議長(上杉成司)
 宮口嘉隆議員。
4番(宮口嘉隆)
 同じ視点で見ていただいてありがとうございます。ただ、1つの大きい道をつくりながら、と同時に並行して中の道も一緒に、同時に進行形で考えていただきたいと思います。
 次の質問です。町長1人が「町民の目線に立って」と呼びかけても、現実に行政に携わっていくのは職員です。その職員が「町民の目線に立って」という意識になっていかなければ、町長の公約は機能していかないと思います。特にリーダーがその意識にならなければ、そこに属する職員も機能していかないと思います。適材適所を踏まえた指導と評価はどのようにしていくのか、お考えを伺いたい。
 また、これに関連いたしまして、町長が町長選への出馬を決意したのは、役場の敷居を低くし、気軽に足を運べる役場をつくりたいと新聞でおっしゃっていました。役場には行きにくい、雰囲気が悪いという町民の声は今も同じです。役場イコール固い、この先入観抜きにしても、笑顔の対応の少ないこと、機械的動作には閉口します。
 質問です。町長の言われる敷居を低く、気軽に足を運べる役場、同感です。そのためには、役場に訪れる町民に気軽さと安心を感じさせる雰囲気、環境づくりがそれぞれの課や役場全体に必要と思いますが、どのような指導対策を考えておられるのか、具体的にお伺いします。
議長(上杉成司)
 助役。
助役(杉山僖沃)
 私の方から職員の指導と評価、これにつきまして御説明を申し上げたいと思います。
 さらなる行政改革が求められるとともに、地方分権が進み、町が担うべき行政サービスが一層多様化、かつ高度化する状況であります。これに対して、第一線で行政サービスの提供の担い手となる職員の資質の向上、意識改革、また職員の能力、適正、実績に応じた人事管理が今まで以上に重要となってまいります。
 この動きは、今年度の人事院勧告における国家公務員の人事制度改革にもはっきりとあらわれ、より能力主義、成果主義を重視した人事・給与体系の導入が、来年度より導入されることになっております。
 こうした能力、実績を重視した人事制度の運用を行い、職員の志気の高揚、公務運営の活性化を図るためには、職員個々の能力、意識、実績などを的確に把握するための人事評価制度が重要となってまいります。
 国におきましては、来年度から新たに人事評価制度を一部施行するということでありますが、長泉町におきましては、平成12年度より他の近隣自治体に先駆けて人事考課制度を導入し、今年で6年目を迎えております。
 この人事考課制度の最大の目的は、職員の待遇の差別化ではなく、職員の能力開発であり、評価者である所属長に毎年度目標設定、そして12月1日基準日の評価の育成といった年3回の職員との面談を義務づけておりまして、職員おのおのの職務遂行経過を所属長が年間を通じて把握し、また、状況に応じて適切に指導できる体制をとっております。
 こうした1年間にわたる職員の勤務実績などを階層、職責に応じて細かく設定した評価票に基づき、一般職員であれば課長、部長、また部長の考課補佐としてリーダーを加えるなど、複数の評定者により、できるだけ公正かつ客観的な評価を行えるよう、考課者訓練などを繰り返し行いながら、現在実施しております。
 また、この評価結果につきましては、職員の昇任試験に活用するとともに、もちろん職員の能力、職務への取り組み姿勢、実績などを踏まえ、できるだけ適材適所を見きわめ、人事異動にも参考としております。
 そして、当町ではこの評価結果に応じて、評価点数の上位、下位の職員の約15%程度の職員について、翌年度の勤勉手当への反映を既に行っております。
 これにより、手当を規定どおりもらえる、昇給することが当り前といった従来の人事、給与体系に対する職員の意識改革を図り、職務遂行に対する意欲の向上を目指しております。
 このような当町の人事考課制度の運用は、まさに来年度以降、国が進めようとしている能力実績等を重視した人事運用、勤務実績への給与への反映を先取りしているものであります。
 したがいまして、当町といたしましては、この人事考課制度をより時代に合った適正な制度に改正しながら、一層職員の能力開発を図るとともに、能力や実績に応じた信賞必罰の人事管理制度を構築していくことにより、評価に基づいた適材適所の職員配置、職員おのおのの能力に応じた細やかな指導などが実現でき、引いてはより住民の立場に立ち、住民が満足できる行政サービスを提供できる、職員の育成につながるものと考えておるところでございます。以上です。
議長(上杉成司)
 町長。
町長(遠藤日出夫)
 お答えします。
 役場は住民の皆さんへのサービス提供機関であり、常に公正かつ的確なサービスの提供が求められております。
 したがいまして、今までにも住民の側に立った住民サービスの提供の理念のもと、組織としての体制強化を図るとともに、職員についても階層別研修時等に接遇研修を受講させ、能力向上を図るとともに、適宜専門講師を招き、実践的な研修を開催するなど、職員全体のレベルアップを進めてまいりました。
 しかし、こうした研修を通じて職員の接遇能力を向上させていても、住民との対応でクレームをいただくこと、また、逆に非常に親切丁寧な対応をしていただいたこととお褒めの言葉をいただくこともあります。訪れる住民の方の評価感等が多様であり、提供するサービス内容も多彩にわたるため、一律な方向によりサービスの向上を図ることについては、役所ならではの難しさもあるのは事実であります。
 したがいまして、まずは組織、職員両面において、より一層住民の皆さんの側に立った適切な対応を図るため、現在第一線で行政サービスの提供事務に当たっている若手職員を中心に、住民満足度の向上を図るために、脱お役所サービスを目指す行動計画を検討する委員会を立ち上げ、住民の皆様の御意見を参考としながら、親しみやすい役場づくりを進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(上杉成司)
 宮口嘉隆議員。
4番(宮口嘉隆)
 ありがとうございました。能力があるのはよくわかります。あとは人間性も重視して、人事をよろしくお願いいたしたいと思います。これで質問を終わります。

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Last Update 2006. 3.28