議長(下山 登)
教育長。
教育長(土屋郁夫)
お答えします。
今、議員も述べておられますように、まさにそのとおりでございます。そして私も、長泉のこども育成課を押さえた点を議会で申し上げたこともまさにそのとおりでございます。くどいようでございますけれども、もう一度ここで申し上げますと、幼稚園と保育園はそれぞれ文部科学省と厚生労働省が所管するもので、片や学校、片や福祉施設、保育所と、この法的位置づけは大きく異なっておりますけれども、幼児を預かるという意味では極めて似た機能を持っております。12年、育成課になる前の町民の声はいかがだったでしょうか。町民の立場から見ますと、保育園の入園申し込み手続をとりたいというと福祉課へ行ってくださいよ。幼稚園へ入園を申し込みたい、教育委員会の学校教育課へ行ってください。同じ子供じゃないか、何とか同じ窓口でできないだろうか、これは素朴な町民の願いであったというふうに思います。そういう声をもとに長泉では窓口を一つにして、今までありました学校教育課をこども育成課と機構改革を図り、福祉行政の児童福祉部門というのは福祉行政の非常に大きな柱でございます。この福祉行政を教育委員会の所管として今日に至っておるわけでございます。
この間、幼稚園において幼児を保育し、適当な環境を与え、心身の発達を助長、保育園においては保護者の委託を受けて、保育に欠ける乳幼児を保育という本来の目的の達成を図る中で、幼稚園、保育園、双方の長所を生かし、子供のためになる教育施設を育てたい、これが教育委員会の願いであります。教育委員会にとりましては、私はどこに聞かせてもすばらしい考えだというように考えますけれども、職務を遂行するに当たっては非常に難しいことでございます。
したがって私ども、この幼保一元化という言葉を申し上げながら仕事を進めていくことは、先導的思考であると。したがってためしていくんだと。課題、問題はいっぱい出てくるから、ひとつそれを浮き彫りにしていこうではないかと、そういう中で努めておるわけでございます。
さて、そこで12年度以降、具体的にどう進めてまいったかと言いますと、具体的にはまず、幼稚園の教育要領というものがございます。これを一人一人の新卒であろうも教員がしっかり読みこなす。これは保育園の職員も読んでください、そして自分のものにしてください、幼稚園の要領と同じように保育園の方には保育指針が示されております。この内容を幼稚園も保育園もしっかりと中身をとらえてください。そういう中で、おのおのはどういう点が共通しているか、どういう点が保育園と幼稚園の押さえの違いになっているか、こういう点をとらえてくださいということで、全職員を集めて、時の次長が自分で一つの長泉の押さえをつくり上げて、全員を対象に講習会を持ってスタートいたしました。それが現在続いておるわけでございます。
また園長初め、教職員の人事異動も意図的に行っております。やはり中に入って、そして仕事を通して幼保の違い、共通を理解し合っていくということも意識改革に通ずるであろうというように考えたからでございます。実際に子供たちはどうしてもらったかといいますと、幼稚園の子供が保育園へ行って、保育園の生徒と生活をともにする。今度は逆に保育園から幼稚園へという交流も、なかなかそういう交流を持つことが大変でございますけれども、子供たちの訪問交流、交通安全指導というような両方で合同でできる場合には合同で実施していただいております。そして職員の方はいろいろ研修会がございますが、保育園の方はなかなか子供から離れることができません。したがって研修時間というものはなかなかできませんけれども、そういう中で合同の研修会を持つことに努めてもらいました。特に、こども育成課の方に指導主事を配置してくださいましたもので、この指導主事が幼稚園、保育園へ行って研修に参加して、これは実にきめ細かくやっております。こういう中で両者の意識改革というものを進めてまいりました。
そしてもう一点は、幼稚園、保育園、そして小学校、中学校の連携という、0歳から14歳までの子供を育てていくという押さえのもとに、連携ということでフォーラムを実施していただいております。具体的なことは保育園の先生方が小学校の授業を拝見したり、参観したり、中学校の授業を参観する。逆に今度は中学の教員が保育園へ行って、その保育の状況を参観するという、そういうことを行っております。また、中学の先生が小学校へ行って授業を行うというようなこと、こういうフォーラムを進めております。こういう点で、従来にも増して他の市町村に比べて町内の意識というものは非常に高まっておるというような私自身としては評価をしております。
また、環境整備につきましては、御存じのように東幼稚園の改築、そして前年度後半に急遽国の方の予算の前倒しがございましたので、この議会でも繰り越していただきました竹原保育園の改築、そしてひまわり児童会の改築、コスモス児童会の増築、本年度より児童館をこども育成課の所管といたしました。この間、0歳から就学前までの子供の乳幼児医療無料化の拡大、こういうような環境整備に努めてまいったというように思います。
しかし、まだまだ地域の判断で一元化できるような状態ではないことも御理解をいただきたいと思います。
議長(下山 登)
大川須津子議員。
14番(大川須津子)
次の質問に移る前に一つお伺いしたいのですけれども、今、教育長のお話の中で、幼保一元化という言葉を使うことは先導的思考と言われたように受けとめたんですけれども。
議長(下山 登)
教育長。
教育長(土屋郁夫)
表現の仕方がまずくて恐縮です。幼保一元化が先導的思考ということは、幼保一元化ということは、今一つのねらいとしては進んでおります。しかし私どもがこの仕事を進めていくことは、幼保一元化がまだ全然スタートできない時代でございますので、それに向かって一生懸命歩んでいく中で先導的な仕事を進めていこうではないかという、こちらの構えでございます。そういうように理解していただければよろしいと思います。
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Last Update 2003.12. 5