4番(宮口嘉隆)
 次の質問にまいります。町民の目線に立って、道路環境と交通環境について。
 現在の長泉町は、がんセンターもでき、福祉・教育など、さまざまな住民サービスやボランティア団体の活動など、よく機能していると思っております。しかし、町中の生活道路、特に南部の人口集中地区における地域住民のための生活道路づくりが欠けているように感じているところであります。住民の声の中にも、なぜ北部地区ばかりなんだ。がんセンター周辺が中心なんだ。町中の道づくりはどうなっているんだ。狭くて不便なまま何も変わっていないじゃないか。もっと、住んで生活している我々に目を向けてくれというのが、住民の現実の声であります。
 昔から、狭くて網のような生活道路、時代の流れとともに車の増加、特に通行車両の増加で、高齢者、歩行困難な人、そこに住んでいる人たちにとっては、生活環境に影響が大きく、危険きわまりない状況になっております。私も同じ視点です。もうすぐ高齢化社会が到来します。ここにいる皆様も、10年後を考えてください。みんな仲間ですよ。このままの道路網の状態で過ごすことを考えると、将来が不安になりませんか。したがって、住民にとっての使用道路、楽観視せず、人口集中地区の整備にぜひ目を向けていただきたいと思います。
 また、長泉は、町長もおっしゃっているように、日本でまれな生活、交通、自然環境に恵まれた町であります。今、その魅力に引かれ、若い世代、子育て世代が集まってきていますが、何か1つせっかくの交通環境を生かし切れていないように思われます。それは、町中の交通機関であります。
 先ほども言いましたが、道路整備の見直しがおくれているため、公共交通の利便性の活用にもおくれが生じ、整っていかないのはわかります。道路に目を向けていけば、おのずと公共交通機関も整備されていくと思います。現在、町は、車がなくては日常生活に不便であります。これからの高齢社会に向けて、お年寄りにとって車の運転は安全ではなくなっています。近年高齢者の交通事故もふえてまいりました。道路と並行して、公共交通機関のアクセスにさらに目を向け、長泉独自のアイデアとセンスで交通機関の利便性を活用していけば、観光交流などにも連携でき、長泉の活性化につながると思います。以上のような視点に立って質問させていただきます。
 町長は町民の目線に立って自然体でみんなで協力していく、町民が住みやすいと認識できるまちづくりを広め、町の人口の増加を図り、潤いをもたらしたいと言われたことは、大変心強く感じております。それこそ町民が一番行政に望んでいることなんですから。
 そこで質問いたします。町長は、通算18年町議として務められたわけでありますが、町民の目線でということは、以前から提唱されていたことなんでしょうか。いつからどうしてそう思うようになられたのでしょうか。
 また、今までの行政はそのように動いていないと思われたのでしょうか。
 町民が望んでいる安全性・利便性がある生活道路づくりは、おくれてしまっていると私は感じていますが、町長はどう思っておられるのか、お考えを伺いたい。以上3点お伺いします。
議長(上杉成司)
 町長。
町長(遠藤日出夫)
 お答えします。
 先に行われた町長選挙に当たりましては、私は今までの議員選挙に向けての選挙運動とは違い、首長を志す者としての心構えで活動してまいりました。そして、その上で大変多くの方々と話す機会を設け、町政に対する多くの意見をいただきました。
 そんな中で、もちろん要望や批判も多くありましたが、自分たちもさらに住みよい長泉づくりにいろいろな形で参画したいという考えを多くの方々がお持ちであるということも認識いたしました。
 私も、これからの行政は、今まで以上に住民や企業の方々と協働でまちづくりを進めなければ、いずれ行政は行き詰まっていくという考え方を持っております。
 そこで、お互いに協力し合ってまちづくりを進めるためには、行政自身がもっともっと住民の立場に立って、住民の目線で行政運営をしていくことが、多くの方々に参画していただくことが、また必要だと考えておりますので、そういうことで御理解をお願いしたいと思います。
議長(上杉成司)
 暫時休憩します。

午後 2時10分 休憩
午後 2時12分 再開
議長(上杉成司)
 休憩を解いて会議を再開いたします。
 宮口嘉隆議員。
4番(宮口嘉隆)
 ありがとうございます。町民の目線、住民の目線を声に出してくれる町長を町民は望んでいるんです。その気持ちはあっても、先を見ていかなければならない大きな行政だと思います。町民はわがままです。公用車廃止というようなことには大賛成なんです。一町民として、議員として、町長として、立場が違うと思いますけれども、住民の目線という根本的な意味は同じと受け取らせていただきます。町民と一体化した心を失わないようにかじ取りを期待しております。
 次の質問を伺います。第三次長泉町総合計画をいただいて、立派なビジョン、目標があったことに驚くとともに、行政がそれに向かった努力をされていたのには一応安心しました。
 総合計画の第4章の「快適で機能的なまちづくり」に関しましては、東洋一のがんセンター研究所が完成し、今や長泉のシンボルとして全国に誇れるものができました。しかし、まだまだ人口集中地区の住民のための快適で機能的なまちづくりが欠けているように思われます。これからは人口集中地区に目を向けていっていただきたいと思います。
 そこで、お尋ねいたします。町長はこれからこの第三次総合計画の1章から6章まですべてを目標にされると思いますが、特に力を入れていきたい、優先させたいと思っている章はどこでしょうか。また、その中の、これだけはどうしても実現させていきたいと思われている施策はなんでしょうか、伺います。
 また、道1本完成させるのに10年の月日を必要としてきた今の行政です。すぐに到来する高齢化社会に対応できるよう、早急に人口集中地区の道づくりに取り組んでいただきたいと思うのであります。地区の構造上の問題もあると思います。町長のお考えを具体的にお伺いします。
議長(上杉成司)
 町長。
町長(遠藤日出夫)
 お答えします。
 行政が受け持つべき分野は、教育、福祉のいわゆるソフト面から、道路、河川、下水道等の土木工事などハード事業まで、まさに幅広いとともに、どれをとりましても町民の生活に直結した重要な事項ばかりであると思っております。総合計画は、それらの施策全般についての方向を取りまとめたものでありますので、重要性という意味合いから章別に順位をつける性格のものではないと思っております。
 ただし、長泉町の現状を総合的に判断する中で、教育や福祉施策については他市町に比べ、すぐるとも劣っていないということ、あるいは町のさらなる活性化に向けての波及効果への期待などを考えますと、第4章の都市計画道路の整備と第5章のファルマバレー関連の土地利用による産業の活性化であります。
 町長に就任に当たっての所信表明で述べましたとおり、安全で住みよい生活環境づくりのために、道路網の整備に積極的に取り組んでまいります。これは予算の構成を確認いただければ御理解いただけると思っております。
 ただ、御案内のとおり、限られた財源で取り組んでいるということですので、当面幹線道路を主に整備を進めてまいります。これらが整備されれば利便性も高まり、通過交通が生活道路に入ってくることが減少し、高齢者に対する安全性も高まるものと考えておりますので、御理解していただきたいと思います。

Copyright(C) 1997  長泉町役場 議会事務局 E-mail:gikai@nagaizumi.org
Last Update 2006. 3.28