2番(堀内 浩)
 では、続きまして、次の質問に移らさせていただきます。いつでも、だれもが楽しめるスポーツクラブをということでございます。だれもが手軽にスポーツに親しめるため、国は2004年度から全国規模で総合型地域スポーツクラブの育成推進事業に本格的に取り組み、従来のスポーツクラブやスポーツ団体と異なり、だれでもどこでも好きなスポーツに親しめるだけでなく、地域住民のコミュニティづくりにもつなげようとしています。
 国は2003年度までの9年間に同クラブの創設に向けモデル事業を展開し、現在までに全国426の市区町村に540以上のクラブが設置されています。2004年度からの計画では、7年計画で毎年200の市区町村に最低1カ所設置し、1,400市区町村に整備する予定です。
 このような動きは、私たちを取り巻く社会・生活環境に変化が起こり、健康やスポーツ活動にも大きな転換期を向かえているからではないでしょうか。少子高齢化社会の到来、慢性的な運動不足による健康被害の拡大、子供たちの体力低下傾向、学校5日制、週休2日制の普及、医療費の増大、地域教育力・活力の停滞など、私たちを取り巻く現状を考えてみると、スポーツの必要性は言うまでもなく実感できるのではないでしょうか。
 総合型地域スポーツクラブは、従来の学校や企業を中心としたスポーツのあり方を大きく変え、だれでもいつでも年齢に関係なくあらゆるスポーツを自由に楽しめる環境を提供し、スポーツ人口の増加、高齢者や子供たちの体力向上を図ることを目的としています。また、同クラブは、運営の主体を地域住民が行うことによって、スポーツを楽しむことのみに力点を置かず、近年、希薄化が指摘されている地域住民のコミュニケーションを深める場所としても期待されています。
 これまでにも、モデル事業ではさまざまな形態の総合型地域スポーツクラブが設置されています。例を出しますと、福島県の双葉町、ここは7つのスポーツ少年団がありますが、そこが中心となって創設をしているようです。また、富山県の福野町も幾つかのスポーツクラブが連合化し、これを推進母体として町のクラブが形成されています。当町においてもスポーツクラブ、団体によって活動は盛んに行われております。スポーツの町ながいずみと称されるほどです。この貴重なクラブ、団体が互いに連携をとり、協力をしていただき、長泉町のスポーツ振興に弾みをつけ、そして今回の体育協会のNPO法人化という時期を好機ととらえ、行政の支援によって総合型地域スポーツクラブ設立に本格的に取り組んでみてはどうか。今後予定されている健康づくり拠点施設が住民に有効に活用できるためにも、今からソフト面をしっかりと準備し、充実させていくべきだと思いますが、その点についてお伺いをいたします。
議長(八木秀英)
 教育部長。
教育部長(山口喜一)
 お答えいたします。
 学校週5日制における子供たち、地域住民の皆様方の活動の場、健康増進の場として、町では平成13年度に作成された長泉町スポーツ振興基本計画の中に総合型地域スポーツクラブの設立に向けての検討が位置づけられております。
 また、先ほど県教育委員会からは、地域の実情にあった形のクラブを考えていただきたいということでクラブのひな形も4つほど示されております。1つ目は単一種目のスポーツ少年団の参加者の枠を広げる異年齢集団型、また単独で活動しているスポーツ少年団が連携して他の種目を体験できる多種目型、将来的には幼児から高齢者まで各自が目的に応じて活動ができるようなクラブづくりをスポーツ少年団を核とする方法。2つ目は、学校部活動をサポートする形から育成する方法で、学校部活動指導者不足の解消を図り、完全学校週5日制における子供たちの活動の場の1つとし、文化的活動を取り入れる方法。3つ目は、市町村で行っているスポーツ教室等の運営方法の見直し、発展させる形で、複数教室の受講を可能にする、年齢層の枠も拡大する方法。4つ目は、体育指導員の行っている地域スポーツ活動を連携させる形では、地域のスポーツ指導者を中心として小中学校の体育館、グラウンド、地域の広場、公民館等で行われているニュースポーツ活動を連携させる方法です。
 このような方法が示されておりますが、これをもとに長泉町の状況を申し上げさせていただきます。長泉JACでは小学生、中学生が合同で練習しております。このクラブは、地域型スポーツクラブの1つとして県教育委員会でも認められております。バレーボール少年団も小学生の部、中学生の部で活動しております。フットサル少年団では、幼稚園、保育園児の部、小学生の部、中学生の部、成人の部をつくり活動をしております。成人の部の競技者が幼稚園、保育園児の部、小学生の部等の指導者になっており、幼児から成人までが同じ種目、同じ会場で楽しんでおります。特に、幼稚園、保育園の部では、両親や祖父母等も練習を見学に来ており、家族団らんの場、親同士のコミュニケーションの場となっております。南小サッカー少年団も小学生の部、保護者の部をつくり活動しております。これらの少年団の活動は、県のひな形のうちのスポーツ少年団を核とした異年齢集団型のスポーツクラブに近いと考えられます。学校部活動をサポートする形では、町では部活動支援事業として、民間指導者を2中学校へ3名ずつ派遣しております。また、町で行っているスポーツ教室の運営方法を見直す形では、町で行っている各種のスポーツ教室の受講者の中には複数の教室を受講している方もおります。体育指導員等が行っている地域スポーツ活動を連携させる形では、町の体育指導員は出前講座と称し、地域に出向いてニュースポーツを含めた競技種目の指導をしております。このように、県教育委員会から示されているクラブ育成、4つの基本となるひな形について町では実施しているところでございます。
 総合型地域スポーツクラブを立ち上げていくには、既存のスポーツ少年団、競技団体等の整合性等、設立していくにはまだまだ多くの問題が考えられます。現在、スポーツ審議会において御審議等いただいておりますが、今後も継続して御審議をいただき、また体育協会等、関係団体等協議をする中で、多くの町民の皆さんの御意見を伺いながら、長泉方式、長泉型と申しますでしょうか、総合型地域スポーツクラブの設立に向けて、今後もさらに検討していきたいというふうに考えております。
議長(八木秀英)
 堀内 浩議員。
2番(堀内 浩)
 今のお話を伺う中でも、長泉町、本当にスポーツに関しては皆さん関心を持たれているかなと思います。まだそれでもほんの一部とは言いませんが、ちょっと数的にはまだ少ないのかな。もっともっとこのスポーツ人口をふやす。それによって健康づくりということにもつながるということで、ぜひともこの長泉型の総合地域スポーツクラブ、これが設立されるためにも当局、そして体協の方も御努力をお願いしたいなと思います。

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Last Update 2004. 7.12