18番(古谷健次)
 次に、移らせていただきます。第三次総合計画に、「さわやかで安全・安心なまちづくり」があります。安全な生活環境をつくるというものでありますが、健康を支える救急医療の充実ということから、救急体制の充実対応についてをお伺いをいたします。
 9月9日は救急の日であります。1992年4月にこの救急の日が誕生しました。そして、救急救命士が現在全国では有資格者が1万6,000人おいでになると聞いております。日々活動に尊い汗を流しているところでもありましょう。心から御苦労さまと感謝を申し上げるところであります。
 本年7月から気管内挿管の処置も認められたことにより、呼吸のとまった人に口から気管にチューブを入れ、肺に空気を送る方法であり、これで点滴、徐細動、気管内挿管の救命3点が可能となったということでございます。そして、救急救命に一段と期待が持たれるということであります。
 これまでの経過については、1991年の平成3年ですけれども、4月23日に医師以外でも救命措置を行える救命救急士法がわずか1年5カ月余りで法制化したものであります。これには、救えるはずの命が目の前で消えていく救急現場の苦労を解決しようと挑戦ののろしを上げた関係者の尽力があったということでございます。これは井田三郎さんという人が『救急救命士への長い道』という本の中でおっしゃっていらっしゃいます。
 医療従事者しか使用できなかった自動体外式徐細動器、AEDといいますが、一般の人でも一定の条件のもとで使用できるようになったということでございます。厚生労働省の報告書がことしの7月1日に全国に通知され、事実上解禁となったことは皆さんもテレビ等報道等で周知のとおりであると思います。今後は医療に従事しない一般の人が自動体外式徐細動器、AEDを使用して、医師法に違反せず、刑事、倫理上の責任を問われないということでもあります。それによって、突然心臓が停止した人に対して、心臓の心拍を正常に戻す電気ショックを与える自動体外式徐細動器を一般の人も使用できるというものであります。
 当町においても地域医療、救急医療体制の充実の観点から、公共また民間を問わず不特定多数の人が利用する施設へ配備を速やかに進めていくべきであると考えるが、当局はどのようにお考えでしょうか。当然ながら国や県、各自治体が積極的な取り組みが不可欠であると思うのでございます。突然に心臓がとまり、倒れる人は、全国で年間で約4万人近くいるということであります。症状が発生してから1分後になると10%ずつ救命率が下がり、5分後には約半分が、10分後にはほとんどが助からないと言われているところでもあります。
 それで、お伺いをしたいわけでございますが、当町での発生している現在の救急業務の出動状況と徐細動器利用の状況、結果をお伺いをいたします。平成15年度版の消防年報には、概況の中で年度中、救急出動件数1,048件で、そのうち急病が560件、そのうちでも心肺停止傷病者が40人、そしてその中で心肺蘇生を行ったのが25人、そのうちでも社会復帰が1名となっておる現状を見ますと、いたたまれない思いが伝わってくるわけでございます。状況及び結果把握はいかがなものかをお伺いをいたします。
 また、それにもう一つ重ねてですけれども、当町の救急救命士の資格取得者は6名と承知をしているわけでございますが、現状はいかがなのか、今後資格者取得の増員計画はあるのかどうなのか、それについてもお伺いをいたします。
議長(八木秀英)
 消防長。
消防長(杉山夏男)
 お答えをいたします。
 現在、救急隊が使用しております徐細動器、AEDという機械ですけれども、今お話のありましたように、ことしの7月1日から厚生労働省の方から答申が出された機種とは全く同一ではありませんけれども、当消防署では2台の救急車に装備してございます。
 その活用状況ですけれども、ただいま15年度の状況が質問者からありましたので、昨年1月から先月、ことしの8月の末までの状況を御説明いたします。搬送した救急活動の件数は1,709件、その中で心肺、心臓と肺ですけれども、停止傷病者63名、そのうちの39名が蘇生法を行っております。徐細動を実施したのは9例でございます。
 それから、毎年救急活動の件数の55%がこの救急活動の件数の種目別で内訳をやっているわけですが、先ほども話がありましたけれども、年間の件数のうちの50%以上が急病でございます。そのまた急病の中で循環系、いわゆる心臓等に支障を来する関係でございますけれども、その50%以上の急病の中の約30%が循環器系の何らかの問題を起こしているというような状況です。先ほど事故種別、急病が55%ということで、当町で一番多い種目内容ですけれども、2番目は交通事故で約20%程度の件数になっております。
 また、この救急活動の件数もここ年々増加しておりまして、多少年度によって違いますけれども、5%から8%、昨年は1,000件を超えた状況になってきております。そういう中で、事故種別の急病の伸び率の方は、それを上回る10%以上の循環器系の急病者の伸び率になっております。また、これからも増加の方向に行くのかなということで懸念をしているところでございます。
 それから、もう一点の御質問の救命士でございますけれども、現在7名が資格取得をしております。その中でいろいろな職務の関係で実質救急車で事故等に対応している救命士、実数は5名でございまして、消防としましては、あと3名ぐらいの増員を目途に、最終的には10名という形の人数を確保したいというふうに考えているところでございます。以上です。
議長(八木秀英)
 古谷健次議員。
18番(古谷健次)
 今、現状の報告をしていただきました。非常に人命尊重という立場から重要なお仕事でございますし、重要な立場でもあります。そんな中で一生懸命頑張っていらっしゃるということで、数値を見てびっくりしながらも、その労を感謝をするところでございます。ぜひ今消防長がおっしゃいましたように、私も先ほど6名ということで、今の年報の中で確認したわけですが、7名、しかし現場でお仕事をされる方は5名ということで、またびっくりして、5名の方々が救急救命士としての資格の取得者でございますので、ほかの人たちと一緒に出動されると思いますが、こんな中で大事な任務を遂行していらっしゃると、そういうことでお伺いをしながら、これはただごとではないなという思いをしながら、あとプラス3という数字も初めて聞かせていただきましたが、町の取り組みとしては、ぜひ消防長の申しております期待に添えるように、町の方でも配慮を願いながら住民サービスへの取り組みをお願いしたいと、そのように今思っているところでございます。そのことについては町長の方から何か所見がございましたら、一言お願いします。

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Last Update 2005. 3.25