17番(八木秀英)
それでは次の質問に入らせていただきます。
稲荷中土狩線の横断歩道問題を問うということで質問をいたします。
稲荷中土狩線は、平成12年6月1日をもちまして旧国道246号線からの全線が使用開始となっております。この道路は中土狩竹原線から沼津市、三島市方向へ結ぶ東西のメーン道路でもありまして、供用後の交通量は予想以上に多く、稲荷中土狩線と南北に交差をする町道162号線、旧中込商店前からの車両や、通勤・通学の自転車などが横断するのには非常に困難で、かなりの危険性が伴っておりました。
幸い、平成13年10月15日に関係者の皆様の御努力によりまして、この東西線を南北に横断をしている町道162号線との交差部分に信号機が設置をされました。この信号機設置によりまして、稲荷中土狩線を南北に横断をする車両や、歩行者の安全性は飛躍的に確保されることとなりました。しかし、信号機を設置する以前に、交差点西側部分にありました南北方向への横断歩道は、信号機の設置と同時に残念ながら廃止されまして、南北に横断する歩行者のための横断歩道は手押し式信号機が設置をされました。交差点の東側の片方のみとなりました。また、この信号機の手押し操作機は、東側の横断歩道側に設置されております。
このような状況にあるために、歩行者が南北方向に横断するのには、一たん町道162号線を東側に横断をしてから、手押しの信号機にしたがって、稲荷中土狩線を南北に横断するようになります。場合によっては、3回も道路を横断して渡らなければならない状況も考えられます。この状況は車で移動される方から見れば些細なことかもしれませんが、歩行者にとりましては、従来よりも不便な状況と思われます。横断歩道を利用する立場から、一言で言うならば、人に優しくない、特に交通弱者に対する配慮に欠けている状況にあると思います。地域住民などの利用者からすると、日常的に不便な状況でありまして、どうにかならないのかと疑問なども投げかけられております。信号機が設置されている交差点であり、西側に横断歩道を設置しても何ら問題はなく、今すぐにでもできることではと、大方は簡単に考えているようであります。私も町民の一人として、一日も早い改善を願うものであり、特に大きな問題点がなければ、交差点の西側部分にも横断歩道を設置すべきと考えます。
住民の要望を受けて、交通量調査など十分な調査が行われた上で、専門家の考えに基づき、信号機が設置されたものと思いますが、交差点に信号機が設置されるまでの経緯、西側部分の横断歩道が信号機設置と同時に廃止をされた理由を、また、今後の町の対応をお伺いをしたいわけであります。この交差点は、交通の質と量とが非常に複雑で、特に通勤・通学の時間帯には、南方向から西方向への左折車両と、北方へ直進する自転車の量が多く、もっと簡単にできると考えておりましたが、時差式などの方式を考えなければ思ったほど簡単にはいかない部分もあろうかと、現場に立って感じました。
多くの財源を必要とすることもなく、町独自でできることであれば、まさに横断歩道の設置など、今すぐにでもできることでありましょうが、信号機や道路交通標識等にかかわることでありますので、町独自では判断できない部分もあろうかと思います。しかし、人に優しいまちづくりをということであれば、やはり多少の困難などもろともせず、実現していただきたいと思っております。
現状は手押し式信号機で、通常は東西方向が黄色の点滅になっており、歩行者用の手押しボタンを押すと東西方向が赤色になると同時に、交差点東側横断歩道に設置されている南北方向の歩行者用信号が青になり、横断できるようになっております。交差点西側には横断歩道がありません。自転車等の通学路になっている学校では、PTA等が折に触れ、信号機設置後にも交通指導などをされておりますが、西側に横断歩道がないゆえの不便さから、危険を伴った安易さが、安全よりも優先しがちで、せっかくの信号機も現状を見て泣いているのではと思われます。信号機だけではなく、高齢者などの交通弱者も、また信号機を見て違う思いで泣いているのではと思われます。手押し式信号ではなく、四方向に歩行者用信号のある信号機が最良でありますが、現状からすぐに最良を望んでもなかなか難しいと思いますので、ぜひとも最良を目指して段階的に改善をされるよう、強く望みます。
その第一段階といたしまして、まず交差点西側部分に横断歩道を設置すべきであります。ほかにも改善が望まれる箇所はございますが、人に優しい第一歩としてこの交差点について町の考え方をお伺いをいたしたいと思います。
議長(下山 登)
都市環境部長。
都市環境部長(土屋秀明)
お答えいたします。
質問項目が3点ほどございましたものですから、あわせて回答させていただきます。
まず最初に、旧中込商店の北側、駅上交差点と呼びますけれども、この交差点に信号機を設置する前の道路の供用開始時においての横断歩道の形態がどうだったというところから御説明をさせてもらいます。
道路の設計協議をする際には、公安委員会との協議が必要になっておりまして、その公安委員会との協議の内容をもとにしての説明でございますけれども、まず稲荷中土狩線の県道、鮎壺交差点から駅上交差点、現在の信号があるところですけれども、この間に南北を横断する横断歩道の箇所は、西側から見ますと鮎壺踏切の1カ所、これは具体的に言いますと、鮎壺踏切の西側、県道に歩道がありますけれども、県道の歩道を南北に渡るという、現地には横断歩道のラインは引いてございませんけれども、そこも一つの横断歩道という考え方のようです。2つ目が役場の方から下りまして、稲荷中土狩線に合流するには山の神の神社がございますけれども、あそこから東側に行き本線に合流する、そこの横断歩道がございました。先ほど質問者が信号機が設置した以降、横断歩道がなくなったという箇所でございます。3つ目が、駅上交差点、現在信号がございますけれども、交差点の中の東側にございます。この3つが横断歩道として供用開始になったわけでございます。
