議長(下山 登)
休憩を解いて会議を再開いたします。
質問順位2番。
質問内容1.高齢者に電動自転車購入補助を
質問者、遠藤昭三議員。11番。
11番(遠藤昭三)
通告に従いまして質問いたします。私も素直な気持ちで質問しますので、極力素直な気持ちで御答弁をお願いしたい。よろしくお願いします。
高齢者に電動自転車購入補助をということで質問いたします。
近年、老人医療が年々増加していると新聞、テレビ等で報道されております。それらを見ると、昭和48年度、4,289億円であったが、平成10年度には10兆8,932億円と25倍に膨れ上がっています。このままでは将来大変な問題になると、当町におきましても、年々増加していると思います。
そのような中、高齢者の病気、これは循環系の病気が多いと言われております。高血圧症、高脂血症、動脈硬化などを聞いておりますけれども、これらはほとんどが生活習慣病からくると、この予防が大切であるということは言うまでもございません。
それで、高齢者が家に閉じこもっていると、ストレス、うつ病、寝たきりになる率が多いと思いますけれども、高齢者の健康の秘訣は、栄養、運動、休養、また心の栄養として、自由に行きたいところに行って、見たり聞いたりすることも大事なことであると思いますが、当町の高齢化も年々進んでいる中で、高齢者の中には自転車を利用する方が多く見受けられます。その人たちの話を聞くと、自転車では近くには行けるが、遠いところ、坂道の多いところへはとても行けない、そういうところに行くには家族等に頼んで連れていってもらうというような話をよく聞きます。そういうことでは、なかなか思うようにいかない。自分で自由に好きなところに行けたらどんなにすばらしいだろうという話をよく聞きます。一人では行けないので家にこもってしまう、そういうことで健康を害している人がかなり多くおります。高齢者が人に頼らず、自由に好きなところに行き、心身共に快適で楽しい生活が行えることは、健康の第一歩であろうと思います。高齢者は行きたいところがあってもなかなか行けない、自転車の場合、坂やそういうところは行けないということで、行動範囲が非常に狭まってしまう。この点、電動自転車の場合、坂道も楽に走り、行動範囲が広がり、いつでも好きなところに行かれ、楽しい生活となり、健康ですばらしい人生が送られると思います。
しかし、電動自転車は普通の自転車より高価なため、よいのはわかっていてもなかなか買えないという方を多く聞きます。高齢者は今まで社会のために尽くしてくれた人たちであります。この人たちのために、購入費の一部補助金の交付を行うということはどうでしょうか。
先般、私どもは政務調査で山形県の酒田市に行ってまいりました。酒田市では、平成11年から電動自転車購入補助制度を実施している。もう3年目でございますけれども、その効果はどうかということでいろいろ質問しましたところ、家に閉じこもり病気がちな高齢者がいきいきと行動し、健康となり老人医療が削減するというようなことを聞きました。高齢者に生きがいを与えることは、ひいては家庭を明るくし、社会を明るくする根本にあると思います。電動自転車の補助金交付を、ぜひお願いしたいと思いますので、御所見を賜りたいと思います。
議長(下山 登)
住民福祉部長。
住民福祉部長(柏木 豊)
高齢者に電動自転車の購入補助をということでございますが、厚生労働省による高齢者の健康づくりという中で、高齢期における生活、それから高齢者の健康づくりの指針というものが示されておりますが、高齢になるにつれて、日常生活において体を動かす機会は減少しがちになり、年を加えるにしたがって、体を構成する諸器官の機能が低下する中で、さらに運動不足が加われば、身体機能の低下を加速させて、高齢者の活力を低下させることにもつながると示されておるわけです。また、家に閉じこもりがちになり、社会との接触をしないことは、体の健康を損なうだけでなく心の健康をも損なうおそれもあると言われております。
このため、町では高齢者を対象とした、成人の健康相談、元気一番さわやか教室、こういった健康事業と、それから生きいきデイサービス、軽度生活援助事業、高齢者の生きがい活動推進事業など、介護予防や生活支援事業を現在推進しておるところであります。
遠藤議員が言われるように、電動自転車の利用は、高齢者の外出がしやすくなり、日常生活が健康で快適に送れるための一つの方法であるとは思いますが、交通安全等の観点からも、町では安全な場所での健康づくりを考えていきたいと思います。先般、町長が施政方針で示しております、さまざまな分野の健康関連施策を体系化し、推進計画であるアクションプランの作成と具体的な健康づくり、これらの取り組みの推進を図ってまいるという方向を示してあるものですから、現段階では御質問の補助につきましては、実施は難しいというふうに考えております。
以上、御理解をいただきたいと思います。
議長(下山 登)
11番。
11番(遠藤昭三)
現段階では難しいということでございますけれども、高齢者が生き生きと生活できるということは、いろいろな老人医療にも関係してくる。今の世の中、やはり一を投じて十を得るというような行政が望ましいと思います。そういう中で電動自転車の購入の補助によって、高齢者がいろんな場所に行ける、家に閉じこもっていない、それ一つをとっても健康になるもとであるということが言えると思いますので、その点の御所見を町長にお願いいたします。
議長(下山 登)
町長。
町長(柏木忠夫)
ただいま住民福祉部長からお答えさせていただいたわけでございますが、健康づくり推進事業の中で、高齢者の健康づくりということでございます。
遠藤議員からの御質問は、電動自転車ということで、最近、酒田市へ視察勉強に行ってこられたというお話をいただいたわけですが、御存じ、今、あちらの地域は大変雪深いころかなということを感じるわけでございますが。
私、頭の中に浮かんだのは、そうは言いましても、なかなか扱いの問題その他を考えますと、電動自転車で平坦地のみを走る場合はいいわけですが、逆に危険もうんと伴うなということ等々からいきまして、今、柏木部長からお答えさせていただいた理由かなというふうに感じたわけですが、なかなか一歩操作その他を間違いまして、坂道をまっしぐらに下って突っ込んだなんていうことを考えますと、震え上がっちゃうわけです。
そんな問題を考えましても、補助金がいいかどうかは別としまして、余り長泉町内でも、私自身でも目にかけないわけですから、補助はだめだというわけではないわけですが、そういった問題一つ考えてみましても、簡単に補助金を出せば、町民の皆さんがなお健康増進につながるということは、一気には言い切れないのかなというように感じます。
したがって、担当部長からお答えさせていただいたとおり、今ここですぐに補助事業として採択して進めていきたいということは申し上げられないわけですが、これから、もうちょっとそういった問題についても、具体的にいろいろの角度から検討してみないとならないのかなということで考えますので、担当部長からお答えさせていただいたようなことで、一つ御理解いただきたいと思います。
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Last Update
2002. 7.15