議長(下山 登)
 14番。
14番(大川須津子)
 これからの中では、もう少し突っ込んだような青少年の健全育成事業というのを展開していっていただけたらなと思います。
 静岡県青少年問題協議会というところで、2月25日に、青少年の規範意識を育てるための施策についてということをテーマにして2年間協議したその内容のまとめが知事の方へ意見具申書というもので提出されたということであります。その意見具申書の内容の中に、規範意識の原点は自尊心と位置づけて、自分の価値を見い出すことができる居場所や、機会の提供を求めたということであります。青少年の人たちには居場所がないとか、自己肯定感がないというようなことも耳にしたことがあると思います。よく言われている言葉です。大人になるための不可欠な条件としての空間とか、人間関係をつくるために、私たち大人がその彼らにそういう場所を提供していかなければならないのではないかと私は考えています。今までの青少年の健全育成で、その非行対策とか、リーダー養成とか、そういう団体育成とかということもやっていただいて、それも大切だと思うんですけれども、もう少しきめ細かく一歩踏み込んだ事業を進めていっていただきたいなと考えています。
 コミュニティの芝生広場、それからコミュニティの利用状況をまず伺わせてください。
 それから、中学生、高校生のコミュニティ施設の利用はどのようになっていますか、お伺いいたします。
議長(下山 登)
 教育部長。
教育部長(山本登一)
 お答え申し上げます。
 コミュニティの利用状況でございますが、一般に有料で貸し出している部屋は、ホール、会議室等6室ございます。全体で、4月から本年1月末までの開館日数255日に対して、利用件数は2,377件ございました。日にして約9.3件であります。利用率は54%ということになっております。
 ちなみにこの各部屋別の利用率を申し上げますと、3階のホールが57.3%、この最大の利用時間帯は夜間でございます。これは、利用率が80.4%、和室につきましては42.5%でございますが、同じく最大の利用時間帯は、午後の53.3%、第1会議室が53.5%の利用率になっております。これも最大の利用時間帯は62.4%、午後でございます。第2会議室が、49%の利用率であります。これの最大の利用時間帯は59.6%、午後でございます。第3会議室が全体で41%の利用率でございます。これも午後の時間帯が最大の利用件数が多く、47.8%となっております。2階の展示室でございますけれども、これは59.6%の利用率となっております。これらの利用に当たっては、展示室を除いては、曜日と時間を決めて、定期的に利用していただいているというのが現状でございます。主にホールはダンス、エアロビクスの練習に、また音楽発表会、講演会等に利用されております。第1、第2、第3の各会議室は、会議、研修会、趣味講座等に利用されております。和室につきましては、舞踊、ホールの控室に利用されている、そういう状況でございます。
 また、芝生広場についてでございますが、ここでは個人が自由に使っていただいて結構ということで、自由に使っていただいておりますので、利用件数は把握してはございません。ただし、後ほどまた申し述べさせていただきますが、団体の利用については、一応届け出で制をとっております。
 次に、中学生、高校生のコミュニティ施設の利用について申し上げます。
 現在では、2階の学習室を宿題、受験勉強等持ち込み学習の場として利用できるようにいたしております。開館中の午前9時から午後5時まで無料で利用できるようにということになっております。ちなみに今年度の利用は1月末の実績で、3,841名の方が利用されています。1日にして約16名の利用者があったということでございます。以上です。
議長(下山 登)
 14番。
14番(大川須津子)
 青少年の居場所づくりに取り組んでいるそういう市町村があります。京都府で、京都市の勤労青少年ホーム、青年の家とか、青少年活動センター、東京の福生市、それから足立区の青年センター、ニュー杉並、ホットスクール城山、大阪府の枚方市の公民館というようなところで、特別に子供だとか、青少年のための居場所づくりに取り組んでいるわけです。長泉町の成人式の方法で、若者たちが企画をして成人式が行われたわけですけれども、それと同じように、若者たちが企画した、そういう事業というものをこういうところでは立ち上げているようです。
