議長(上杉成司)
日程第1.諸般の報告をいたします。町長から向こう4年間の施政方針及び閉会中の行政報告の申し出がありましたので、これを聞くことといたします。町長。
町長(遠藤日出夫)
皆さん、おはようございます。ただいま議長から御紹介をいただきました遠藤日出夫でございます。議長のお許しをいただきましたので、平成17年第3回長泉町議会定例会に提出いたしました補正予算案、その他諸議案の説明に先立ち、私のこれからの町政に対する所信の一端と議会閉会中の諸般の状況報告を申し述べさせていただきます。
まず、議員の皆様におかれましては、去る9月11日に行われました町議会議員選挙におきまして、めでたく御当選されましたことに対し、改めて心からお祝いを申し上げますとともに、今後4年間本町発展のために、大いに御活躍されますことを心よりお祈り申し上げます。私もまた同時に行われました町長選挙において、町民の目線に立った行政の推進を基本理念に掲げ、不退転の決意と各種施策を町民の皆様に力を込めて訴えてまいりましたところ、幸いにいたしまして、町民の皆様から温情あふれる御指示を賜り、初当選の栄に浴させていただきました。改めまして、深く感謝を申し上げますとともに、責任の重大さを痛感しているところであります。持てる力のすべてを傾注し、誠心誠意町政運営に取り組んでまいる所存でございますので、どうか町民の皆様を初め、議員各位の温かい御指導、御支援、そして御協力を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
そして、申し上げるまでもなく、本町は、先に退陣されました柏木前町長を初め、歴代の町長の卓越した識見と行政手腕によって着実な発展を遂げ、現在に至っております。今、改めまして、歴代の町長の長年にわたる御努力と御苦労に対して、深甚なる敬意と謝意を表すものであります。
さて、私は、昭和56年に町議に初当選して以来、一貫して愛する郷土、長泉町の発展と魅力あふれるふるさとづくりに全力を尽くしてまいりました。そして、これからも、我が郷土長泉町に生まれ育った方々にとっては元気な住みよい町を、また、外から見て住んでみたい町、帰ってきたくなるような町を目指して、町民の皆さんと常に対話し、連携しながら住民主体の町政運営に全力を傾注してまいりますので、御理解と御協力を重ねてお願い申し上げます。
現在、地方自治体を取り巻く情勢は、地方分権と行財政改革の推進、少子・高齢化や高度情報化の進展など、大きな転換期の中にあります。こうした中、私は、今回の立候補に際しまして、3つの公約を皆様にしてまいりました。
まず1つ目は、町長専用車を廃止するということであります。これは、いわゆる黒塗りの高級車を廃止するというものでありますが、単に公用車にかかる経費を節約するというわけではなく、今後行財政のむだを省く政策を実行していくための第一歩としたいと考えたからであります。
また、先ほど申し上げましたが、今回の選挙で私が最も強く訴えてまいりました「住民の目線に立った行政運営」を進めていくためにも、黒塗りの高級車は必要ないと考えたわけであります。
続いて、2つ目ですが、「元気な長泉をつくりたい」ということであります。諸先輩各位が築いてこられたこのすばらしい町を発展させるため、従前から進めております連携、協働の精神を継承しながら、「連帯感と活力あふれるいきいき生活タウン」の実現に全力で取り組んでまいります。
これに向けて、まず、住みよい生活環境の整備、安全で快適な環境づくりとして、道路網の整備促進に努めてまいります。
特に、都市計画道路は防火帯としての機能や、災害時の広域からの救援隊や物資の輸送路としての機能も期待できることから、町の東西軸を担う池田柊線と南北軸を担う高田上土狩線の整備を重点的に進めてまいります。
また、大規模大地震などの災害に対しましては、土砂災害対策や橋梁の耐震化等を進める一方で、各家庭における防災意識の高揚に努め、家具の固定や水、食糧の備蓄など、基本的な対策の実行を促進させてまいります。
次に、長泉町がいきいきと暮らすことができる環境づくりとして、福祉にあっては地域に出向いての高齢者の健康講座や介護サービスの相談事業、子育て支援施策としては幼稚園の預かり保育や保育園の延長保育、あるいは素足で遊べる公園の整備などを展開するとともに、NPO法人などによる子育て支援機関の開設などを期待するものであります。
そして、放課後児童会については、本年11月より30分の時間延長を実施してまいります。
次に、産業振興施策であります。
