ではなく、皆で自分たちのできる最善のことをやっていけばいいんじゃないかと思います。私自身も、議員になって初めてですけれども、できることを最善を尽くしながら、「もったいない」という心を住民の皆さんに広めて、努力していきたいと考えております。
 以上で、きょうの一般質問を終了させていただきます。

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Last Update 2006. 9.20