副議長(土屋 誠)
質問順位2番。
質問内容1.文化財展示館の運営に関して
2.学校教育について
3. 耐震診断及び工事について
質問者、二村 守議員。二村 守議員。
15番(二村 守)
それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。
まず、私が、今期はちょうど最後の議会になるわけですが、今期のでございます、これは、丁寧に言っておかないと、また後でおかしいよという話になるといけませんので念を押しておきます。去る5月28日に、文化財展示館の開館が行われました。開館できたということは、私にとっては大変喜ばしい、ありがたいことであります。というのは、私が一番最初に一般質問したのは何かというと、展示館あるいは博物館、こういうものをぜひひとつ長泉町で考えてほしいですよということで現町長に質問いたしましたところ、私も考えています、近い将来、必ず何とかしようと思っておりますということでございました。そのときの教育長に、後で「おい、近い将来ではだめだよ。なぜ、何年という年数まで追求しなかったのか」と言われまして、なるほど、新米はだめなものだなと、そのときにわかりました。
今、ちょうど10年たちました。あそこに、余り大きいものではありませんが、長泉町に合った程度の大きさで、立派な展示館ができたと私は思っております。ただ、これから後は、それをいかに運営していくかの問題だと思います。しっかり、皆さんが見て、なるほどよくやっていると言われるような運営ができれば最高だというふうに考えております。
文化財を集めるというようなことでやり始めたのが昭和40年ごろでございます。それから既に40年たちます。ですから、今、北中のところにプレハブでいろいろなものを収蔵してありますが、随分たくさんあります。私も発掘のお手伝いもやらせていただきました。ですから、そういうものには非常に興味が深いわけであります。
さて、せっかくできた展示館でありますが、展示館というのはどこでも、特別展示とそれから一般展示というふうに分かれてやっております。これは、どこでも同じようにしておるようです。ただ、どこでもやっているやり方と同じであっていいかどうかということになると、ちょっと問題になると思います。やはり、長泉らしい、そういう展示ができなければならないと思います。発掘されたりしたものは、その発掘をするときにお金を出したところへ収蔵されてしまうというのが、今まで一般的にやられていることでございます。県の方でやった場合には、大体、県の方へ収蔵されてしまいます。ですから、原分古墳で発掘された蔵とかそういうようなものについては、県の方へ収蔵されて、長泉にはありません。これはなくなります。今の長泉中学校の南側で発掘された剣ですが、これもその当時は、普通の刀でいうと柄頭になりますが、あれが金メッキで非常に数が少なかったということで国の方へ収蔵されました。奈良の国立博物館にあります。これは、貸し出しなどはほとんどできませんので、特別な展示のときに行って見る、あるいは特別にお願いして見させてもらうということで、ほとんど私たちの目に触れることはできません。これを見ることができるのは、写真もしくは模造品、レプリカですね、これをつくってもらって見ることしかできません。それで、そういうような非常に貴重なもの、その当時は数が少なかったので貴重で、全部おさめられてしまいました。その経過についてはいろいろ調べてみたんですが、どういうふうにしておさめられたかわかりません。ただ、発掘した方はもう亡くなりましたが、現在の三島南高校の長田実先生が発掘したということははっきりわかっております。
そういうようなものが長泉からたくさん出ております。こういうものを集めて展示するのが、一般に特別展と言われております。長泉町でも、基本的には普通、日常の展示と、そういう特別なものを集めた展示ということが行われると思います。それで、そういうようなところから出土したもので、県のもの、あるいは国のもの、こういうもので貸し出しを受けることができるかどうか、これは大変難しいことだと思いますが、こういうものの貸し出しを受けられれば、町民に見ていただける。もし、どうしてもだめなら、レプリカのようなものをつくってもらうということになりますが、これはお金が大変かかりますので難しいということで、写真でそれをあらわすというような方法になるのではないかと思いますが、今言いました普通展と特別展のこれからの企画運営、それから、そういうような特別展のときに、県とか国とかそういうところから借り出すことができるかどうか、このことについてお伺いします。
副議長(土屋 誠)
教育部長。
教育部長(山口喜一)
お答えいたします。
御質問は2つあったかと思いますが、最初の展示は普通の展示と特別な展示があると思うが、基本的にはどのように考えているかという御質問でございますが、普通の展示と申しますと、常設の展示のことを指しますが、こちらは、町の歴史が見学者の皆様に理解しやすいように、時代を追って、全般の展示を行っていくものと考えております。
特別な展示、いわゆる企画展のことですが、特別な物事など、歴史全般ではなく一部を集中的に取り上げて展示を行うものと考えております。常設展示は通年行いますが、企画展示は、展示のための調査、準備期間も必要で、年2回、春・秋の開催を予定しております。
企画展示の内容につきましては、文化財保護審議会、町民の皆様のアンケート等の御意見を伺いながら決めてまいりたいと考えております。
2番目の質問でございますが、国、県の収蔵品の借り入れ、あるいは模造品の入手による特別展などできないか、また、借り入れして特別展を充実できないかという御質問でございますが、現在、長泉町から出土した遺物で、国や県、その他の機関が所有、保管しているものといいますと、下土狩長塚古墳から出土した太刀の柄頭、原分古墳出土品、第二東名自動車道路建設関係の諸遺跡の文化財、古文書では高田家文書等があります。
文化財展示館の第1回企画展の「あけぼの展」におきましては、財団法人静岡県埋蔵文化財調査研究所の保管する大変貴重な旧石器時代のペンダント等を借用して展示を行っており、国・県の所有物についても、本物、模造品の別なく、所有者の許可が得られれば借用して、企画展等で展示を行ってまいりたいと考えております。
また、町が所有しない資料で常設展示が望ましいものについては、町による模造品の作成等も検討していきたいと考えておりますが、その場合でも、所有者や保管者の許可が必要になります。
企画展や常設展の展示につきましては、文化財保護審議会に諮りながら選定を進めておりますが、長泉町の歴史を理解する上で不足する資料等につきましては、借用等により補い、充実した展示を目指していきたいというふうに考えております。
副議長(土屋 誠)
二村 守議員。
15番(二村 守)
ありがとうございます。
せっかく展示をやるのに、時代に抜けているところがあったり、皆さんが見たいというようなものが欠けていては台なしだというふうに思います。
次に、長泉町では、既に町史がつくられておりますが、町史は随分お金がかかっているんですが、実際に販売されている価格は非常に安いものです。昭和40年につくられた郷土史、これも町史に非常に近いような形でつくられたものでございますが、現在、復刻版が7,000円でございます。長泉の町史、2冊でありますが3,500円になっております。そういうような本が、まだほかに資料を集めた本などがたくさんあるはずです。これらもぜひ販売して、長泉町の財政に戻されるようにぜひしていただきたい、こういうふうに思います。これは、展示館ができたことによって、できるだろうと思います。
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Last Update 2005. 9.26