4番(小椋紀勝)
 2つ目の質問でございますが、障がい児の幼児教育推進をということでお伺いします。障がいを有する子供の幼稚園、保育園における教育機会の拡大をという私の質問でありますけれども、昨日、大川議員から、障がいのある方の一生の幼児期、それから学齢期、そして社会に出られた後のそれぞれの段階を踏まえました適正な教育支援、発達支援をという質問及び提言がありました。広範囲にわたって重要な点を確認していただきましたので、その中にちょうど私のテーマである質問も、幼児期の問題ですのでありましたが、その幼児期のところにも質問で言及されて、当局から前向きな答えもありました。重ならないように要点をお伺いしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 障がいを持つ子供さんたちには、社会へ積極的に参加できるような援助を公共で行うと、国際連合での子供の権利として言われていることは承知をしていることだと思います。昨日の話の中でも、いずみさわやかプランのアンケート調査で、集団生活が可能な程度ならば、障がいのない乳幼児と一緒に生活を進め、教育を受けさせてもらうということを望んでいるというアンケートがあったと言われました。普通の社会生活を通してこそ正しい発達が実現できるんだということを、保護者の方は希望しておることでございます。
 我々の経験からしても、幼稚園や保育園の時期というのは、社会生活を身につける最初の場であり、障がいを持つ子供さんたちにとっても、社会性を学ぶ最初の大切な機会だということは、昨日来、皆さん御承知のことであると思います。もちろん、障がいといっても個々に異なっておりますので、一人一人の障がいを理解して、集団生活が可能ならば、伸び伸びと教育を受けられるという環境を準備してやってほしいというふうに思います。
 既に昨日も話題になっておりますが、一流全国紙の日本経済新聞の社説に載った、長泉町の子育て支援施策がすばらしいという記事、これをフォローの風として、障がいを持つ子供の教育環境もさらに改善してほしいというふうに思います。
 保護者が将来を考えながら悩んでいるという中から、2点だけお伺いしたいと思います。まずその1つは、幼稚園、保育園に療育の専門知識を持った専門職員の配置をして、教育機会の拡大が欲しいという要望がいろいろあるわけです。このことについてお伺いしたいと思います。
 具体的には、町内5カ園に配置をしてもらえないかということになるわけですけれども、この背景は、子供さんたちを住んでいる地域で育てたいという保護者の願いでありまして、できるだけ家に近い園に入って、できるだけ近所の子供と過ごさせたいという願いでしょう。それで、昨日も関連で確認できているんですけど、現在は長泉幼稚園、それから東幼稚園で、その配置、あるいは受入がなされているということですけれども、もっとたくさんのところで受け入れられるような配置ができないかということとが1つです。人員の問題もありますし、難しいこととは思います。したがって、常勤でなくても対応してやっていただけないかということでございます。それにまた、今まで長泉町ではなかった3歳児の受け入れも実現してほしいということも検討してもらいたい。
 それから、近隣の自治体と比べると、長泉町の通園可能な審査基準といいますか、厳しいんじゃないかという声も若干ありますけれども、そんな点をどういうふうに認識していて、どういうふうにしていこうかと思っておられるか、そこをまとめてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
議長(八木秀英)
 教育部長。
教育部長(山口喜一)
 お答えいたします。
 幼稚園や保育園は、園内において集団生活を経験することにより、幼児の自主・自立の精神の芽生えを養うことを目的としております。その中で、集団生活が可能な程度の障害のある子供につきましては、入園に当たり、その障害の状態、発達状況に応じた適正な教育が必要となりますので、これまでも受け入れに際し、職員は県等で開催されている専門研修の機会に積極的に参加をし、多様な障害のある子供への適切な教育・保育ができるように努めております。
 しかし、幼稚園の現状では、3歳児で障害のある子供の受入をしておりません。障害のある子供の発達状況などから、園での集団生活を考えますと、子供自身の安全性などの面から、4歳児からの入園を優先して進めてまいりました。
 周辺市町村の実態についてのお話もありましたが、三島市の場合は、すべての園で受け入れをしているのではありません。公立14園のうち、3歳児保育を実施しているのは6園と伺っております。それも、定員オーバーの場合は、抽選による入園になると伺っております。このように、決して住まいの近くでの入園とは必ずしもなっていないようでございます。実際に受け入れについて、各市町の取り組みと比べますと、必ずしも町の3歳児入園を除きますと、他市町との差があるとは言えないではないかというふうに思っております。
 しかし、町の現状は決して十分とは思っておりません。御質問にありましたように、障害のある、なしにかかわらず、地域の中で育てたいという気持ちは十分理解しているところでございます。このことから、昨日、大川議員の御質問で答弁させていただきましたが、今まで以上に、入園の機会拡大を図るということで、来年度から3歳児の受け入れを進めていきたいというふうに考えております。
 また、受け入れが町内の全園で対応できないかということでございますが、施設的なこととか職員などの面から、現状では考えておりません。今まで受け入れた経験などから、1人より2人、複数でいることの方が、ほかの園児に与える影響はよかったり、さらに保護者も安心できたり、期待を持ったりと、話し合える場ができるなど、大事なことだと思います。さらに職員も、1人より複数の職員がかかわり合って保育できることが可能であると思います。基本的に小学校区単位に1園、障害のある子供の保育実施園として考えていきたいというふうに考えております。また、今後もさらに充実することに対しましては、教育委員会の課題として考えていきたいと思います。
 次に、専門職員の配置についてでございますが、本年度も竹原保育園に看護師を配置して、病後児保育に取り組んでおりますが、障害のある子供を担当する専門家については、なかなか資格を持った人材は少なく、現状の中では経験豊富な保育士の中でも、障害保育の経験のある教諭を配置していきたいというふうに考えております。以上です。

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Last Update 2005. 3.25