議長(下山 登)
 日程第10.報第3号 所管事務調査「健康づくり施策に対する調査研究」を議題といたします。
 文教民生委員長から審査結果の報告を求めます。文教民生委員長。
16番(青島康夫)
 ただいま議題となりました報第3号 文教民生委員会における所管事務調査について御報告申し上げます。
 皆さんのお手元に配付いたしました報告書を御覧いただきたいと思います。
 まず、1ページ目ですが、「はじめに(設置の背景)」でありますが、健康は人々の願いであり、豊かで充実した人生を送るための基本であります。町は、国が策定した「健康日本21」や県が策定した「静岡健康創造21」を背景に、町民が従来に増して健康増進するため、健康長泉を目指した取り組みを推進していく計画であり、既にことしの2月16日に健康都市宣言を行っております。
 このことにより、文教民生委員会においても、全ての町民が心身ともに健康で、元気のあるまちづくりと、医療費等の軽減が図れるよう、健康づくりのための施策を調査研究し、提言していくものであります。
 次に、所管事務調査の進め方と、その調査報告を3ページ中段まで掲載してあります。
 調査報告の1番目として、町民の健康に対する町の取り組み調査では、現在町が行っている健康に関する事業が、どのようなものがあるのか把握するため調査を行いました。健康に関して何らかのかかわりがある事業を各課別にまとめ、「健康づくり事業に関する調査シート」を作成しました。資料1、ページで8から24ページになります。また、事業の課題計画などについても各課より調査し、一部記載しました。
 2番目として、町民の疾病状況の把握でありますが、長泉町の住民全体についての疾病状況が把握できる統計はないので、長泉町の国民健康保険加入者の受診率から疾病状況を調査した表、「健康ながいずみ21」を参考としました。
 それによりますと、15歳未満の若年層では、呼吸器系の疾患の受診率が高くなっている。15歳から64歳の生産年齢人口では、精神・神経系の疾患による入院の受診率が高くなっている。若年層から高齢者まで虫歯や歯周病等、歯科疾患の受診率が高くなっている。65歳以上の高齢者では、高血圧や脳血管障害と悪性新生物及び骨折や関節の疾患についての受診率も高くなっていることがわかりました。これは資料2の1で、25ページになります。
 それから、医療給付費の経年変化グラフですが、国民健康保険、老人保健、平成12年度からは介護保険を新たに加えました。毎年徐々に増加しているのがわかります。
 3番目は、町民の意識調査ですが、町で町民意識調査を行ったばかりであり、それを参考とさせてもらいました。資料3で、28から44ページになります。
 4番目として、先進地視察研修でありますが、記載のとおり4カ所掲載いたしました。詳しくは資料4の45から53ページを御覧ください。
 調査報告5番目として、層別一覧表、特性要因図を作成しました。層別一覧表の作成ですが、今回の健康づくり調査は、すべての町民を対象としていることから、各年代により施策の取り組みも変わってくるのではないか。現状の町の健康づくり施策がどの年代を対象としている事業なのか、さきに報告しました「健康づくり事業に関する調査シート」をもとに、年代を乳幼児期から後期高齢期の8段階に層別し、さらに、事業内容も食生活に関すること、運動に関すること、休養・生きがいに関すること、歯に関すること、予防・検診、知識、教育、指導、相談、施設整備、その他の8項目についても同時に層別を実施しました。これは資料5で54ページになります。
 次に、特性要因図の作成ですが、町の現状調査や先進地の研修を実施した中で、健康づくりに対しての特性要因図を作成し、健康づくりの施策を検討するとともに、施策の中でも何が重要であるのかポイントを選び出しました。これについては、資料6で、55ページになります。
 その結果、大きく分けて疾病予防、運動、早期発見・治療、指導者、心の健康、施設の6項目が重要項目として挙げられました。この中でも、疾病予防については最重要項目として取り組む必要があると判断しました。
 3ページ中段から6ページにかけては、まとめ、提言であります。
 それでは、提言の(1)疾病予防ですが、疾病予防には、町民1人1人が健康に関心を持ち、病気にならないように、自分たちの健康は自分たちで守るということが望ましい。行政は町民に対し、疾病予防の情報の提供や指導、環境整備をし、健康意識の高揚を図り、疾病予防に努めることが最重要課題であり、そのためには生活習慣病予防の徹底を図らなくてはならない。
 長泉町の平成12年度疾病状況、資料2の2になります。それから見ますと、生活習慣病からの病気入院(貧血、高血圧、脳卒中、心臓病、糖尿病、がん)が、53%を占めている。また、主要死因割合、資料は2の3になります。それでは、3大死因、悪性新生物、心臓疾患、脳血管疾患による死亡が6割以上を占めている。このことから、生活習慣を改善することにより大きな効果が図れるものと思われます。
 1)生活習慣病予防では、生活習慣病についての知識の向上を図る。栄養知識、食生活の改善は保健師による地域指導強化を図る。勉強会、講演会ですが、医師会及び専門医等との連携強化を図り、地域に出向いて、科学的な理論でわかりやすく行ってもらう。禁煙指導は小学校、中学校教育の中で指導をしていく。次に、運動の推進ですが、生活習慣病予防には運動は欠かせられません。詳しくは次の事項で取り上げております。
 2)虫歯予防は、就学前と小学校教育の中で指導していく。
 次に、(2)運動の推進です。車社会により、日常生活の中で体を動かすことが減り、運動不足が原因で肥満、高血圧、糖尿病など引き起こすおそれがあります。健康を維持していくためには、日常生活の中で意識的に運動を取り入れ、継続していくことが大切です。ウオーキングは、だれでもどこでも気軽にでき、有酸素運動で脳卒中の発病予防に効果があります。また、転倒防止、寝たきり予防には、筋力の維持、アップが必要です。
 運動の推進1)として、ウオーキングの推進では、1人で行うよりも、気の合う仲間と楽しく仲間づくりをし、そのような団体の育成や支援をする。自主的に行うためのきっかけづくりやコミュニケーションづくりのためにイベント開催数のアップ、コース整備は安全・安心して歩けるコース整備、消費カロリーの目安、距離等を遊び感覚で表示する。専門的知識、自主活動を行う人材の育成などを、指導者の育成を図る。
2)筋力アップについては、機器の整備や各種トレーニング機器の設置、トレーニングルーム設置、また同時にトレーナーの育成、配置を実施、実践者の講演は、実践者に効果について、生の声を聞く機会をつくる。どこでも気楽にできる運動の推進のために、家庭内、地域公民館等でできる新しい運動の開発。
(3)の早期発見・治療については、疾病の早期発見のため、基本検診や各種がん検診の受診率を高め、その結果により、要指導、要医療者に対して適切な指導、確認を行い、病状悪化防止をしなければなりません。

Copyright(C) 1997  長泉町役場 議会事務局 E-mail:gikai@nagaizumi.org
Last Update 2003.12. 5