議長(八木秀英)
 室伏進一議員。
5番(室伏進一)
 ありがとうございます。1つでも新しいものが生まれますと、そこからまた次のアイデアが生まれてくるはずなんですね。ぜひそういうものに努力をお願いしたいと思います。
 先ほど申しました特殊フィルムなんですけれども、これはコンクリートの壁、建築物や、むき出しになっている外壁、こういうものに張りつけていただきますと、ヒートアイランド現象も緩和されますし、地球温暖化の防止にも役立てるはずですから、そういう面でも役立てて、河川だけではないですね。そういうところにも考えを広めていってほしいと思います。
 では、次の質問に移っていきたいと思います。2問目ですけれども、ディベートによる学習で危険防止をで、質問をしていきたいと思います。
 9月に黄瀬川鮎壷付近の川で小学生の溺死事故があり、まことに悲しい事故でした。このような溺死事故は、過去何回となく発生しております。このような溺死事故を繰り返すことを防ぐにも、ディベートによる学習で危険防止をしてほしいということで質問変わっていきますけれども、9月による溺死事故、本当に謹んでお悔やみを申し上げて申し上げ切れないほどの悲しさが今でもこみ上げて来ます。私の小学校の5年のときでした。同級生の弟さんがやっぱり溺死で亡くなってしまいました。まさにそのときの状況がよみがえってきました。余計悲しい思いをして、また、この質問をさせていただきます。
 何らかの事故が起きたから対策を考える、応じる、こういうことでは、やっぱり人間としてヒューマンエラーがありますので、なかなか繰り返さないようにするための努力、これを何としてでもやっていかなければいけないと思います。
 学校が長期の休暇になると、必ず夏休み、特に夏休み前などは、水の事故に対して十分な注意や指導が行われていますが、果たしてそれだけで、子供たちが危険に対する理解、認識、そのようなものが本当に身についているかというと、そのようにはなかなか思われないと思います。私たちが子供のときだってそうでした。休みの楽しさやうれしさの方が先になって、注意事項がつい忘れがちになってしまいます。いかがですか。子供のころを思い出して、本当にそういう事故をなくしていくために、安全に努めるためにも、特に夏休みの前などは、きょうの課題ですから、水の事故、危険に対する理解と認識を子供たちに植えつけさせるために、ディベート、この方法を取り入れてほしいと思います。
 ディベートを少し説明いたしますと、ディベートとは仮のテーマ、論壇に対して、肯定側と否定側に分かれて制限時間内で問題の優劣を競うものです。肯定側と否定側は、自分の意思や立場とは無関係に、抽選で決めるのがほとんどです。特徴なんですね。いずれの側に立って質問したいな、討論したいなというふうにはなかなかいきませんで、これルールがございまして、そのどちら側を選べないということは、要するに相手の立場を考えるという上にも重要になってきます。こういう考えからいきますと、物事に対してよく考え、相手の立場に立って考える、そういうことで。子供たちに本当の危険を認識した、そういうものを理解させるためにも、こういうディベートの方法で、大会形式ではなく学校と学級討論でもあってもいいです。そのような方法で、子供たちの側にメリット、デメリットを質問させ、よく自分たちのものにする。そういうことが危険を回避する、そのようになっていくと思いますので、ぜひこのディベートの方法を取り入れて、教育方法にしていきたいと思いますけれども、ちょっと学校側へと、これ問い合わせて、聞いてまいりました。
 そういう方法は、社会科の中で、長中の場合なんかは3段階に分けて行っているそうです。でも、ABCありまして、Cランクになりますと、一応ディベート方式が多少入れられておりまして、校長先生も判定委員になりまして、判定は行いますということは、変わってまいりましたけれども、まだまだそれを小学生なんかにやらせる場合には、そのディベート方式じゃなくてもいいんですけれども、相手の立場に考え、危険箇所は何かというものを子供たちに考えさせる。こういうものをディベートの形をとった方法でやっていったらいいじゃないかと、そのような形でこういうものを取り入れてほしいと思いますけれども、いかがなものかお伺いいたします。
議長(八木秀英)
 教育長。
教育長(土屋郁夫)
 お答えします。
 議員御指摘のように、鮎壷の滝を初め、黄瀬川河川における事故というのは、本当に何回か発生しております。したがって、常に日々事故のないときにこそ、そういう防止対策とか指導は、欠くことのできないことであろうと感じます。ディベートによる学習方法で危険防止をという御提言ですが、この学習方法による効果というのは、私も非常に期待される、効果が上がるではなかろうかというように、同感でございます。
 議員、今ディベートという、こういうことを具体的に中身をおっしゃいましたが、私もちょっと調べてみたり、日常の中でどういう学習形態がディベート学習に近いのかなというようなことを考えてみたときに、ある課題について賛成と反対の2つに分かれて行う討論会で、一定のルールに基づいて相手方やこの聴衆を説得する論理の組み立て方や、論理のやり方、そして技術を競うというようなことでございます。したがって、この学習、これを学習に取り入れる、これがディベート学習の形態だろうと、こういうように思いますが、さて、そこで、日常の中でどうかといいますと、小学校ではディベート学習という名前は使っておりませんが、教科道徳、学級指導でも、やはり話し合いを重視するという練り合い学習といいますか、こういう点がディべート学習と共通しておるものだというように思います。
 例えば、道徳の授業で、善悪の価値判断を学習させるときに、善の立場に立つ子供と、悪の立場に立つ子供、そしてお互いに討論をし、議論をして、真の価値を追求していくということは、日常常に行っております。
