15番(二村 守)
次の質問に行きます。学校教育関係につきましては、教育長が専門家でありますので、内容についてわざわざ数字を入れてありますが、必要ないかとは思いましたが、一般の方が非常に言葉の上でわかりにくいものがありますので、あえて数字を入れておきました。私も現職として39年何カ月という年数をおりましたので、専門用語の方については別に困りませんが、退職して既に20年たっておりますので、現状はややわかりにくい面もあります。それで、ここで教育の関係の1つの私の締めくくりというふうに考えてお伺いするわけであります。
まず一番初めに、教員の資質の向上ということですが、現在、教育基本法が変わってきております。内容が変わってきます。そうしますと、どうしても新しいものをやるためには、それなりの学習をしないとできないわけで、最近の新聞で見ますと、教育には普通の大学では間に合わないというようなことが盛んに書かれております。私たちのころでは、要するに師範学校ですから、現在で言えば短大に相当します。これで間に合っておったようでございます。なお、当時の方では、大体、人の授業や人のやり方、指導を盗むということを盛んにやったようであります。ですから、現在の人たちとは大分違っていたようでございます。
資質の向上ということでは、大変必要なことではあります。ですが、その計画の仕方によっては、現職の職員が、子供たち、児童・生徒ですが、その人たちの実際の指導に時間が足りなくなりはしないかというようなおそれもあります。というのは、現在はパソコン、ワープロ、こういうようなものを使って打たないとだめだよということが言われています。ところが、40歳、50歳になってから始めたワープロやパソコンは、全然のろまくさくてどうにもならない、そういうことで、しかも学校には数がそうたくさんありません。特に今は個人情報を云々する時代になりましたので、大変難しいということで、ますます時間が多く必要となっております。
大体忙しい状況でいる学年主任あたりは、学校を出るのが6時、7時というのが当たり前のようになっております。学校では超勤はありませんので、何時間過ぎても仕方がない、そういうことのようです。超勤は全然つきません。そのかわり、数パーセントだけ余計になっております。これは経済的な問題でございますが、それと、今は土日が休みになっているけれど、その土日にやらなければ間に合わないという、能力が低いからだと言われればそれで終わりでございますが、一生懸命にやればやるほど時間が足りなくなる、こういうことのようでございます。土曜日も出勤、出勤とは言わないと思いますが、出ている人もあるようでございます。その辺の問題も考えて、ぜひ資質向上のためにはどんなふうにやったらいいか、できるだけ効率的に、しかも向上するような工夫をしていただきたいというふうに思っております。それでないと、生徒・児童に対して余裕を持った接し方ができないということになって、十分な指導が足りなくなってくるのではないかなとも思われます。それで、十分そのことも考慮されているとは思いますが、現状についてぜひお願いします。
副議長(土屋 誠)
教育長。
教育長(土屋郁夫)
お答えいたします。
教育100年の計という中で、戦後教育50年の半世紀が過ぎました。そして、後半50年に今入っております。ここで大きく変わったという点は御承知だと思いますけれども、その最たるものは、学校が5日になりました。これは、明治この方続いてきた大きな変化でございます。そして、今、教育改革、教育改革とそれが進行する中で、社会の状況はこれまた激変でございます。そういう中にありますので、教育のあり方も、今、大きく揺れ動いております。わずか半年前と今とはまた違うというように、こういう動きがございます。したがって、日々直接指導に当たる教職員は、特に近年、心身ともにゆとりのないというのが実情で、議員おっしゃるとおりでございます。
しかし、今、ちょうどスタートしてまだまだ10年行きませんので、変革期でございますので、特にその感を強く受ける、このような中で、教育は人なり、教師が変われば子供が変わる、こんなことも言われます。まさにそのとおりでございますが、教師の姿勢、指導力が問われることは申すまでもないわけでございます。したがって、教育公務員も含めて公務員は、職責を遂行するために絶えず研修と修養に努めなければならない、こういうように押さえられておりますし、また同時に、逆に研修の場を与えなければならない、こういうようになります。したがって、いろいろ場を与えるということでございますから、県で企画した研修会とか、あるいは町で企画した研修会、いろいろたくさんあるわけでございます。この回数も、やはりやればいいというものではございません。そこで、精選を図って、こくのある研修を計画していこうという基本線では進んでおります。
そういう中で、今度は地方公務員と教育公務員の違いは、常に研修に努めなければならない、研修の場を与えなければならない、それに加えて、教職員の場合には教特法という法律がございまして、学校の中には事務員などがおりますが、これを合わせて教職員といいますが、その事務員は抜いて、教員には、授業に支障のないときには勤務場所を離れて研修ができる、こういう法的な押さえがあるわけでございます。したがって私は、町内の5校の校長に、教員の服務監督権というものはお願いしてございますので、その指導のもとに勤務体制がとられ、そして研修が含まれておる、このようにまず押さえをしておきたいと思います。
しかし、なかなか法どおりにいくものではございません。これが現実でございます。そこで、教育委員会として私が年度当初にお願いしておることは、休業に入る前、あるいは1年間の教育課程を編成する際に、どうかひとつ、ゆとりのある教育課程の編成をお願いします。そういう面で、学校5日制というようなものが、そういうものの一環になればという希望も持っておるわけでございます。そして、教職員の勤務・服務ということにつきまして私がお願いしておることは、平凡な言葉でございますけれども、休むときはゆっくり休む、休ませてほしい、働くときは全力で働いてほしい、指導に当たってほしい、いわゆるめり張りのある勤務体制を確立してくださいということは、年度当初、指示をいたしました。
特に、子供の長期休業中の教職員の勤務・服務の動静につきましては、全員、教育委員会に出していただきます。したがって、全部の先生方の休業中の動静については一目でわかるように、私の方では資料として提出を願っております。そういう中で、少しでも学校と教育委員会が一緒になって、教職員がゆとりの持てる環境にしていきたい、こういうように考えております。その提出してもらった16年度あたりのものを見ますと、学校差、中学校と小学校、そして教職員一人一人の校内の分掌、このようなものの中で個人差があるものの、子供の休業中においては何とか休めるという、順調に進んでおるというような点もうかがえる面がございます。平時においても、同様な傾向に持っていきたいものだというように考えております。具体的な答弁ではございませんが、基本的なものとして、教職員の資質向上というものは教育委員会の永遠の課題である、このようにとらえて、少しでもゆとりを持って指導に当たる、精神的ゆとり、時間的ゆとり、空間的ゆとりを持って当たれるように考えていきたいと思います。御理解をいただきたいと思います。
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Last Update 2005. 9.26