鮎壺踏切から駅上交差点までの道路そのものの距離というのは非常に短い中で、かなり特殊な右折帯等が設けてあります。それは東側から踏切の方に向かっていくのに、先ほどの駅上交差点を過ぎまして、山の神の方に右折する右折帯が一つございます。その駅上交差点との間の距離は約65メートルということで非常に短いために、各停止線の前を滞留長と呼ぶわけですけれども、滞留長というのは車がとまる距離が30メートル必要というのが基本的な考え方ですけれども、ここにつきましては、距離が短いために半分の15メートルで設計をされてございます。先ほど申しましたように、右折するには、右折はオーケーだよというのをシフト長と呼ぶわけですけれども、そこの破線表示をしてあります15メートルというのが当時の設計でございました。現在、駅上交差点の中の東に横断歩道がありますけれども。
先ほど言いましたような距離が短い、あるいは右折帯がある、滞留長も基本より短くしているということの中で、開設当時、町の方が西側に横断歩道を設けたいということで公安協議をしたわけですけれども、先ほど述べましたように滞留長そのものがさらに短くなるということで、結果的には162号線の南から北に上っていくところの旧中込商店側に2.4メートルの歩道帯をつけたものでして、これは南から北側に歩いてくる歩行者は右側通行する場所になります。右側通行しながら稲荷中土狩線を横断するということで、現在ございます東側分に横断歩道が設けられたということが、公安委員会との協議の結果で、道路ができた最初のときの状態です。
次に御質問の2点目に入りまして、信号機をつけるとき状況、経過等を御説明をさせてもらいます。
稲荷中土狩線の開通によりまして、先ほど御質問者からの質問の中にもございましたように、通行量が朝夕思ったよりも多いということ、それからそういう状況の中で子供たちの通学時あるいは通常の歩行者の横断等、稲荷中土狩線を南北に横断するということが現実非常に難しいということから、平成12年6月に、地元の3つの区長さんから連名で、駅上交差点に信号機を設置するようにという申請が町長あてに出ました。その後、町としましては、交差点の交通量の実態を調査いたしまして、その結果を添えて沼津署に設置の要望を出しました。沼津署もそうですけれども、当然予算の中でやっていることで、通常要望箇所が多いと、実際には予算付がそこの箇所につきにくいことがありますけれども、ここは通学路というのが一つ、あるいは通行量が多くて歩行者に危険であるという判断の中で、13年度の予算として沼津署の方で対応を図るという運びになりまして、その後、交通規制審議会の審議を経まして、13年5月に信号機を設置することが決まったものでございます。
この信号機の設置の要望については、現在の東側だけでなく西側にも横断歩道を設けてほしいという旨の要望もしてございますが、南北に交差しております町道162号線、旧中込商店から北側に向かっている道路ですけれども、信号規制を行うためには、北側部分の道路の幅員が5.5メートル以上必要だよということです。そういうような状況の中で、稲荷中土狩線のみの車両規制をする、現在点滅になっておりまして、歩行者が歩行者用の横断歩道のボタンを押しますと本線の車両のストップがかかるという、本線のみの車両を規制する横断用信号機の設置が現状では可能な信号規制ということで、公安委員会が判断をいたしまして、地元の区長さんとの協議の結果、もともとありました東側部分の横断歩道に歩行者用の信号機を設置したという経過でございます。
その際に、もともと踏切と今の交差点との中間地点にありました、山の神神社の南側にありました横断歩道が廃止されたわけですけれども、その理由といたしましては、これも先ほどちょっと申し上げましたけれども、踏切と駅上交差点との距離が短くて、右折帯が2カ所あり、その間に1カ所横断歩道が設けられていたということで、右側に車線変更する車が非常に短い中でしなければならないというような状況、さらに鮎壺踏切がありまして、御存じのとおり現在慢性的な渋滞になっておりますけれども、その辺の予測等からしまして、まずは渋滞の防止、それから歩行者の安全を図るには、横断する数が多いよりも、最も安全な場所で集約して横断させるというふうな考え方の中で、既にありました横断歩道は廃止をするという考え方が示されたものであります。
それで、今後の町の対応という部分でございますけれども、質問者もおっしゃられていますように、最良のパターンからしますと、4方向を信号機で規制するものが一番いいわけですけれども、それをするには、一つは162号線の幅員の拡幅が必要条件になるということ、さらにはもう一つとしましては、地元の了解を得まして、一方通行にすることによって自動の信号機が設置可能だというようなことが示されております。また、るる申し上げましたけれども、踏切と交差点間の距離が短く、仮に西側に横断歩道を設置した場合には、踏切の方から来た場合の停止線がさらに踏切側に移動するというようなこともある中で、ハードルが今までの中では高いというふうに私は感じておりますけれども、何か今までと違うような考え方がとれないのか、あるいはこれをすることによって、西側部分に横断歩道が設置できるというようなことがあるのか、日常生活の中で住民の皆さんの利便性ということが大前提でございます。
そういう中で、再度沼津署等に相談あるいは要望、協議等を申し入れていきたいというふうに考えおります。
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Last Update
2002. 7.15