議長(下山 登)
質問順位2番。
質問内容1.分権型社会に対応する政策課題について
2.これからの教育方針について
3.文化財の活用と保全、文化活動の振興について
質問者、四方義男議員。6番。
6番(四方義男)
それでは、最大会派であります「新風21」のトップバッターとして質問いたします。私の質問は、大きく分けまして、3項目ございます。それぞれ2問、2問、3問ございます。その予定で進めてまいります。
最初に、分権型社会に対応する政策課題について、町長にお伺いいたします。
分権型社会の対応について、町長はどのように考えておられるのか、先般、静岡県総務部市町村行政室山崎主幹による広域問題講演会が役場でありました。演題は、「地方分権と市町村合併」でありました。大変勉強になりましたが、私は、中でも「国内、国外環境の急速な変貌に伴う、新たな時代の要請があるため、分権型社会への対応を考えましょう」という点に、印象深いものを感じました。その分権型社会の姿の一つに、地方自治の本旨の実現がありました。すなわち、地方公共団体相互の意欲と知恵と能力を競い合う状態をつくり出すことであります。ここに、そのときの参考資料を持ってまいりまして、分権型社会の姿には3つございました。民主主義の徹底が1つありました。そして、地方自治の本旨の実現、そして3つ目が、国・地方を通じる行政改革の推進と国民負担増の抑制、この3つでございました。
昨年の9月以降、私が議員になってからでございますが、竹原グラウンドや新給食センターの完成、長泉なめり駅開駅など、幾つか新しいハード面の完成に立ち会わせていただきました。この喜びごとは、行政や住民、そして関係各位の御尽力のたまものであると存じます。でも、国体開催のことや、県立がんセンターの「が」の字もなかったら、施設自体や、また、その進捗はどうであったかなとも思ったのであります。つまり、国や県の事業に絡まない、長泉町独自とか、長泉町オリジナルとか、長泉町主導というものの存在感であります。分権型社会は、地方の意欲と知恵と能力を競い合う時代だそうです。
町長は、この地方自治の本旨の実現ということをどのようにお考えなのでしょうか。特に長泉町独自の施策とか、ソフトやコンテンツの充実、既存施設の利用、活用、工夫についてもお話しください。
議長(下山 登)
町長。
町長(柏木忠夫)
ただいまの質問にお答えします。
21世紀に入って、今日的課題であります少子・高齢化を初めとしまして、社会システムも大きく変わる状況の中で、国の政策として地方分権が進み、私たち地方自治体への権限移譲がより多くなってきました。そこで、市町村には、自主性と自立性のある自治体を目指して、職員には高い資質と能力が求められてきました。当然これから社会では、福祉の面の経費が伸びるため、必然的に道路や施設整備などのハード面の比重は低くなってくるでしょう。このため、事業の選択がより厳しくなる中、ソフト面に力を入れていかなければならないと考えます。
施設面でも、効率よく運営するために、システムなどのソフト面の充実にほかならないとの認識を持っています。特に総合計画にうたわれております「住民との協働によるまちづくり」の理念に基づき、今年度は、生活空間総点検事業やフラワーロード事業では、住民、企業と行政が一緒になって考え、住民と職員の知恵により、事業化を図りました。
また、具体的には、教育行政面でも、学校図書館補助司書や学校指導員、英語指導助手の配置を行っているほか、さらに乳幼児医療費助成の支給年齢の引き上げ、区に対するコミュニティ事業費助成などでも積極的な取り組みをしています。
その他、既存施設の利用率アップに対して、現行施策では保健センター、体育施設を使用しながら、保健、教育、福祉面をリンクしたシステムソフトの構築を検討しております。その上で、今後なお必要とされる施設づくりがあった場合には、こうした点に気を配りながら、取り組みを考えていきたいと思っております。以上でお答えとさせていただきます。
議長(下山 登)
6番。
6番(四方義男)
私は、この1年ほどの間に、実に多くの落成式とか竣工式に出席させていただきました。当該事業に最初から携わり、御苦労されてきた方々を差しおいて、すまないなと思う気持ちに加えまして、こんなペースでたくさんのハード事業が終了してしまったら、町長の仕事がなくなっちゃうんじゃないかと、ちょっと心配もしておりました。ですから、任期中の次にやるべき仕事の方向性を伺ったわけでございます。
今の答弁の中で、住民と職員の知恵による事業化とか、ソフト面に力を入れていきたい。あるいは、保健、福祉、教育をリンクしたシステムソフト、そういうような構築を検討など、ありました。この役場内の部門をリンクするシステムは、大変興味あるところでございますが、また、町独自の事業の幾つかについても、私も承知いたしております。また、期待してもおります。より一層みんなの知恵と能力を集めていけばいいなと思っております。
ただ、1つだけこれは勉強しておいたらどうでしょうかと思うことがあります。これからの社会は、自動化、ロボット化、IT化が進む一方、違ったところでより高度の熟練や技能や専門性が求められるようになるとも言われております。分業と協働の全体が見られるという視点と言うんでしょうか、全体との関係や整合性、進捗度などがつかまえられる能力、そういう力量も高める必要はないだろうかと思っております。ただいまの答弁の中で、社会システムが大きく変わるとありました。その社会システムが将来的にどのように変容していくのか、その見方や分析につきまして、行政側と私とでは、若干、多少なりとも差異がある、違いがあるじゃないかと思っております。ただ、確実なのは、少子・高齢化社会になることと、あと国際化が進むということだろうと思っております。
では、その国際化に関係する2点目の質問に移ります。2点目としまして、国際化と既存施設のより一層の活用という観点から、ワンガヌイ市にある交流センターの今後の活用についてお伺いをいたします。
同市の交流センター開設10周年で、町長は来年公式訪問されます。全国的にも珍しいこの施設を、これから次の10年、あるいは20年、どのように活用されていかれるのか、そして国際交流の実を上げていかれるのでしょうか。私は、町の職員を含む町内在住の青壮年を中心に国際的視野を広め、経験を積む人材研修などの機会をつくってあげたらどうかと思うのであります。海外生活のオリエンテーションの場としてもいかがでしょう。私は、同施設を、かなり遠くにある南部地区センター的に考えております。町有施設を町民のためにもっと活用するには、どのようにしたらいいのでしょうか。過去の実績というか、利用条件についてもお答え願えればありがたいです。
先ほども出ましたが、地方の意欲と知恵と能力を競い合う時代です。町民の学習機会の提供は、それへの助走、あるいは投資だと考えております。少年の旅ならぬ青年の旅、壮年の旅などもいかがですか。公式訪問時、市長さんと町長で話し合ってもらったらありがたいなと思っております。
また、施設活用の企画公募などして、みなさんの関心を喚起しませんか、いかがでございましょう。
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Last Update
2003. 4.10