町長(柏木忠夫)
2つ目は、「ささえあい、笑顔があふれるまちづくり」であります。
あらゆる活動の基盤となるものが健康であります。地域住民の皆様を初め、県民待望の県立静岡がんセンターが本年9月にいよいよ開業いたします。町を挙げて町民の皆様に健康に対する関心と、具体の取り組みを喚起する上で、これ以上の好機はないと感じております。平成13年度事業として最終的な取りまとめに入っております保健計画をもとに、新年度からは、さまざまな分野の健康関連施策を体系化し、推進計画であるアクションプランの作成と、具体的な健康づくりの取り組みの推進を図ってまいります。また、企画財政課に健康施策推進の担当を置き、保健センターを初め各部門との協働による総合的な取り組みにより、長泉町の健康づくり推進元年となるべく検討してまいります。
少子・高齢化の進展は、他市町に比べ、多少そのスピードは緩やかではありますが、確実に他地域と同様な傾向に向かっており、家庭機能や社会環境の変化と相まって、福祉サービスへのニーズが多様化し、質の向上が求められております。
このような中、当町では、新年度から子育て家庭の経済的支援策として、乳幼児医療費助成の助成対象年齢を入院、通院とも、未就学児童に引き上げ、一切の負担なく、未就学児童が治療を受けられるようにしたいと考えております。
さらに、入会希望が多い放課後児童館への対応といたしまして、長小校区のやまゆり児童館の建てかえ、また、北小校区のコスモス児童館の増築をしてまいります。受け入れ枠の拡大を図ってまいります。
また、新年度から、聴覚障害者等への福祉の増進を目的に、聴覚障害者が特定の活動時に手話通訳を必要とする場合、経費を町が負担して手話通訳者を派遣する事業を開始します。町が事業主体となり、長泉町社会福祉協議会に委託をする形で実施いたしますが、身体障害者福祉会や、福祉ボランティア、学識経験者なども交えた運営委員会を設置し、この事業の円滑な推進を図ってまいります。同じく新規事業として、在宅の高齢者等に対し、居宅と医療機関の移動のために利用するタクシー料金の一部を助成する外出支援サービス事業を実施し、高齢者等の自立した生活の支援をしてまいります。
平成13年度事業として取りまとめております地域福祉計画に沿って、また、障害者を取り巻く環境と社会情勢の変化を見据え、ノーマライゼーションの理念に基づいた、よりきめ細かい施策の推進を目的に、障害者計画の改訂をしてまいります。
そして、住民一人一人が生涯を通じて、心身ともに健康であるように、ふれあいと支え合いの中で、生きがいのあるまちづくりと地域福祉の向上に努めてまいります。
3つ目は、「ともに生きる、心豊かなまちづくり」であります。
価値観が多様化し、国際化や情報化など変化が著しい社会の中にあっては、これまでにも増して、「教育」や「人づくり」が必要であると考えます。子供たちの活字離れが指摘される中、学校図書室の拡充の一環として、新年度から3名の司書を学校に配置します。小学校3校、中学校2校を循環する形で、図書室の充実や、子供たちへの図書指導を実施し、子供たちによい本をたくさん読んでもらえるような指導を目指してまいります。
入園需要の増加が見込まれる竹原保育園につきましては、耐震性の確保の観点からも建てかえをするために、新年度におきまして実施設計を計画しております。
今年度、新たな学校給食センターの建設工事が終了いたしますが、新年度には、引き続いて駐車場の用地取得と整備、また、現在の施設の解体作業を計画いたしております。
平成15年度の静岡国体を前に、新年度秋には、そのリハーサル大会が開催されます。実行委員会の組織と活動の強化を図り、町民の皆様の御理解と御協力をいただきながら、諸準備を進めてまいります。
生涯学習では、住民みずからが講師となって、講座を開設、運営してまいります。「わくわく塾」を、新年度の5月からスタートさせます。地域に埋もれる人材の発掘や、多様化する学習ニーズへの対応策として、ひいては、住民みずからによる生き生きとした地域づくりの牽引役として活発な活動となって広がっていくことを期待してやみません。
これからの時代、あらゆる情報がインターネット上に集積されてまいります。そのときに、パソコンやインターネット等の情報技術を利用する能力、あるいはアクセスする機会を持つ者と持たざる者との間に情報格差が生じてまいります。これを少しでも解消すべく、国では昨年度からIT講習会の開催を義務づけてきましたが、新年度におきましても、町の事業として、同様な講座を継続していくほか、もう少しレベルを上げた内容の講座も開設してまいります。
また、安全で効率的な教育環境等を維持していくため、幼稚園、小・中学校等の施設、設備の計画的な改修、整備をしてまいります。
