12番(四方義男)
では、質問事項2の子供や家庭を中心に据えた地域社会について質問をしてまいります。これは地域や町において、子供や家庭を中心に据えた施策展開はどうでしょうかという質問であります。
この5月に、四国の丸亀市へ文教民生委員会の視察研修で訪問いたしました。これは研修した資料、子育てハッピープラン丸亀であります。詳細については割愛いたしますが、保護者、特に母親と子供の、例えば病後時保育の考え方など、家庭と家族のあるべき姿の施策展開に、丸亀市は主張を持っているということを感じました。また、すぐ近隣の自治体等で、子育てに関しまして、その施策の先進性や特色を競い合っているようにもとらえました。子育てや教育においては、周辺のどの自治体よりも先進的で、住民にとってよい施策展開をすることにライバル意識を持っているように感じました。
どこの自治体もそうでしょうが、それぞれに特色があります。これは1つの考え方なんですけれども、子育てに資金的助成や育児休業など、いわゆる制度や資金面の支援という側面だけからでなく、家庭を持つことの充実感、家族がいることの幸福感、子育てのうれしさや楽しさをもっと全面に出す、前に出す施策展開はどうでしょうかというものであります。
すなわち今後の子育てするなら長泉の施策展開を、もっと子供、あるいは子供たちを中心とした地域社会へと、施策の核を家族に持っていくことはどうでしょうか。自治体の子育て支援施策、地域の教育力、協力体制に加えて、家庭や家族の教育力アップへの施策展開です。
1つは町の先進的子育て支援体制、2つは地域の教育力、3つ家庭の教育力、この3本が骨格です。私は、財政力が豊かなことを有効に使って施策展開をしていくことに否定はしませんが、これからのまちづくり、あるいは人づくりにおいて、その起点、もとを明るく、楽しく、健康、健全な家庭・家族という観点へも比重をかけていったらどうかと思うのであります。
3つ目の、家庭の教育力への取り組みであります。家庭を持つことのうれしさ、楽しさを実感できる施策展開を含めませんかというものであります。その具体的な提案としては3つあります。
まず、家庭での食育、次に親子の対話能力の向上、そして子供の生きる力として社会で必要とされる基本的生活習慣は、家庭で確実に習慣づけてもらうこと、この3つであります。
質問1)の「早寝、早起き、朝ごはん」というキャッチフレーズにそれらをイメージしております。このような方向性について、どのように考えられるのかお伺いいたします。
議長(上杉成司)
教育長。
教育長(土屋郁夫)
私たち長泉の町はもちろんのこと、各自治体がこの子育て支援、支援策、今やこれが大きな課題でございます。そういう中で、制度や資金面等の支援策だけでなく、家庭の大切さ、あるいは家族のあることの幸せ、子育てのうれしさ、楽しさ、これを全面に出す施策展開の重要性、私は議員のこのお考えに全く同感でございます。
しかし、言うはやすし、なかなか行うことが難しいわけでございます。まちづくりは人づくりが原点でございます。人づくりは家庭づくり、明るい家族、これが原点でございます。なぜならば、この世にオギャーと生まれてきたときに、初めてその落ちる集団は家族でございます。そして、触れるのは家族でございます。家庭であり、家族でございます。
したがって、明るい、楽しい、健康、健全な家族、家庭の創造、これはもう私どもの大きな課題であることは言うまでもございません。今、盛んに毎日報道されておる秋田の子のあの悲しい事件なども、突き詰めていくとそこのところに大きな問題があるやに思えて私はなりません。
議員御提言の3点でございますが、私の考え、そして、今、町で取り組んでおることを御答弁申し上げていきたいというように思います。
今、食育という面で、子供たちに朝食欠食などの食生活の乱れ、こういうものがあると言われておりますが、国のこの状況を見ていきますと、今、小学生で15%、中学生で22%の朝食を欠食する子供たちがおるというようなデータが出ておりますが、私ども長泉町でこれを見ていきますと、私ども長泉町では、小学校で17年度の調査によりますと2.6%、約3%、中学生に行きますと8.4%、約9%、これがふだん学校のある日はこの数ですけれども、学校のない日になりますと、要するに休日等になりますと、これが3倍になります。こういう状況でして、全国平均から考えてみますと、長泉の姿は非常に私は望ましい姿にあると、こう思いますけれども、今現在の状況は、今、調査して、その分析に入っております。
そういう中で、食生活の乱れ、そして肥満傾向などが見られる。子供たちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけることが、これまた重要な課題であることは申すまでもないわけでございますが、さらに食品の品質や安全性について正しい知識、情報に基づいて子供みずからが判断する能力が欠けていると、このように思います。したがって、みずから判断する能力の育成ということが大事だと。
3つ目に、この食を通じた地域文化の理解も望まれております。この3点を基盤にしながら食育の展開を図っております。
町内の子供たちを見ますと、よく体を動かし、よく食べ、よく眠るという、成長期の子供にとって当り前で必要不可欠な基本的生活習慣が乱れている子供が増加していると、これも事実でございます。今やこの全国的傾向の中で、国においては子供の望ましい基本的習慣を育成し、生活のリズム、早寝、朝ごはん、三度三度の食事をしっかりする、こういう生活リズムを向上させ、読書や、そして外遊び、あるいはスポーツ、さまざまな活動に生き生きと取り組んでもらうとともに、地域全体で家庭の教育力を支える社会的気運を醸成するために、国民運動として議員のキャッチフレーズ、「早寝、早起き、朝ごはん」運動の展開が叫ばれております。
私ども教育委員会としましては、この運動は、「早寝、早起き、朝ごはん」のみでなく、各学校、各地域の創意工夫のもと、読書や外遊び、あるいはスポーツの習慣が子供に身につくよう、PTAとか子供会とか青少年団体、スポーツ団体、あるいは文化関係団体等々への協力、支援を働きかける中で推進を考えております。
1つの例を上げますと、例えば少年少女サークル活動、あるいはのびのびスマイル、子供の居場所づくり、あるいは今計画中のわんぱく通学合宿等々、こういうことの授業推進を考えております。
また、保健センターとの連携では、平成16年2月コミュニティセンターにおいて実施しました食育展、これはなかなか成果を上げました。
また、毎年保健センターの事業として実施しておられる食育スタッフ会議、この充実に向けて、教育委員会としても全面的に協力をしていきたいと。そして、本年、食育推進計画が保健センターの方で策定されます。ここにも私どもは積極的にかかわってまいりたいというように思います。
なお、学校給食の地場産物の使用については、多くの方々の御意見をいただき、産業環境課の協力の中で、一部産品のみの使用から、本年度南駿農協、生産者の積極的な協力をいただき市場の拡大が図られ、実施しております。このことは、食を通して地域文化の理解にも通ずる措置だというように私は考えております。
そして、食育を初め、あるいは学校環境等々、学校や子供の目線に立っての行政を推進するという、目線に立ってという行政推進という観点に立ちまして、四役学校給食の小中学校巡回試食をスタートいたしました。5月は町長は長泉小学校へ、助役は南小へ、収入役は北小へ、私は長泉中へという中で、学級の案内係りによって指示されたグループで、担任と子供と給食をともにし、語り合う時間を月1回、学校で設定してもらいました。
今月は、さらに教育委員会にも同様の計画を、教育委員にも同様の計画を実施してまいる予定でございます。こういう中で、この子供たちの姿、そして食事の内容、こういうものをとらえながら、これからの行政を考えてまいりたいし、この大事な御提言の中の、家庭、地域、社会を起点に据えたまちづくり、人づくりの推進をしてまいります。御理解いただきたいと思います。
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Last Update 2006. 9.20