14番(大川須津子)
 それでは次の質問に移ります。子供を取り巻く環境についてお伺いをしていきます。まず初めに、各学校、幼稚園、保育園の安全管理についてお伺いをいたします。昨年10月5日の私の一般質問が、教育にかかわる安全と安心の確保についてということでいたしました。そのときに教育長は、「幼児・児童・生徒の安全確保及び学校の安全管理は、学校はもとより私ども教育委員会の大きな課題である。また各学校それぞれの実態に立った具体策を立てて対応することを確認した。連絡網が簡潔にそして必ず正確に伝わるようお願いした。」そういうような答弁が中にありました。今年の夏休みのことです。この連絡網を使わなければならないことが起こりました。簡潔にそして正確には伝わりませんでした。昨年、大阪教育大学附属池田小学校の児童殺傷事件がありまして、静岡県教育委員会は県下の全公立学校、幼稚園、それから全74市町村教育委員会へと、1年間たったということで安全管理についての実態調査をしました。その結果、不審者の侵入防止に力を入れていた状況がはっきりしたということであります。その中に、「ハード面を整えて一安心ということではなくて、日ごろの指導や訓練で意識や習熟度を高めてほしい」と呼びかけてありました。そこで、7点ほどお伺いいたします。
 まず1点目は、学校、幼稚園はこの実態調査にどう答えたのか。2点目、登下校時や学校の外で不審者など万一の事態が起きたときの対処方法は。3点目、緊急時の対応、不審者の侵入を想定した教職員の安全確保の訓練、そして児童・生徒の避難訓練、それは実施されていますか。連絡網の把握は教育委員会はどうしていますか。保育園の方はどうでしょうか。そして6点目、阪神の被害を上回る東海地震の被害想定が出されました。防災訓練を平日に実行して児童・生徒も一緒に参加し、保育者の引き取りまでの訓練の実施はどうですか。7点目として、各学校での安全管理の状況について教育委員会はどの程度把握しているのか。安全管理について年に1回はしっかりと確認をする、そういう機会をつくっていってほしい。以上7点についてお答えをお願いいたします。
議長(下山 登)
 教育部長。
教育部長(遠藤敬二)
 お答えいたします。
 何点か質問をいただきましたので、順次お答えを申し上げます。
 最初に実態調査の質問ですが、県の教育委員会から本年の5月に、日常の安全管理と緊急時の安全管理についてという各種の説明の中で、安全管理を行っているかどうか、県の方からございました。
 初めに、日常の安全管理に関しての調査内容ですが、
・ 子供の安全確保に関し教職員の共通理解と校内体制が整備されているか。
・ 学校への来訪者が確認可能な措置をとっているか。
・ 施設周辺における不審者の情報を把握する体制が整っているか。
・ 登下校時の子供の安全確保に関する措置が講じられているか。
・ 学校開放に当たって安全への確保が配慮がされているか。
 次に、緊急時の安全管理に関しての調査内容ですが、
・ 学校周辺における不審者の情報があった場合の体制が整備されているか。
・ 学校内に不審者が立ち入るなど緊急時に備える体制が整備されているか。
・ 緊急時に備えた教職員による安全確保の訓練、子供の避難訓練が実施されているか。
 以上が調査の主なものでございました。
 これに対しまして教育委員会の回答ですけれども、最初に日常の安全管理については、
・ 日ごろから教職員間で情報交換、意見交換を行い、教職員一人一人が学校の安全管理について意識向上を図っている。
・ 登下校時以外は校門を閉める。
・ 日ごろから警察等の関係機関、PTAや地域住民と連携して情報を速やかに把握できる体制をとっている。
・ 幼児・児童・生徒に対し、登下校時に万一の事態が発生した場合、大声を出すとか逃げる等を指導している。
 次に緊急時の安全管理についての回答ですが、
・ 緊急時の幼児・生徒の登下校の方法でありますが、あらかじめ対応方針を定めている。
・ 不審者が侵入したとき、校長、教頭や教職員に情報を伝達し、幼児・児童・生徒への注意喚起をし、安全を考慮した対応をしている。
 以上が調査に対する報告であります。
 次に、不審者に登下校、学校の外で遭遇したときどうするかという御質問ですが、不審者に遭遇したときの対応といたしましては、防止策として複数で下校することの指導、万一の事態に備えて、危険を察知したときは、小学生に対しては警報の笛を渡してありますのでそれを鳴らすこと、そして大声を出して安全な場所、例えば青少年を守る家の登録のある家に逃げ込む、そして周囲に知らせるなどについて指導をしております。なお、警報の携帯につきましては、各小学校では下校時に首から下げているか確認して、学校に置いていくことがないように指導しております。