国際交流事業との連携の中、ワンガヌイ市から2名の英語指導助手を招き、小・中学校における英語教育の充実とともに、町民の国際理解の一助となるべく、諸活動の活発化を促進します。
去る2月4日、長泉町体育協会から、町民1万6,339人の署名とともに、総合体育館の建設の要望を受けております。
前項で申し上げましたとおり、私は、町民の健康づくりをこれからのまちづくりの最重要課題の一つとしております。
このようなことからも、その拠点となるような施設の整備を念頭に置きまして、国が導入を促進しております民間資金等活用事業、いわゆるPFIも一つの手法として視野に入れ、課題の整理や実現化方策の具体的な検討に入りたいと考えております。
4つ目は、「快適で、機能的なまちづくり」であります。
北部地域住民の皆様の長年の夢でありました御殿場線新駅につきましては、新年度秋の開業に向け、本格的な工事に入ります。可能な限りユニバーサルデザインの思想を取り入れた、だれでもが利用しやすい駅として整備してまいりますので、交通渋滞や駐車場不足といった広域的な交通対策の観点からも、多くの方々に利用していただきたいと考えております。
道路交通網の整備は、都市機能の高度化を図る上で、最も重要な課題であると認識いたしております。地域住民の日常生活の向上や、産業活動の円滑化を図るばかりでなく、地震等の災害への対応策という観点からも、広域的な交通ネットワークの整備を積極的に推進してまいります。
整備の進捗が懸念されております第二東名高速道路につきましては、広域的な連携を図りながら、関係機関に対しまして、整備促進を訴えてまいります。また、町といたしましても早期実現のため、積極的な支援、協力をしてまいります。
また、東駿河湾環状道路や県施工で進められております都市計画道路である沼津三島線、納米里本田町線、池田柊線の一部につきましても、その整備促進を重ねて国土交通省や県に要請してまいります。
町施工で進めております都市計画道路池田柊線は、広域的な観点からも重要路線であり、計画的な推進を図ってまいります。また下土狩文教線につきましても、県立静岡がんセンターへの三島駅北口からのメーンルートという意味合いからも早期完成が待たれており、積極的に取り組んでまいります。
下長窪駿河平線では、住民の方々との協働によるフラワーロード化に向けた取り組みを検討しておりますが、このような住民活動を積極的に支援していきながら、町内各所への広がりを期待しているところであります。
このようなまちづくりを進める中で、土地利用上の最上位計画であります、国土利用計画の第2次計画の策定をしてまいります。今年度、現状分析などの準備調査を進めておりますが、新年度からは皆様の御協力をいただいて審議会を設置するとともに、県の関係部局との調整、協議など本格的な策定作業に入ります。そして年内に議決をいただけるようなスケジュールで作業を進めさせていただきますので、よろしく御協力をお願い申し上げます。
5つ目は、「いきいきとして、魅力あるまちづくり」であります。
県立静岡がんセンターを核とし、東部地域に最先端の医療や医薬に関連した産業振興を図ることを目的とした県の「富士山麓ファルマバレー構想」の一翼を担う地域としてのまちづくりを検討するため、「静岡県がんセンターを核とした自律型経済圏形成の推進と都市整備に関する調査」を行っているところですが、県とも十分な連携を図りながら、新たな産業集積と、既存の地域産業の振興、また、これらの相乗効果による地域の活性化に向けて、積極的に対応を図ってまいります。そして、必要に応じて、県や国の御支援をいただきながら、さらに具体的な検討調査の実施も視野に入れているところであります。
また、この検討の中では、県立静岡がんセンター周辺の既存の観光施設を活用をする「癒し」をテーマとした観光空間との連携も検討項目としており、がんセンター関係者にとどまらない、広く一般地域住民を視野に入れた観光振興にも努めてまいります。
このような中、新年度には県の補助をいただきながら、町内の観光案内板・標識の設置を実施してまいります。
農業におきましては、農業振興地域整備計画の見直しを、今年度から引き続いて実施し、農地の適切な管理を推進してまいります。環境面から存在がクローズアップされている森林対策につきましては、適切な管理を促進するため、間伐事業に対する補助を継続して実施するほか、林道谷津元長窪線の改良工事を実施いたします。
Copyright(C) 1997 長泉町役場 企画広報課 E-mail:kikaku@nagaizumi.org
Last Update
2002. 7.15