 で、例えば児童青少年センター、ニュー杉並というのが、1994年にこの施設を建設するに当たって、利用者の意見を施設建設の段階から反映するために、中高生の建設委員会というのを設置したということです。それで、1997年にはそこがオープンしたわけですけれども、そのオープンからずっと中高生が施設運営にも参加していまして、職員との協働による、いわゆる長泉で掲げている協働、ポラボレーション、そういうような施設づくりをしているということであります。現在、その中学生や高校生の、そこは確かな居場所であり、活動拠点へと発展しつつあるということです。いろいろな高校生や中学生に対して、否定的な、そういう現象がありますけれども、そういうものに対して受け身的ではなくて、積極的に職員の方たち、それから地域の方たち、見守る人たちが積極的に関係してくださいまして、地域とか社会、一般に青少年の問題提起の発信と、それから具体的な解決を生み出すそういう実績も展開し始めているということであります。
 長泉町でも、そういう子供や若者たちの居場所づくりをするために、土曜日とか日曜日、コミュニティのホール、それから芝生広場を開放してみたらどうかなと思います。夜間などの開放ができれば、これらが居場所になっていくのではないかなと思います。例えば指導員をつけてエアロビクスとか、バンド演奏がなどができたらいいんじゃないかなと思っています。この間、長中の「あったか体験」に行ったんですけれども、社交ダンスのところに男子生徒がたくさんいたりしていますし、それからハンドベルや何かやっていたら、とても大勢の子供たちが集まるとか、囲碁のクラブにもどのぐらいの人がいるかなと思ったら随分たくさんの子供たちがいて、その後、囲碁に目覚めた中学生が、土曜日にやっているベルフォーレの囲碁クラブに出入りしているようなんですね。そういうことを考えると、大人の暖かいまなざしみたいな、見守りのような、そういう目を持ってして、子供たちと一緒に何かを体験していくことが彼らの居場所づくりになっていくんじゃないかなと思っています。
 実際に活動しているところでは、映画の鑑賞会をやったり、演劇、それから写真、「えっ」と思ったのは、宇多田ヒカルの歌のレッスンなんかもやっているそうです。そこのところはものすごい人気があるということです。同人誌をしたり、それからゲーム、それからボランティア活動に目覚めている青年、それから子供たちもいるそうです。社交ダンスのところでは、中高年の方たちと一緒になって社交ダンスをしているようなグループもあるようです。運営に当たっては、彼らの意見を聞きながら、事業を立ち上げるその企画の場所から彼らに携わってもらうことによって、彼らを巻き込んだそういう活動ができていくのではないかと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
議長(下山 登)
 教育長。
教育長(土屋郁夫)
 今、議員のお話を聞いてみまして、私はある意味では本当にうれしく思いました。と申しますのは、長泉中学の「あったか体験」で学習した子が地域に行って、囲碁クラブの中へ入っていく、これが、これから目指している教育改革の進む道だというように思います。それが実際あらわれるということは、私は本当にすばらしいことだと。したがって、今の子供たちが居場所がない、居場所を与える施策を施したらという質問でございますが、ある意味では、言葉を返すようでございますが、この今の子供が育ってきた過程で、そうして1人で遊んでいる子が外へ出る、広い運動場を与えて存分にここで運動しなさい、野球をしなさい、ソフトボールをしなさいと言いましても、そうして1人で生きてきた、1人で遊んできた子がグラウンドに出たときに動きがとれません。隅の方へ行って、そこで土下座して、そしてその場所で自分1人で遊んでいるというようなことがあるから、これから教育改革というのが生まれてきたわけでございます。これが、私、一番今大事なことだと思います。そこで場所を設けて、例えばコミュニティの芝生は今開放されております。しかし、現実にはあそこのところでいろいろ問題が起きていることがございます。そこに1つの指導者をつけて、そして子供たちが自分たちで企画をして、そしてそこで音楽会を催すとか、あるいは今申されたような、議員が申されたようないろいろ活動が展開できればこれは本当にすばらしいことでありますので、私どもは、そういう方法で、基本的にはこれからの活動は考えていきたいと、こういうように思います。非常に具体的な御回答ではないかもしれませんが、基本的な考えとしてはそういうようにとらえていただければありがたい思います。

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Last Update 2002. 7.15