議長(下山 登)
 休憩を解いて会議を再開いたします。
 日程第11.報第4号 所管事務調査「生活環境施策における調査、研究」を議題といたします。建設環境委員長から審査結果の報告を求めます。建設環境委員長。
20番(上杉成司)
 ただいま議題となりました報第4号 建設環境委員会における所管事務調査について御報告申し上げます。
 とりあえず皆さんのお手元に配付いたしてあります報告書を御覧いただきたいと思います。
 まず初めに、2ページに記してはございますけれども、この調査の目的といたしまして、変革の時代と言われる今日、私たちを取り巻く社会環境も大きく変わりつつある中で、経済情勢は相変わらず低迷し、成長が望めない状況であります。しかし、住民の価値観の多様化、また、都市の発展とともに、住民がより安心して明るく生活できる良好な環境の整備が求められ、社会経済状況への柔軟の対応と、高度化している住民ニーズに対処し、特色あるまちづくりが求められています。
 今回、当委員会の所管事務調査では、わが町の健康づくりに向けた環境整備の観点に主眼を置いて、「ゆとりある生活環境施策」、「施設の安全性と機能性の向上」をテーマとし、道路、河川、公園等の住民の身近な公共の施設を検証して、それぞれ施設の本来の機能とともに、河川敷地等の具体的な活用について、現状の調査を行い、その結果を報告し、提言するものであります。
 次に、3ページでございますけれども、会議調査等についてですが、会議(調査検討)は12回、先進事例として河川敷の有効利用や、あるいは区画整理事業により生み出した遊歩道などの2カ所の視察、それから黄瀬川左岸の堤防敷の現地調査などを行いました。
 次に、4ページですが、調査検討をしました。公園、歩道、遊歩道、文化史跡等の中から、さらに絞り込みをした結果、歩道、遊歩道等、それから河川敷の利用について主な事項を次のように記しました。
 最初に歩道、遊歩道につきましては、公園と公園を結ぶ歩道の確保と、それから公園から文化施設等への接続道について、既設道路側帯にある歩道については、接続する私有地との関係で、幅員、表面の状態、段差など一様ではなく、安心して歩ける状況にはほど遠い。特に車いすなどでの通行には注意が必要である。
 町内には児童遊園地、都市公園等が35カ所あり、また、ポケットパークは19カ所、史跡文化財景勝地は17カ所がある。これら公園と公園、公園と文化財等へつながる歩道は十分に整備されているとは言えない。また、ジョギングやウオーキング、散歩中において、歩道あるいは遊歩道付近にトイレが少ないため、不便である。特に車いす用のトイレが数少なく、安心して休憩できるスポット、あるいは広場が欲しい状況でございます。
 2つ目といたしまして、河川敷の利用では、黄瀬川、桃沢川、梅の木沢川があるが、いずれも1級河川で県の管理下に置かれている。市街地を流れる大堰水系は、治水、灌漑用を初め、防火用水として利用され、都市化とともに河川の整備も機能だけを追求した工法となっていた。
 近年では、住民の目も水質保全や自然環境への意識向上から、一部市街地の河川においてはコイを放流して、水辺環境の向上を目指したエリアも見られる。
 黄瀬川では、いずみの郷より南下し、鮎壷の滝、本宿公園に至る河川敷は、2ないし3メートル程度の管理道が設けられており、一部地域では散策路として利用されている。
 鮎壷の滝より本宿公園までの左岸は、草木が放置されたままで荒れ放題だが、少々手を加えればちょっとした冒険コースにもなるようなエリアになると思える。
 桃沢川は、愛鷹山系では唯一の豊富な清流を有する河川であり、上流には水と緑の杜公園や、桃沢少年自然の家などの施設があり、訪れる人も多い。ここに河川敷を利用した遊歩道の設備が望まれる。中橋より窪田橋にかけて左岸には北部スポーツ広場を回る歩道がある。高橋上流部には約90メートルの民有地が挟まれているが、整備することにより利便性を高め、煩雑している区内道路部分での歩行者の危険は回避されると思われる。
 梅の木沢川のふたつ橋上流部から宮脇公園まで整備され、親水護岸もあって、日常散歩道として利用されている等でございます。
 それらの考察、課題の整理といたしまして、2つございます。
 1つ目に、ゆとりある生活環境を生み出すには、調査のテーマを「健康づくり」と定め、道路機能部分のうち、歩道、遊歩道に絞りました。昨今ジョギングや散歩、歩く健康を求めている町民はかなり多い。楽しく歩ける歩道、安全な歩道、騒音や排気ガスのない歩行者専用道路、地域ごとのコース選択の多様性も必要となろう。そのためには、歩道ネットワークの構築と整備が不可欠であると考える。
 桜堤遊歩道は多くの住民に利用されております。この遊歩道は、現在整備を進めている都市計画道路池田柊線の歩道と接続する計画となっているので、早期の事業完成が期待されております。宅地化の進展が著しい地域でもあり、大堰水系の河川敷や、民有地等の協力を得ながら、少しでも網としての広がりを念頭に置き対処すべきと考え、望むものであります。
 さらに、現在、点として存在している公園や広場を歩道ネットワークで接続することにより、その効果は一層高まると思われます。
 そこで、当委員会では、黄瀬川河川敷を活用した遊歩道整備を考え、現地をつぶさに調査し、一部区間は危険な箇所も確認いたしました。歩道を含む道路整備では、多くの労力、時間、費用等を要するものであるが、最小限の投資で最大限の効果を得ることに配慮しながら、河川沿いに点在する公園、緑地等の景勝地と一体化した網の整備を図り、健康づくりの相乗効果を高めることが重要であります。
 当委員会の現地調査の資料写真が別添のとおりでありますが、当町唯一の大河川である黄瀬川の景観は、また新たなゆとりある創造空間を生み出すものであります。河川敷の占用がポイントとなり、河川管理者である静岡県の理解、協力が必要不可欠であるが、同様の活用事例もあるので、ぜひ実現化したいものであります。

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Last Update 2003.12. 5