17番(八木秀英)
次に、小中学校の校庭を芝生化へということで質問をさせていただきます。
文部科学大臣の諮問機関、中央教育審議会、俗に中教審でありますけれども、中教審のスポーツ青少年分科会では、体力の低下が指摘をされております。子どもがもっとスポーツに親しめるよう、小中学校の校庭の芝生化を進めることを柱とした中間報告案でありますけれども、今まとめておりまして、6月中にも中教審総会で中間報告が決定されまして、遠山文部科学大臣に提出される見通しであります。芝生では、転んでも衝撃が和らげられることから、子どもたちはけがを恐れずに思いっきり体を動かすことができ、スポーツなど、外での遊びが活発になる効果に着目をし、芝生化を一層進める考えを同分科会で示しております。
文部科学省によりますと、校庭が芝生化されている小中学校は少なく、1%に満たないと言います。芝生の植えられた施設は、地域住民の交流の場としても期待をされており、学校以外の運動場でも芝生をふやすようにと提案をいたしております。
5月31日からワールドカップが開催されておりますが、美しく維持管理された芝生の上で、連日各国チームの選手が激しくぶつかり合い、熱戦を繰り広げております。私も日本を応援しながら、このサッカーグラウンドが芝生でなかったら大変だなと、サッカーはやはり芝生の上でのスポーツだなとつくづく感じると同時に、芝生では転んでも衝撃が和らげられるという中教審のスポーツ少年分科会の着目と提案に対しまして、強い共感を覚えました。ワールドカップをきっかけに、多角的な面から、芝生広場がより一層注目されていくものと思われますが、維持管理の問題や費用なども十分に考慮し、検討されなければなりませんし、むやみやたらに何が何でも芝生にということでは決してありません。
当長泉町では、町民全員参加の健康のまちづくりを推進していく中で、竹原グラウンドが平成15年に開催される国体のホッケー会場として整備され、人工芝ではありますが芝生化された中で、多くの人に利用されております。このような状況下で、今後町が芝生化を進めていくには、無理がなく、できるところからと考えるのが一番の良策ではないかと私は感じております。小中学校の校庭の芝生化に対する所信をお伺いをしたいわけです。
また、学校以外の運動場ということで、幼稚園、保育園の庭の芝生化に対する所信についてお伺いをしたいわけであります。
さらに、地域住民の交流の場ということで、もっと日常生活に密着したスペースで、芝の効果が期待できるスペースは芝生化していくべきだと私は考えます。
以上、芝生化の推進に対する町の考え方、対応をお伺いをいたしたいと思います。
議長(下山 登)
教育長。
教育長(土屋郁夫)
議員御指摘のように、中央教育審議会のスポーツ青少年分科会は、子どもの体力向上等について4つの論点から議論されたと、討論されたと私は伺っております。
その第1点は、これから向上を図るべき子どもの体力はどうとらえるかという点。第2点目は、体力の低下している原因、そして背景は何であろうかと。第3点目には、子どもの体力低下が将来わが国の社会にどう影響するか、こういう論点から。第4点目に、どのようにしたら子どもの体力が向上するか。この4点目の、「どのようにしたら子どもの体力を向上できるか」のまとめとして出されたものが、「学校体育の一層の充実を図ることが重要である」と、このような提言がなされ、その学校体育の充実は、どういうことから充実を図ることができるだろうかと。そういう中で、校庭の芝生化によって、雨天後の利用を容易にするとか、あるいは取り組む運動の量を、種目をふやすことができることによって子どもたちの運動量を高めることができる、すなわち校庭の芝生化によって学校体育の充実が図られるという主張、この考え方が述べられております。
私は、その他、この芝生効果は、開かれた学校、今議員おっしゃられますように、ある意味では青い芝の上で、地域住民の集い合う場になるかもしれません。そういう開かれた学校設備の開放というような、開かれた学校づくりを初め、あるいは砂じん防止等々、成果が期待できると信じております。文部科学省も提唱して、平成8年度に助成制度をスタートさせ、平成12年度にはスポーツ振興基本計画の中にも盛り込まれております。
しかし、議員御指摘のように、全国的に芝生化の歩みは遅いというのが現状でございます。じゃ、その芝生化の進まない要因は、御承知のように、芝を植えるためには全面的にグラウンドを改修する必要になること、また、芝を張った後、その維持管理に手間暇がかかることなど、いろいろたくさんの課題が残り、ブレーキがかかっているというのが実情でございます。
御提言の町内小中学校芝生化については、校庭の面積、そして児童・生徒数、利用度、あるいは使用度、こういう面や維持管理等のこと、いろいろ課題が考えられます。そういうことから考えますと、現段階では、私はこの課題克服ということは難がある。したがって、小中学校の校庭の芝生化というのは困難であるというように御答弁をさせていただきます。
しかし、竹原には、人工芝のグラウンドが完成しました。すばらしい、あそこに入ればだれもが走りたくなる、あるいは高校生あたりは、あそこに入るとあの大きな体ですぐ座る、転げると。それほど体を動かすということは、芝生効果というのは、そういうところにあろうかと思います。
しかし、天然芝に、自然芝にまさるものはない、これはそのとおりでございますので、この多くの芝生効果化が期待できるわけでございますから、幼稚園とか、あるいは保育園、地域スポーツ施設のこれからの充実の中では、考えていきたいというように思います。
小さい子どもの幼稚園、保育園であっても、全面的に芝というのはまだ考える余地がある。この土の匂い、土に皮膚をさらす、そういう感触、こういうものも、子どもにとっては大きな成長のことになります。土も必要だと。しかし、ごろっと転げる、あるいは自由に動ける芝の場所、これも自然芝ということが可能ならば検討していきたい、そのように考えております。御理解をいただきたいと思います。
Copyright(C) 1997 長泉町役場 議会事務局 e-mail:gikai@nagaizumi.org
Last Update 2003. 1.17