17番(八木秀英)
 消防団は地域社会に不可欠。自信と誇りを失わないということで、質問をいたします。
 去る5月19日に、公務員などの地位利用による公職選挙法違反の罪で、長泉町消防団長で初当選の県議が、静岡地裁、沼津支部に起訴されました。また、同じ容疑で、長泉町消防団関係者3名が略式起訴をされ、罰金の略式命令を受けました。4月28日に、団長と副団長1名が逮捕されて以来、長泉町内では、捜査当局の取り調べなどに対しまして、激しい動揺が広がり、消防団では、退団希望者が続出する一方で、町民の署名を添えた嘆願書を提出するなど、消防団員だけではなく、町民の間にも大きな波紋が広がり、現在もまだ町内にはさまざまな動揺が続いております。
 町の消防団員が、特別職の公務員であるという法的立場とボランティアの側面が強い、現実の立場との認識の違いから起きた事態であり、法と現実とのギャップに対する動揺から、活動休止や退団希望者が続出するといった状況に及んだものと思われます。操作当局の取り調べを受けた団員とその御家族が動揺するのは、これは当然のことであります。その動揺が退団希望という形であらわれたものであることは、長泉町民である私も十分に理解できますし、やむを得ない状況にあることも、あるとも受けとめております。ですが、町外者、長泉町以外の方々の大方の見方は、長泉町消防団長の選挙違反事件は残念だったが、消防団は地域社会に不可欠、自信と誇りを失わないでほしいと、いたって冷静に受けとめておられます。
 公職選挙法違反の選挙運動が罰せられたのでありまして、消防団活動が否定されたわけではありません。嘆願書に添えられた署名が、わずか10日間で町内外の有権者約1万人分も集まったことを見ましても明らかなように、長泉町民は、今までの消防団活動に感謝をし、今後も変わらぬ活動を強く期待していると思います。もちろんこの私もその中の1人であります。
 消防団関係者3名につきましては、略式起訴で罰金の略式命令が出されておりますが、まだ団長につきましては、起訴はされましたが裁判はまだですので、当局としても、判断対応が難しい段階とは思いますが、町としては、やむを得ぬ退団や、活動停止に伴う一時的な人員不足などが生じた場合、どのような対応をしていくのか、所信をお伺いをしたいわけであります。
 また、先般、火災等も発生しておりますが、それらの対応に支障があったのかどうかも含めてお答えをいただければ幸いであります。
議長(下山 登)
 消防長。
消防長(杉山夏男)
 先に行われました静岡県議会議員選挙においての経過につきましては、御質問者が今申されたとおりかと思います。事件後は、皆様に大変御心配をおかけしたことと思います。一連の捜査のために団員の動揺は激しく、去る4月29日、まとい会並びに団幹部に対しまして、町民のための消防団の活動に支障のないよう冷静な行動をとっていただくように要請をいたしました。また、あわせて、団長代理を立てまして、組織の安定を図っているところでございます。一部自信を失ったと、退団の意思や活動停止の意向を申し出た団員に対しましても説得し、現在活動にも支障がない状況になっております。
 今、御質問にありました、きのうも少しぼやの火事がありまして、その前日も、中学の前に、これは大事にならなくてよかったなと思いますけれども、家屋の火事がございました。今言ったような状況で、団の方の活動には支障がございませんでした。
 御質問のやむを得ず退団があった場合というような内容でございますが、地域を熟知していることが団員に必要な要件でもございますし、各団の管轄区域が決まっております。それを超えて団の活動はできませんので、関係する自治会、区と調整していきたいし、またいくようになるかと思います。場合によりましては、消防団のOBの方にご協力を願うようなこともあろうかと思います。
 それと、既に助役からも報告させていただいておりますが、事件につきましては、今後の状況を見守るしかございませんが、消防団長辞職の意向が弁護士から伝えられておりますので、現在、団側の方で、後任の人事をいただいているところでございます。現職の副団長等の扱いにつきましては、消防団条例にのっとりまして新たな団長が就任した時点で、その対応がなされることになると思います。
 いずれにいたしましても、地域社会にとっては、なくてはならない組織であります。これから消防団とも協議を詰めまして、早急に立て直し、確立をし、活動に支障がないように努めてまいりたいと思います。御理解をいただきたいと思います。以上です。
議長(下山 登)
 八木秀英議員。
17番(八木秀英)
 以上で私の質問を終わります。

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Last Update 2003.12. 5