8番(花房由美子)
 次の質問に移りたいと思います。次は、耐震補強工事を早く実施して、広域避難場所の安全をということで、お伺いいたします。
 5月26日に三陸沖の地震がありまして、夕方でした。マグニチュード7、震度6を記録いたしております。1978年に起きた宮城県沖地震ではマグニチュード7.4でした。死者が28名も出ている被害があります。今回の地震がそのときの状況と大変よく似ているのではないか。ですから、宮城県沖地震がまた起こる周期の前兆ではないかという学者の方もおられます。この宮城県沖地震というのは、30年から40年周期で繰り返されているプレートの境界型地震であり、98%の確率で発生が予測されています。そのため、関係者は前回の被害を下回るよう努力されているということであります。
 私たちの住むこの地域も、東海地震の発生はもう30年になりますか、100%起こると考えられており、それも近々起こるのではないかというふうに切迫しております。そして、最近県から家がつぶれて圧死したら、とにかく助からない。ですから、耐震補強をしっかりしましょうという指導がここ数年力を入れられています。命があれば助けることもできるんですけれども、逃げ切れなければそれもできないわけです。住民それぞれの家の補強が大切ですけれども、広域避難場所は最も耐震補強が必要な場所だと考えます。
 長中体育館のことなんですけれども、昨年秋に耐震診断が行われて、結果が出されました。そして、その結果、補強が必要というふうになっております。災害の際、新屋町下、新屋町中、駅上、駅中、薄原上、鮎壷、西、原、東の方たち、4,579人が避難する予定となっています。そのために、近々起きるという東海地震に対して備えるためには、早急な対策が必要だと思いますけれども、11月に結果が出ていて、なぜ当初予算に計上できなかったのか。その経緯と、これからの対策、対応をお伺いいたします。
副議長(古谷健次)
 教育部長。
教育部長(山口喜一)
 お答えいたします。
 長泉中学校の体育館でございますけれども、昭和46年に1階が鉄筋コンクリート造り、2階が鉄骨造りの2階建てを建設しました。32年経過しております。耐震診断につきましては、昭和56年に実施しており、診断結果は耐震性はかなりよいが、大地震に対して局部的な被害が想定されるという診断でございました。その後、2年に1度行われます特殊建築物定期調査におきまして、1階の天井のスラブクラック等の指摘があり、いま一度耐震診断の必要性が問われ、平成14年度に耐震診断をいたしました。その結果、耐震性が不足しているので、改修し、補強する必要があると診断されました。この長中体育館の屋根の構造でございますけれども、ダイヤモンドトラス構造でありまして、この特長として、鉄骨量を減らし、最大限の耐力を生み出す特殊な工法であります。ダイヤモンドトラスの補強工事をする工法がなく、県内の教育委員会も同様な体育館の整備に苦慮しているのが現状であります。
 しかし、現在、ダイヤモンドトラス構造の補強工法を日本建築防災協会が県より業務委託を受けまして、新規工法研究をしておりますが、近々新規工法の研究結果が発表されると伺っております。この新規工法の研究結果が出ましたら、ダイヤモンドトラス構造の補強方法を県の指導をいただき、検討する中で、関係各課と協議を行い、早期に対応していきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
副議長(古谷健次)
 花房由美子議員。
8番(花房由美子)
 県内に30軒近く同じような建物があるようですね。ですから、その当時、やっぱり流行った建て方だったろうと思うんですけれども、それが耐震不足だということになりますと、本当に早く対応していただきたいし、県が今共通した建て方を調べてくださっているということですから、わかり次第、早急に対応をしていただけるようにお願いしておきたいと思います。
 次の質問に移ります。長泉の地域防災計画を見ますと、国や県の計画見直しによって修正されているんですけれども、実情に合った本当に役に立つ計画にしなければならないと考えます。毎年行われている一般の防災訓練の方法を見ますと、集合地から一次避難地へ、一次避難地から二次避難地へ移動し、そして、消火訓練だとか救急訓練、炊き出しなどを行っております。災害は昼間起きるとは限らないのに、夜間訓練に取り組んでいるところはまだ少なく、毎年同じパターンの繰り返しのように見えます。現実の災害が起きて、避難しなければならなくなったとき、広域避難地へたどり着けるだろうかと疑問に思うところがあります。
 広域避難地は、行政区を基準として割り当てられているため、例えば、鮎壷を例にとりますと、北小、長小、南小と3小学校区を持っておりますけれども、広域避難地、最終場所が長泉中学校となっております。避難者には、当然小学生も幼稚園児もおります。お年寄りもいますし、なるべく近くの避難地を指定できないものでしょうか。南小校区の方は南小の方へ、北小校区は黄瀬川を渡っていくよりは、北小に行った方がよいのではないかというふうに考えます。
 ほかにも、区境近くの方々にとっては、今決められている広域避難場所よりは、こちらの方が便利だよという場所もあると思うんですね。その点で見直しをかけるべきだというふうに考えておりますけれども、いかがでしょうか。

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Last Update 2003.12. 5