17番(八木秀英)
 ふん害に犬もフンガイと言った状況ということで、愛犬家のマナー向上策についてお伺いをいたします。
 近ごろでは、犬や猫だけではなく、いろいろと多種多様なペットが一般の家庭で飼われているようであります。ペットが社会生活に欠かせない存在となっていることは、今日ではペットを飼っている人も、飼っていない人も、それぞれの立場でお互いを認識、あるいは理解をし合い、飼育する日常でのいろいろな迷惑等に対しましても、ある程度までは、大方は御理解を得られているのではないかと思っておりましたが、このところ犬のふんに対する愛犬家仲間からの苦情を多く耳にいたします。
 私は、以前にもちょうどこの時期、平成10年11月30日に、ペットのふん公害ということで、ペットの飼い主のマナーについて質問をいたしました。そのときには、特に放し飼いにされている猫に対する苦情を取り上げました。地区単位での住民主体の積極的な取り組みもありまして、また、町当局も素早く対応していただきまして、その結果、平成11年4月から飼い猫の不妊手術に助成金が交付されることとなり、その後、今日までそれなりの成果が上がったものと感じております。
 しかしながら、愛犬家の急激な増加に伴いまして、このところまたペットのふん公害、中でも犬のふんに対する苦情が私の耳に届くようになりました。それも、苦情内容の傾向といたしましては、犬を飼われていない人からの苦情よりも、犬を飼っている人、愛犬家からの苦情が多く、犬と散歩に出かけると、至るところに一部のマナーの悪い愛犬家に飼われている犬のふんが散乱しており、自分が連れて歩く犬のふんの処理よりも、放置されたほかの犬のふんの後始末に追われてしまい、一緒に連れている犬も思うように動き回ることができなくて、ふん害に犬も憤慨している。人も犬も不愉快で、とても散歩どころではない。何とかならないかと、一部愛犬家のマナーの悪さが愛犬家の間で指摘をされておるといった実情と聞いております。人も犬もいらいらが募り、余りよい状況であるとは思えませんので、町として、マナー向上のために何らかの対策を講じる必要があると私は考えます。
 急速な行政の対応は、愛犬家の間からも、また町民からも強く望まれておりますが、まず、町に寄せられている苦情の実態と、最近の苦情内容の傾向などについてお伺いをしたいわけです。また、それらの苦情に対する対応はどうであったのか、お伺いをしたいわけであります。さらに、今後の町の対応についてお伺いをいたします。
 現状から脱するためには、注意看板を設置するなどの、今までと同じ対応だけでは、まだまだ不十分と思われます。ちなみに近隣の自治体では、職員が愛犬家に個別に指導を行っていると伺っております。当局は、飼い主のマナー向上対策として、愛犬家に対して個別に職員が指導を行う考えがあるのか、あるいはほかに良策があるのかお伺いをしたいわけであります。他の自治体で実施しているような個別指導は、とても数が多くて無理だというようなことであるならば、それにかわるものを何か考えていただきたいわけであります。
 私の家では、犬を飼っておりませんので、詳しいことはよくわかりませんが、例えば飼い犬は、予防接種をするようになっていると思います。接種を受けるためには、飼い主など世話をする人が、犬と一緒に会場へ来られると思います。各家庭を個別に訪問しての個別指導は数が多くて大変だ、そういうようなものかもしれませんけれども、予防接種の機会などを利用すれば、日常使っている処理器具や、会場に来るまでの間のふんの処理方法などについて、個別に、具体的で細かな指導をすることも可能ではないかと私は考えておりますが、町の考えはどうなんでしょうか。その点についてお伺いをしてまいりたいと思います。
議長(下山 登)
 都市環境部長。
都市環境部長(土屋秀明)
 お答えいたします。
 犬のふん、犬の関係の苦情でございますけれども、本年の、平成14年度現在時点で犬関係の苦情の件数でございますが、寄せられたものにつきましては、7件でございます。それをちょっと分けますと、鳴き声によるもの、あるいはそういうふんによるもの、放し飼いによるものなどでございます。この7件は、苦情として寄せられたということでございまして、今、質問者がおっしゃられていますような、犬のふんを飼っている方が始末をしないでというのは、現実の問題は、もちろんこれよりも多くあるのではないかなというふうに考えております。この苦情の傾向といいますか、内容につきましては、犬の場合は、何か鳴き声に対するもの、むだ吠えということがあるようですけれども、それが一番多いと言っている。次に、先ほど来、挙げられておりますふんに関する苦情があります。
 それらの対応でございますが、具体的に苦情の内容から、そういう例えば特定のお宅等が、あるいは人等が特定できるものにつきましては、直接飼い主のお宅に伺い、指導といいますか、こちらの方からマナーを守ってほしい旨の御指導をさせていただいております。しかし、苦情の中には、なかなか特定しにくいものがございまして、そういうようなものにつきましては、個別ということではなくて、全体的な考え方として、登録時に注意チラシの配付、あるいは注意の看板の設置、それから町の広報紙などにより、マナーの向上に努めるようにPR等をしているところでございます。
 それから、今後の対応でございますが、現在1つの区におきまして、これは下長窪区ですけれども、町とタイアップをいたしまして環境美化運動の一環として、愛犬家のマナー向上のために、これは車ですけれども、車に乗っての声のキャンペーンを実施しております。こういうように、積極的に取り組んでいただける地区もございますので、町としてもこういうようなPR、マナーアップのためのキャンペーン等をさらに続け、あるいは広げていきたいというふうに考えます。
 それから、次に、マナーの欠如が指摘されている中で、数の多さのことですけれども、現在町内の犬の登録数は1,827件ということで、非常に多いといいますか、数は1,827件でございます。先ほど近隣の自治体において、個別に指導を行っているというような事例を挙げられましたけれども、この数からいたしまして、それぞれの飼い主のところに個別訪問をしながら指導を行うというのは、現在の体制上からするとなかなか難しいものがあると思います。それで、ソフト面としては、ケーブルテレビ、あるいは先ほど申しましたような広報紙などを使ってのマナーのアップ、あるいは各区に環境指導員の皆さんもいらっしゃいますから、そういう指導員の方の協力を得ながら、こういう犬のふんの公害といいますか、苦情が発生しないように、犬のふんがそのまま置かれないようにということで、愛犬家のマナーがアップするような運動も、これからも進めていきたいというふうに考えます。
 それから、具体的な方策としまして、先ほどこういうような方法がいいんではないかという御提案をいただきました。まさしく具体的な、先ほど個別訪問、なかなか難しいという中で、同様な効果が得られるんではないかということからしますと、年に1回行っております狂犬病の予防注射、これは、現在は4日間、場所的には16カ所で行っておりますけれども、この機会をとらえまして、予防接種に見えられました飼い主の方にパンフレット、あるいは口頭で等、先ほどのふんの処理や鳴き声の苦情等の実態を申し上げまして、さらにマナーアップを努めていくように、先ほど質問者がおっしゃられましたような方法が、現在考える中では、かなり有効な方法かなと思いまして、来年度以降、この機会をとらえまして、具体的なマナーアップの指導をしていきたいというふうに考えます。

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Last Update 2003. 4.10