議長(上杉成司)
 溝口伊佐雄議員。
3番(溝口伊佐雄)
 いろいろな地域性、あるいは歴史性、そういうものを踏まえて名前を付するというのが最もふさわしいというふうに一般的には思われるわけですが、今後できる新しい幹線等を含めて、この愛称を考えるという前向きな姿勢をぜひ貫いてもらいたいなと思います。
 しばらく前、平成11年3月に、実は新都市創造プラン、ちょうど図書室にあったんで、私、借りてきたんですが、目の前にお出でになる町長もこの策定委員の一メンバーとして最後の方を見ましたら加わっておりました。
 この新都市創造プランながいずみ、長泉町の都市計画マスタープランという1995年から2015年までの20年間のロングプランでございますが、この中の都市づくり重点プロジェクトの花と緑いっぱいのまちづくりプロジェクト、その中でがんセンターへのアクセス道路や都市計画道路、中土狩竹原線の道路を緑化して、三島駅とがんセンターを結ぶフラワーストリートをつくると、いわゆる先ほどちょっと申しましたが、フラワーロード・アダプトプロジェクトという名称がついていますが、ここでうたっていることは既に実は実現して形になっているわけですね。
 さらに別の項目で、都市づくり基本計画の「人と車が共生できる町」の中で、「道路関連施設の整備を進める」という項目の中で、「道がわかりやすい環境を整える」という項目があるんですが、その中で、「景観に配慮した施設案内板の設置や道路に愛称をつけて表示する」と。そのことにより、道がわかりやすい環境を整えると、これは実はこの52ページで言っているんですね。まだこれ2015年までですから、この期間中にやるわけです。既にこういう方向はここで示されているわけなんで、ぜひこの構想をもう一度見直して具現化していただきたいと、こういうように私は思うわけです。
 先ほど部長からは若干現状維持、あるいは前向きととれるような意見がありましたが、ぜひ今私の述べたようなこのプランを、総合計画の中に、今はっきりした文言はありませんが、総合計画、これを一部は背負ってできているわけですから、ぜひこの思想を貫いてもらいたいと、かように思います。
 次の質問に移りたいと思いますが、御案内のとおり、実は、沼津市には、多くの皆さん御存じのとおり、学園通り、あるいはさんさん通り、山王通り、旧国一通り、それにこれは行政で決めたものではないんですが、リコー通りなど、我々には大変身近な名称のついた道路があります。これらの名称を聞けば、すぐに私たち、どこか、場所がわかるわけです。
 私は、先ごろ沼津市役所の計画課に伺いまして、沼津市で道路の愛称をつけるにいたった経緯を伺ってきたんですが、これ昭和58年、時の建設省が実施いたしました道路標識週間の中で、道路をもっと市民にわかりやすく、また、市民が道路にもっと親しみを持ってもうおうと、こういう全国的な運動を展開した中で、その一環として道路に愛称をつけることとなったということのようです。静岡県下では、沼津市のほかに静岡市、それから浜松市の3市が指定を受けて実施したようです。その結果、沼津市の場合は、昭和58年に3カ所、59年に1カ所、平成に入りまして、元年に10カ所、2年に3カ所、3年に3カ所、合計現在までに20カ所の道路に愛称をつけて、市民はもとより、周辺市町の住民にもその愛称は定着しつつあり、日常生活の利便性を享受しているわけです。これは皆さんも肌で感じているとおりだと思います。
 ここに実はちょうだいしてきました沼津市道路愛称事業実施要綱というのがありますが、道路愛称を決めるに当たりまして、道路愛称名選定会議を設置して、愛称名を広く市民から応募するなど、市民の道路への関心と理解を深めることに努めたようでございます。当町もそうですが、協働によるまちづくりということを我々も叫んでいるわけですが、この推進の1策としても大いに考える価値があるかなというように思われます。
 そこで、道路愛称先進地であるこの沼津市の事例についてどのように評価するか、御意見を伺いたいと思います。
議長(上杉成司)
 都市環境部長。
都市環境部長(渡辺秀春)
 お答えします。
 沼津市におきまして、愛称をつけた道路につきましては、市民の知名度や親しみ度が大きく向上し、まちづくりを推進する上で効力があったというふうに聞いております。このようなことを考えますと、長泉町のまちづくりを推進する上での1策として参考にすべき点はあるというふうに思っております。
議長(上杉成司)
 溝口伊佐雄議員。
3番(溝口伊佐雄)
 沼津市の事例は、今、御案内のとおりでございますが、町としてもそれなりの評価はしているというように受けとめました。いずれにいたしましても、我々が日常的に沼津市の道路愛称を使っているこの現実、事実、これは十分認識する必要があろうかと思います。たとえ後追い行政であっても、やはりよいものはよいのであります。ぜひ前向きな対応を期待したいと思います。
 では、最後の質問になりますが、今、町内には何本かの新設道路、あるいは拡張道路が計画あるいは進捗している状況でございます。昨今、観光立町長泉を標榜する当町にあっては、今後主要道路を中心に交通量がますます増加することが予想されます。新設道路については、今後愛称を考慮することのお考えを伺いましたが、観光立町長泉の濫觴期に当たり、観光など外部からの来訪者へわかりやすい愛称をつけた道路を表示してお迎えすることを検討するには、今がタイミングが大変いいかなというように考えるわけです。三島市や裾野市では、まだ、いわゆる道路愛称については実施されていないようであります。周辺市町に先行してぜひ実施したいものでございます。そこで、観光立町構想の中で、道路の愛称を観光構想の1つの要素として、どんなふうに考えるかお伺いをしたいと思います。
議長(上杉成司)
 都市環境部長。
都市環境部長(渡辺秀春)
 お答えします。
 観光振興を図る上で、誘客手段としまして交通アクセスを知らせることは重要であり、わかりやすさも足を運んでいただくための要件の1つであるというふうに考えております。このため、町ではこれまでも、国道から観光施設等が集中しております町北部地域へのアクセスルートに観光案内表示の整備を図っているところでございます。
 また、町の観光ビジョン策定の段階におきましても、道路に愛称をつけるという施策も提案されておりましたが、一方で道路景観や先ほど申し上げましたように、名称をつけるに当たっての歴史風土等の整合性なども求められるところでありますので、観光施策の一環として研究をしていく必要があるというふうに考えております。
議長(上杉成司)
 溝口伊佐雄議員。
3番(溝口伊佐雄)
 長期的な視野に立って前向きな取り組みをしていただきたいと、かように期待するわけです。
 第三次長泉町総合計画で地域資源を生かす観光の育成、観光振興構想を掲げているわけですが、現在、観光施設の整備あるいは観光協会の設立などの課題を抱えているわけです。特段非常に恵まれたという観光資源を十分持っているとは言えない当町にあっては、道路も観光資源の1つの対象としてとらえる、そういう発想があってもよいのではないかというように考えます。
 先ほど申しましたフラワーロードのように、環境景観に沿った道路名称をつける、あるいは反対に名称にふさわしい道路環境、あるいは道路景観をつくる、逆の発想があってもいいかもしれません。道路の愛称というのは、インフラの整備ほど多くの予算を必要としない、知恵と汗、これを出すことでそれ相応の予算で、この施策というのは多分打てる施策じゃないかなと思うわけです。
 道路愛称が町民に親しまれ、わかりやすい道路づくり行政の一翼を担うと同時に、観光資源開発の一環としても、今後の行政施策に反映されますことを期待いたしまして私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

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Last Update 2006. 3.28