6番(四方義男)
では、大きな質問の3番目に移ります。3番目は、文化財の活用と保全、文化活動の振興について質問をいたします。
今まで多くの先輩議員さんたちが、きょうの私のこのような質問を何回となくされてきたと思います。わが長泉町のアイデンティティーとでも申しましょうか、私たちの町の宝物である歴史や文化財の保全や活用、そして、文化活動の振興について質問をいたします。
物質文明の急速な伸長、都市化や国際化の進展、代謝系の変容、広域合併論議もにぎやかな昨今であります。ここで言う代謝系とは新陳代謝の「代謝」と書き、町並み、風情、たたずまい、人々の生活の様を表します。時代がどのように進もうとも、大事にしておくべき大切な物は、どんな自治体にもあるはずです。長泉町のことを人々はよく勢いのある町と言います。個人的な感想でありますが、長泉町は、歴史も伝統も浅い新しい町のように思われているのではないかと感じております。私はこの町に生まれ育ってまいりました。当時は長泉村でございましたが、町が大きくなると一緒に大きくなってきたように感じております。この町の歴史や文化、伝統といったものを大事にしていきたいと思うのは、自分自身の歴史が町の歴史と重なるところが多いからだろうと思います。私は、多少なりとも昔のことも感覚的に知っている世代ではないかと思います。そして、町の子供たちも、自分の町の歴史や文化や個性をもっと知る機会があれば、長泉はどういう町なのか、自分がどこにいるのかを語れるし、長泉を愛することにもつながるのではないかと思うのであります。地域の個性や特色、長泉に昔からある伝統や歴史文化をどのように保護、保全し、活用していくのか、拡大発展していく町だからこそ必要かつ重要な問題であると思うのであります。
それでは、個別に質問してまいります。最初に、古文書等の保護保管に町内民間施設、これ本宿に新設されましたが、そこの協力を仰ぐことはいかがでしょうかということであります。個人や会社、団体や区の所有など、町内には古文書や絵図面など、多くの紙製の文化財があると思います。これらの貴重な文化財を地震や火災、虫の害などによる損傷や劣化、汚損や滅失もなく保全保管するために、町内の製紙会社がことしの秋開館した最新の施設、総合技術研究所の協力をお願いしたらどうでしょうか。当局のお答えをお願いいたします。
議長(下山 登)
教育部長。
教育部長(遠藤敬二)
お答えいたします。
現在町が保管しております古文書ですけれども、下土狩の区有文書、中土狩区の区有文書、下長窪井上家の文書、南一色の栗原家文書、上土狩江戸時代絵図と、この5点を保管・保存いたしております。また、各区の方では、下土狩連合区、また竹原区の方で、区有文書等を保管しているということを聞いております。一般的には、しっかりした博物館、資料館では、収蔵庫の立ち入りにつきましては、会員以外に認めているところが少ないというふうに聞いております。町の重要な歴史資料であります古文書資料等の閲覧、利用時に保管先の許可を得なければならないような状況になること、また、保管中の損傷の責任の所在等の問題がありまして、民間施設への保管協力につきましては、現状では、町としては考えておりません。しかし、今後、さらにちょっと検討はしていきたいというふうに考えております。以上です。
議長(下山 登)
6番。
6番(四方義男)
文化財保護につきましては、ここにございますが、平成9年、二村議員さんの質問に対する答弁が行われました。これは、平成9年の第4回定例会3日目の一般質問ですね。文化財の保護保存について、二村議員への社会教育課長さんの答弁でございます。これ、紙製の文化財につきましてのどのようにするかということで書いてありますが、耐火書庫的なものを導入し、保存しなければならない云々と書いてございますね。現在町で保管しております紙製の文化財は、現状大丈夫だろうというならそれで良といたしますが、実は、私も会社の研究所へ行ってみましたけれども、たまたま担当者の方が不在でしたので、詳しいことをお聞きすることはできませんでしたが、ただ、伝え聞くところによりますと、地域に開かれた施設であるということで聞いておりますので、御検討いただければ幸いだなと思っております。これは、文化財一般に言えることだと思うんですが、安心安全かつ収容能力のある保管場所、あるいは寄贈先が町にあれば、町民の関心もわくんではないかと思っております。
では、次の質問に移ります。次は、教材にも応用すべく企画シリーズもので文化財、現在町にあります文化財の展示をしませんかということでございます。今、長泉には、縄文や弥生の土器とか昔の農具、電化製品、遊具、家財、学校で使った昔の備品など、多くの宝物が収蔵されております。これら長泉の宝物をテーマや時代別、用途別などの展示、由来も含めますが、それら展示をして、一定期間開催したらどうでしょうかということでございます。新しく町民になられた方々を含め、児童生徒のよい教材にもなるのではないでしょうか。収蔵施設含め、箱ものにつきましては、過去にも一般質問があったと思いますが、先ほど答弁ありましたが、限られた予算や場所のことを考えますと、展示場所もすごく立派な箱ものをつくってくれとは申しませんが、先輩議員が質問してから数年たっております。年数もたっております。ぜひお願いしたいところでございます。いかがでございましょうか。
議長(下山 登)
教育部長。
教育部長(遠藤敬二)
お答えいたします。
町には、現在常設可能な展示施設がないということで、過去にも文化財保護審議会の御協力を得まして、「あけぼの展」、「昔のくらし展」など、時代や分野別の企画展を行ってまいりました。また、総合学習の推進に伴いまして、郷土への関心も高まりつつある今日、恒常的に郷土の文化財情報を提供する拠点施設として、文化財展示施設は必要であるというふうに考えております。施設の内容も、個人及び他の博物館などからの資料の借用等も考えられますので、ある程度の設備を備えた施設が必要であると考えておりますが、本年度、文化財資料センターの調査研究という形で、調査費を当初予算に盛り込みまして、検討してまいりました。
検討の結果でございますけれども、コミュニティセンターの駐車場の上部の芝生広場の一部を利用しまして、その部分に建設可能という検討結果を得ておりますので、1学級程度が見学できる常設の展示施設を計画しまして、大規模な展示につきましては、現在ありますコミュニティの展示場を利用するような考えで計画を進めております。以上です。
議長(下山 登)
少し希望がわいてまいりました。大変ありがたいことでございます。1つだけ伺います。それはいつごろですか。いつごろ取りかかって、いつごろできるかと、具体的に教えていただければありがたいんですが、いかがでしょうか。
議長(下山 登)
教育部長。
教育部長(遠藤敬二)
来年度、平成15年度で実施設計を実施する予定ですので、実施設計が15年度できれば、16年度には建設という計画でおります。以上です。
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Last Update
2003. 4.10