6番(山田 勝)
 最後になりますけれども、LANの有効活用と行政コストの削減についてということですけれども、長泉町の情報化も、五、六年前に比べると比較にならないほどIT化が進んだと聞いております。その典型的な例が、数年前から活用されているLANによる業務のIT化であると思います。そこで、LANを有効活用し、かつ行政コストの大幅な削減を可能にするIP電話の導入を提案するものであります。
 今までの電話機能は──箱ものですね──PBXと呼ばれる交換機から電話回線でつながれて通話を行っております。PBXは1台数百万円で、高いものは数千万円のものもあります。それに群がる電話機もPBXと同じものを使用し、メンテナンスも同じメーカーの関連業者に任せざるを得ない状況です。また、それら電話機能の定期的な契約更新は、PBXごとに契約時期が複雑に絡み合っております。また、毎年春の人事異動や部署の変更により、部屋割りがえがあるたびに、回線の設置と移設工事がかかります。
 そこで、IP電話を導入すると、すでに張りめぐらされているLANと1台のパソコンにインストールされたSIPというプロトコルを使うことにより、この数百万円のPBXそのものと、定期的に行われるメンテナンス、回線などの契約更新が一切不用となるというもので、大幅な経費削減につながります。
 長泉町の場合、関連部署が約30カ所ほどあるんじゃないかと思いますが、役場と出先機関の回線はほとんど無料となり、その経費削減は年を経るごとに膨大となります。最近、一般家庭におきましても、NTTさんですかね、非常に宣伝されていますけれども、光ファイバーによる光電話とインターネット、光プレミアという通称で言っていますが、同時に体験できる環境が整いつつあります。PRするわけじゃないんですけれども、日本一律3分8.4円、基本料金525円と、電話代が安くなっております。
 実は私も導入しまして、実際に電話代が半分になっております。そういう意味も含めまして、映像のデジタル化及びテレビ電話もいよいよ本当に現実のものとなってきました。IP電話が実現できたのも、光ファイバーに代表される大容量高速回線上のデータのやりとりの方式、プロトコルと言いますけれども、世界標準に統一されつつあるからです。SIPにより、どんなメーカーでもデータの受送信が可能になったためです。数十万円のPCサーバーと、数百万円のソフトウエアの組み合わせによって、総額数千万円はするPBX200台分の仕事を優にやってのける時代に突入しました。IP電話について、ぜひ積極的な検討を進められたいと考えますが、町の御所見を伺いたいと思います。
議長(上杉成司)
 総務部長。
総務部長(山口喜一)
 お答えします。
 国では、今後の行政改革の方針を平成16年12月に閣議決定しておりますが、その中の行政効率化の推進という項目において、「IP電話については、通信費の削減を図るため、すべての府省は費用面・技術面での動向を踏まえつつ、順次導入を図る」と明記しており、民間だけでなく行政におきましても、交換機の更新時期に合わせてのIP化の動きなどを耳にしております。
 このようなことから、当町におきましても、メリットがあるものとして検討に入りたいと考えておりますが、ただし、町内LANとインターネットの接続は、セキュリティーの観点から別途慎重にしたいと考えております。
 また、電話番号が055から050に変わったり、大震災時などの優先的な確保など、幾つかの課題の整理や初期の導入経費の問題もありますので、今導入の時期は申し上げられませんが、検討に入らさせていただきたいと思います。
議長(上杉成司)
 山田 勝議員。
6番(山田 勝)
 これはほかの市ですけれども、千葉県の我孫子市とか、東京都板橋区というふうに、東京方面ではやはり情報が必要だということで導入しているところもありますし、検討されているところもあります。そういう意味では、緊急対応、119番でしたかね、そういう番号が使えないというデメリットもありますけれども、私、以前会社にいまして、本社と営業所を結ぶのに内部連絡が非常に多くありまして、それをIP化することによって、すごく電話代が浮いたという例が自分自身で感じております。
 そういう意味で、優先化しないとなかなかできないものだと感じておりますけれども、ぜひこれからもIPは不可欠でありますし、5年後、10年後を見据えた考え方で、ぜひ進めていっていただきたいなという思いで、私の質問を終わらせていただきます。以上です。

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Last Update 2006. 3.28