議長(下山 登)
 日程第23.陳情第5号 社会保険病院の削減計画を中止し、地域の医療の充実を求める陳情についてを議題といたします。
 文教民生委員長から審査結果の報告を求めます。青島文教民生委員長。
16番(青島康夫)
 ただいま議題となりました陳情第5号 社会保険病院の削減計画を中止し、地域の医療の充実を求める陳情について、当委員会における審査の経過と結果について、御報告いたします。
 本陳情は、国会で統廃合・売却を含めた社会保険病院の見直しが検討され、三島社会保険病院の存続と役割・機能充実を求めることを目的として、提出されたものであります。
 陳情者は、健康保険病院労働組合三島病院支部支部長余語ミナ子であります。審議に先立ち、陳情者を代表して、健康保険労働組合三島病院支部書記長鈴木博寿様と、同じく副書記長掛村久美子様に参考人としておいでいただき、先に連絡してありました質問事項について答弁がありました。主なものを報告いたします。
 1.透析医療の実績はとの問いに、2002年度から2003年度に新たな透析導入患者は、三島市28名で一番多く、続いて函南町7名、沼津市4名、伊東市、裾野市、長泉町が3名、そのほかで16名となっている。現在、通院患者74名で、入院患者も七、八名いるとの説明がありました。
 2.社会保険病院全体と三島社会保険病院の経営状態はとの問いに、三島病院の累積赤字は約18億円、平成13年度は3億6,000万円の赤字で、今年度は6,500万円の赤字が見込まれている。来年度は収支で均衡となる見込みである。全体では、単年度で54病院のうち35施設が赤字で、累積では18施設が赤字である。社会保険病院全体では黒字となっているとの説明がありました。
 3.三島社会保険病院の統廃合計画はとの問いに、社会保険庁の方針は、平成15年から向こう3年間にわたって経営計画を立て、それに沿った形で経営状況を見ていく。まだ、どこの施設にといった話はないが、3年後にどうするかを決めていくとの説明がありました。
 4.三島病院の特色、特異性はとの問いに、三島市では公的病院がない。救急外来に力を入れている。腎移植が指定されている。医療機器が充実している等の説明がありました。
 以上の説明の後、質疑に入りました。
 委員より、平成13年度の赤字額が多いが、移転によるものかと尋ねたところ、移転の事業だけで1億円かかった。施設規模が大きくなったので、光熱費や維持費が膨らんだ。患者は、移転当初は減ったが、今は同じぐらいまで回復しているとの説明がありました。
 委員より、三島社会病院の存続に、地域の人たちにはどのようにPRしているのかと尋ねたところ、行政とか議会にお願いに回っている。地域住民には署名活動を行った。しかし、どのような状況であるかはまだ説明が不足していると思っているとの説明がありました。
 委員より、三島保険病院は対応がよくないと聞いている。よくなれば患者も多くなるのではないかと尋ねたところ、アンケートをとっており、病棟からそのような苦情もある。その場合は、看護婦局長、次長と交えて申し入れにいくようにしているとの説明がありました。
 委員より、三島社会保険病院が目指すところは何かと尋ねたところ、単年度で黒字に持っていくことと、地域医療に重要な病院であることを目指すとの説明がありました。
 委員より、組合代表者に対し、経営者は経営者で、組合は組合でという考えでは意識改革にならない。組合みずからも、どこの地域にどの患者さんがいるか、足を運んで患者さんを獲得してこないと、赤字は解消しないとの意見も出されました。
 以上で質疑を終了し、次に、三島社会病院の存続に係ることについて、町当局の動きと考えを助役に尋ねた。
 助役より、町として、2月13日付で三島社会病院医療圏の2市6町の首長名で存続を求める陳情書を国に提出してきた。三島社会病院は、昔から広く地域住民から利用されている。新築移転以前から地域医療圏における循環器科の輪番制と脳外科待機を行い、緊急医療を行っている。移転後は診療内容の充実も図られ、地域医療に貢献している。また、静岡県東部地域における唯一の腎臓移植医療機関としての委任を受けている。腎不全透析医療の中核的病院としての役割も担っている。三島社会保険病院は、市民生活の中に深く溶け込んでおり、当町の皆さんも多く利用されていることから、存続することに対し、陳情をしたとの報告がありました。
 その後、委員会審議の中で、委員より、長泉町から、透析や他の患者も利用している。地域医療を目指し努力しており、緊急医療や循環器関係医療で重要な病院だと思っている。
 また、多くの患者がいる中で、なくなるのは地域住民の弊害となる。地域医療を確保することは大切であるとの意見が出され、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、陳情第5号は全会一致で採択と決しました。
議長(下山 登)
 これより、陳情第5号の委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)

議長(下山 登)
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 これより討論に入ります。
(「なし」の声あり)

議長(下山 登)
 討論なしと認めます。
 これより、陳情第5号に対する採決を行います。本案に対する委員長報告は採択であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)

議長(下山 登)
 挙手全員であります。
 よって、陳情第5号は委員長の報告のとおり採択と決しました。

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Last Update 2003. 7. 1