 次に、緊急時の対応、また不審者が侵入したことを想定しての教職員の安全確保の訓練、児童・生徒の訓練は実施しているのかという御質問ですが、教職員の安全管理の訓練につきましては、安全教育研修会や管理職研修会などに参加し、参加した職員が職員会議等で伝達研修を行うことをしております。児童・生徒についての避難訓練は現在は実施がされておりません。不審者を想定した安全確保の訓練は実施しておりませんが、万一に備えての各学校では次のような対応をとっております。長小では先ほど言いました教職員の訓練を実施しております。同じく長小では保護者に、不審者と区別がつくように、学校に入るときには保護者に対し名札をつけてもらうようにお願いをしています。次に北小ですが、校内また学校の敷地内に知らない人がいた場合には、必ず職員が声をかけ、またあいさつをするというような対応をしてございます。
 次に不審者が侵入した場合の対応ですけども、主なものを申し上げますと、南小では、校長、教頭、またそのとき授業をしていない職員が、すぐに現場への対応をいたします。授業をしている職員については児童の安全を確保するという形になっております。また、侵入者、事件が起きた場合、教室に置いてあります電子ホイッスルを鳴らし続けるということ、そして火災用の非常ベルを鳴らす、これによりまして事件・事故の発生した場所がわかるということで、そのような対応をしている学校もございます。児童・生徒の安全確保を第一に小・中学校では対応するということに職員間の中で確認しております。
 次に、連絡網でございますけれども、各小・中学校、連絡網をつくってございます。学級、班ごとに、班単位で等、各小・中学校で多少違いがございますが、また幼稚園でも連絡網、保育園につきましては父兄が共働きという事情がございまして、この辺は少し、小・中学校との連絡網の仕方が違いますけれども、この項については後ほど、こども育成課長の方から各学校の連絡網については御説明申し上げます。いずれの場合におきましても、万一の事態に備えて、事件のあった施設から状況を発信するなど、教職員、教育委員会、また警察等への情報を電話やFAXを利用することによって速やかに伝達し、子供への注意を呼びかけるようにしております。先ほどの質問の中にありましたように、連絡網につきましてはいずれの場合においても、速やかに間違いのない伝達をするように指導をしておりますけれども、どうしても電話の連絡ということで末端に行きますと情報が少し食い違ってくるような状況がございます。この辺がこれからの対応といたしましては、連絡を受けた方がメモをとる、そしてそのメモをもう一度確認して次の方に連絡するというような、これからの指導をしていきたいと考えております。
 次に防災訓練の状況ですけれども、最近防災訓練を日曜日に行いますので、なかなか小・中学校、幼稚園が地域での参加になりますけれども、特に引き渡し訓練につきましては各小・中学校、幼稚園、実施をしております。状況を申し上げますと、小学校では年1回実施しておりまして、小学校におきましては個別票を出していただいて、迎えに来る方の父兄の名前を事前に出していただいて、確認をして引き渡しをするということになっております。長中、北中につきましては、北中はここの9月2日に引き渡し訓練といいますか、を実施したようです。地区の代表者に引き渡しをして、地区の代表者が各地区の避難所まで生徒を誘導していくという形をとっております。長中につきましては、先生が地区ごとの生徒を誘導して、同じように地区の避難所まで連れていくというような状況をとっております。そのほかに中学校ですと火災訓練、可搬ポンプの訓練等を実施しております。また北小では児童のみで防災訓練を年4回実施しているというような状況であります。
 最後に、教育委員会の安全管理の把握状況はどうかという御質問ですが、不審者の侵入、登下校時の事件・事故につきましては、速やかに各発生した学校から教育委員会の方へ連絡をいただいております。また、ほかの小・中学校、幼稚園等には、その発生元の学校からFAXで事件の状況等を伝達をしております。これからは少しマニュアルの作成等が必要かと思いますけれども、一応、速やかに情報伝達ができるような形になっております。
 以上で私の方からの回答を終わりますけれども、こども育成課長の方から、保育園を含めた連絡体制の御説明をいたします。

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Last Update 2003. 1.17