まず、静岡がんセンター周辺地域につきましては、ファルマバレー構想の中核施設の立地する地域にふさわしい関連産業の集積に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
また、地域住民の食の安全を守る意味からも、地元の農業の振興に努め、あわせて地産地消を促進させてまいります。
商店街の活性化につきましては、何といっても今日の消費者志向をつかんでの個々の商店の創意工夫が必要不可欠であります。これらに期待しつつ、「あそこで買い物をしよう」、そんな雰囲気を醸し出すまちづくりや、必要なインフラの整備のあり方について、皆様とともに考えてまいります。
さらに、民間の方々との協働により、まさに動き出そうとしている観光交流協会(仮称)の活動を促進させる観点からも、特産品や観光資源の開発、普及としても、地元産業の活性化が必要不可欠と考えております。
次に、こころ豊かな人づくりとして、教育関係では、次代を担う子供たちが豊かな個性と創造性に富み、たくましく成長するために、地域と連携した健全育成施策の展開はもとより、教育環境の整備や耐震補強工事等計画的に進めてまいります。
生涯学習活動では、子供、女性、高齢者など、各界各層の方々が生きがいを実感できるよう、各種活動を積極的に奨励してまいります。
続いて、3つ目の公約は、合併問題であります。私は、1期目は合併しないということを選挙戦の際に強く訴えてまいりました。それは、町民の大半の方が、「合併は必要なし」という意見であり、きめ細やかなサービスが低下してしまうという声が大きいからであります。行政は最大のサービス産業です。その本来の目的であるサービスが低下するものであるならば、それは回避しなければなりません。
ただし、合併が目指すものの中には、住民の生活圏を同じくするような広域的なエリアにおいて、単独市町だけでは描けないような大きなまちづくりが実現できるという考え方もございますので、今後町民の皆様の御意見をよく伺いながら、十分な議論を尽くしていくべきであると認識しております。
また、今後、さらに地方分権が進み、住民サービスの低下が回避できないと予測された場合などには、町民の皆様の意識の変化をとらえながら判断してまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、今、長泉町は財政的にも逼迫した状況にはありませんので、平成の大合併という波があるからというだけで、それに乗る必要はないと考えます。
また、県知事が提唱されている県と市町が連携した広域連合という形での連携も視野に入れ、周辺市町とはともに成長をしていく関係でありたいと考えております。
国を挙げての待ったなしの行財政改革が進む中、少子・高齢化、住民ニーズの多様化、高度化、個別化という自治体にとって大きな課題もますます膨らんでおります。地域主権の時代であると同時に、それぞれ自治体には自らの道は自らで切り開くという新たな取り組みが求められる時代であります。
私は、長泉町の持つポテンシャルを十分に生かしながら、より一層の行財政力の強化を図り、町の礎をさらに磐石なものとすべく努力をしていくとともに、長泉町らしさ、個性あるまちづくりに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。このようなまちづくりを進める上では、住民との協働なくしてはあり得ません。
町民の皆様が行政をより身近に感じていただけるような仕組みを早急に構築するために、その第一歩として、各種委員会の3分の1は公募による委員を選出したいと考えております。町民の皆様にとって親しみやすく、信頼できる役場の実現に向けて最大限の努力をしてまいります。
また、そのためには、より多くの町民の皆様に御意見を伺うこと、常に公平・公正の行政を進めることを肝に銘じて町政運営に努めてまいります。
これからの4年間、私自身持てる力のすべてを振り絞り、こよなく愛する長泉町の発展のために努力してまいる覚悟でありますが、町政は、私1人では運営できるものではありません。どうか、私の決意と気持ちをお酌み取りいただき、今後の町政運営に対しまして、議員各位、並びに町民の皆様の御理解と御協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、私の所信表明といたします。よろしくお願い申し上げます。
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Last Update 2006. 3.20