17番(八木秀英)
 それでは、次の質問に入ります。戻るはずの医療費戻らずということで、質問をいたします。高額医療費が払い戻される制度に関する質問をいたします。
 75歳以上の高齢者を対象とする「高額医療費償還払い制度」が昨年10月に導入をされました。この制度は、高齢者の医療費窓口負担が定率1割、高所得者は2割になったのに伴いまして、負担軽減策として導入されたもので、高額医療費のうち、上限額の1カ月1万2,000円、低所得者は8,00円を超えた分の医療費が本人に還付金として戻されるもので、例えば国民健康保険に加入をしている高齢者の場合、1カ月に医療費合計で2万2,000円を支払った場合、上限額の1万2,000円を越えた分の1万円が申請すれば返ってまいります。
 しかし、申請をしなければ、還付金は受け取れません。全国保険費団体連合会によれば、還付の申請率は、昨年10月当時で4割程度で、申請漏れのため還付金を受け取れないケースが各地で多発しており、静岡県内でも同様で、償還されずに滞留した還付金が発生しております。制度導入からまだ日が浅いわけでありますが、当町では、申請漏れのため還付金を受け取れないケースに該当する者がいるのか、また、複雑な制度で、申請する側としては担当者の対応だけが頼りとなりますが、郵送や医療機関による代行申請など、制度の周知徹底はされているのかお伺いをしたいわけであります。
 申請手続は、市町村の担当者泣かせであるとも言われておるようであります。内容が複雑で、75歳以上の高齢者の医療費ということでありますので、お年寄り御本人に説明をされましても、なかなか理解していただけない例も考えられ、御家族などに対しましても、同じ内容を何回も説明しなければならない場合も十分に考えられますし、ひとり暮らしのお年寄りの場合などには、また、それなりの配慮など、制度の周知徹底には、いろいろな気遣いが要求されるものと思っております。しかし、還付金は、もともと支払うために用意をしたものと理解をいたしますれば、利用者の利益を優先する気持ちを持っていただきまして、申請手続がスムーズに行われる方向に、根気強いよい指導をお願いいたしたいと思っております。町の取り組む姿勢をお伺いいたしたいと思います。
議長(下山 登)
 住民福祉部長。
住民福祉部長(遠藤敬二)
 お答えいたします。
 昨年の10月に健康保険法が改正されまして、今、八木議員の質問にありましたように、高齢者を対象とした高額療養費につきましても、窓口負担が1割、所得によっては2割というふうに改正されまして、高額医療費として対象者に還付する自己負担の限度額も改正されたところでございます。
 昨年の10月から本年の1月までの診療分の支給状況で、高額医療費の対象について現状を申し上げますと、延べで703人、金額にして393万円ほどの額になっております。このうちに、未申請のために未払いとなっている件数ですけれども、延べで146件、約2割が該当いたします。金額にいたしまして、58万5,175円という形になっております。なお、毎月重複している方もおりますので、実数にしまして112人という形になっております。なお、償還金の受け取りにつきましては、申請の期間が2年間というふうになっております。
 制度の周知の関係ですけれども、この周知につきましては、昨年の9月の町の広報紙に掲載をいたしました。また、10月には医療制度の改正のパンフレットを全戸配布してございます。そして、また、老人保険証の受給証の交付のときに、制度についての資料の配布を実施いたしました。また、健康保険証の更新時には、広報のハンドブック等の配布をして、周知の徹底を今まで図ってきております。
 なお、制度的には大変複雑なものですから、高齢者には大変わかりにくいという面がございます。現在、該当者には、対象月と償還される金額、そして申請用紙、これには振り込みの口座を書いてもらうような形になっておりますので、これの提出をお願いしておりますけれども、一度手続をとられますと、2回目からは自動的に町の方で計算して、その口座へ振り込むという制度になっておりますので、一度申請をしてもらうということが大変重要な部分になっておりますので、先ほど言いました未申請の方、今後出てくる初回の申請をされない方については、何回も繰り返して通知するような方法をとって、とにかく一度申請をしてもらうと。そして、口座の登録をしてもらうという事務的なものについて、少し力を入れていきたいと思っています。
 また、質問の中にありましたひとり暮らしの老人につきましては、現在ひとり暮らし、独居老人、330人ほど町内におりますけれども、未申請の人の中にそういう方がおられた場合は、地区の民生委員さん等を通じて、その辺の申請をしてもらうというような形で、今後申請漏れがないような事務手続をとっていきたいというふうに考えております。以上です。
議長(下山 登)
 八木秀英議員。
17番(八木秀英)
 ぜひともこの申請手続がスムーズに行われる方向で、今まで同様根気強い形の中で指導をお願いしたいなというふうに思います。

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Last Update 2003.12. 5