 交通安全などでもどうかといいますと、よい自転乗りと悪い自転車乗りの2つを示して、その立場に立たせて、悪い方の立場に立たせて、あるいはよい自転車乗りの立場に立たせて、その立場から議論をさせるという学習は展開しております。
 中学校においても、議員御指摘のように、社会科あたりでは、本当にディベートに近い学習が展開されております。私の1つ見た例でございますけれども、新幹線の駅に最近は安全の壁が立ちました。以前はありません。あれを立てるべきだという立場へ立たせ、そして反対にあれはなくてもいい、自分の判断でと、お互いにその立場で討論し合う。そして、真の価値を追求していくという、こういうことの学習で展開されております。
 すなわちこの事業展開でありますから、学習方法の事業展開でございますから、教育委員会の指導で一斉にこういう指導をしなさいというようなことは、私は差し控えたい。したがって、研修会、あるいは指導主事が学校訪問をしておりますので、そういう中で助言をしながら浸透を図ってまいりたいと、こういうように思います。
 しかし、今回の黄瀬川の事故に触れた学習でこの指導ということを、学校では、現状では困難だというように思います。と申しますのは、まだ日が浅く、御両親を初め、親族の方々の心情を考えた場合に、控えるべきだというように思うからでございます。以上です。
議長(八木秀英)
 室伏進一議員。
5番(室伏進一)
 ありがとうございます。今、事故に対しては困難ということの答弁がございました。この話を校長さんと話をしているときに、いろいろな方法があるんですけれども、学校の先生たちも、ディべートを教えるということに対して、年間のスケジュールもあり、それだけの時間を割く余裕はないよという形の中でも、では、事故が起きたらどうするのと尋ねましたら、事故が起きてしまったらそれを真っ先に考えなければならないと、校長先生はおっしゃっておりました。
 事故が起きてから真っ先にやってもこれは遅いんでありまして、学校で教えることが知性や教養、そういうことだけじゃなくて、こういう危険を教え、自分たちの身を守るということも、本当にみずから考えるような方法を教えてあげないと、小学生あたりでは、注意するだけでは事故がなかなか防げないんですよね。今、校長さんが言われたように、起きてからやるんでなくて、起きる前にどんな対策をするか。事故に対しては、これは、指導方法は困難というふうにとらえてしまいますと、なかなかちょっと無理な話であって、本当に危険はどういうところに潜んでいるんだということで、子供さんに考えさせてあげる、そういうものをつくり出して欲しいんですよね。
 また、逆に校長さんからは、きょうのテレビでも行っていましたけれども、今、登下校の問題、テーマにしたらどうかな。これの方が先かな、なんていうお話がちょっとありまして、知らない人から声をかけられたら、いや、ちょっと、人と人との間隔、手が届かないところに離れるということも、自分たちが実践しなければわからないなとか、やっぱり危ないなと思ったときに、いざとなると声がなかなか出せない。シール張ったうちにも飛び込めない。うちまで逃げていくんだよという、そんな校長先生のお話がありまして、じゃ、そういうことは、やっぱり子供たちに訓練させておかないと、ただそういうものがあるから笛を吹きなさい、逃げなさい、声を出しなさいと言ってもなかなかできない。やっぱり訓練をするということが重要なんですね。
 私たちも、前の職場では、事故が起きると必ず対策を練ります。対策を練っただけでは、やっぱりまたもう一回同じような事故がふえるんですよね。したがって、飛行機会社なんかは、ヒューマンエラーを解消するために、みずからがどんな方法でやったら事故は防げるかと、人間ですからどうしてもヒューマンエラーがあるんです。このヒューマンエラーをいかに少なくするかというのが、最大の危険から安全にもっていくための努力なんですね。それを怠ってしまうと、どうしても事故は防げないんです。これを大人ですから、そういうふうに考えればいいんですけれども、子供さんたちには、そういうものを大人が最初は指導してあげながら、危険箇所を知らせる方法を考えてほしいと思います。もう一度、こういう方法ができるかどうかお願いします。
議長(八木秀英)
 教育長。
教育長(土屋郁夫)
 私が今回の鮎壷の滝の事故について、これを基にこのことを取り上げて学習をということは差し控える、現場では困難でしょうと、こういうように申し上げたわけでございます。考えてみますと、A君の立場に立って、A君は、公園でやはり遊ぶときには、防護壁がなくても危険をどう防いでいくかという立場に立って論を張ります。B君は、いや、防護壁がなければ危険だと、こういうことで論を張ります。そうしますと、この間起きた事故のA君というそういう立場に立つと。そういうことで、直接このことを教材として扱うことは困難だと、こういう意味で申し上げたわけでございます。
 しかし、黄瀬川全体の中で、やはり危険防止ということで、いろいろな学習の授業の組み方がございますから、それはできると思います。決してそこを否定しているわけじゃございませんけれども、今回のまだ日が浅いという中では、どうしても学習を展開するときに、それが生々しいことでございますから、それを教材に扱うことが非常に効果はあるわけでございますが、それは差し控えた方がよろしいということでございます。御理解いただけたでしょうか。よろしくどうぞ。
議長(八木秀英)
 室伏進一議員。
5番(室伏進一)
 ありがとうございます。具体的にテーマを決めるのは困難ということなんですけれども、何が一番大事かということをわきまえた教育をお願いしたいと思います。未来のある子供たちに、本当に安全な教育を指導して、本当のよい町民をつくり上げるような学習をしてほしいと思います。  これで私の質問は終わります。ありがとうございました。


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Last Update 2004. 3. 18