17番(八木秀英)
次に、ゆとりある授業日数。授業時間確保のために、小・中学校に2学期制の導入をということで、お伺いをいたします。
静岡・清水両市の合併で、本年、平成15年4月1日に誕生する新静岡市が、平成15年度から、公立の小・中学校の2学期制の導入を決めるなど、県内の市町村で2学期制の導入が広がってきております。全国的には、政令指定都市の仙台市が全国に先駆けて、本年度、平成14年度から全校一斉に2学期制の導入に踏み切っており、平成15年度からは、京都市、宮崎市でも実施を予定しております。
県の教育委員会によりますと、県内では本川根町立中学校が本年度、平成14年度から、学校管理規則を改定して2学期制を本格導入したほか、沼津や島田市など14市町村の小・中学校28校で試行導入がされ、富士市も来年度、平成15年度からモデル校での試行を検討しており、新静岡市での導入により、この動きは県内でも加速しそうな状況でありますす。
2学期制の導入の背景には、完全学校週5日制の進展や新学習指導要領の実施などがあると見られ、静岡市教育委員会では2学期制のメリットといたしまして、始業式や終業式など儀式的行事が減ることで、授業日数、授業時間が確保される、ゆとりある落ち着いた生活リズムの中で、基礎・基本の定着を重視した学習に取り組めるなどを挙げ、既に現静岡市内では、一部中学校などでは現行の学校管理規則の中で2学期制を試行いたしまして、15年度にはモデル校実施、16年度には全面試行、17年度には本格導入へと移行するというように、本格導入を目標に着々と試行が実施をされております。
新静岡市が導入する2学期制は、4月から夏休みを経て10月の体育の日ごろまでを1学期、それ以降の10月中旬から3月末までを2学期とするものであります。共同通信が、奈良県で行われた日教組の教育研究会全国集会に参加をした小・中学校教師200人に質問票を郵送し、1月25日までに実施をしたアンケート調査によりますと、100人からの回答があり、教科内容の削減によって、子供が授業に興味を持ちにくくなったり、学力が下がったりしている。完全学校週5日制に対しては、子供も教師も余裕をなくしているとの意見、見方が多く、昨年4月から実施された新しい学習指導要領に対しまして58%が「早急な見直しが必要」と回答し、「見直す必要がない」の13%を大きく上回り、完全学校週5日制や、新学習指導要領の実施といった新たな枠組みに、教師が不満や疑問を持っていることが示され、早急な見直しが求められております。
「子供たちにゆとりを」と導入された完全学校週5日制でありますが、それに伴った新学習指導要領が実施されているわけですが、学力の低下を補うために個別指導を行っている公立中学校も、まだ少数ではありますが出てまいりました。しかし、教師の負担はかなりのものとのことであります。
アンケート調査の結果に見られるように、導入前の思惑とは逆に、子供も教師も余裕をなくしている、学校5日制が子供たちからゆとりを奪っているといった状況が、長泉町の小・中学校においても見られるのであれば、町として何らかの対応をすべきであります。
その対応策として、現時点で考えられますのは、2学期制の導入であります。新静岡市を初めとする県内市町村での2学期制導入に対する取り組み状況、また、全国的な動き等を見ましても、長泉町でも取り組むべきではないかと考えますが、町の考え方はどうなんでしょうか。まず、教育長にその点をお伺いをいたします。
Copyright(C) 1997 長泉町役場 企画広報課 E-mail:kikaku@nagaizumi.org
Last Update 2003. 7. 1