6番(四方義男)
 さて次は、地球規模の、そして私たちの未来にも触れる問題について質問いたします。
 「世界経済の枠組みの中にある」という理念の教育政策についてであります。これも通告書には、質問事項が1、2となっておりますが、まとめて質問いたします。
 この質問は、外国語学習、外国文化学習の充実のために、地域在住の国際活動経験者の知恵と経験と教訓を地域の教育力としてもっと活用しませんかというものであります。先般、長泉小学校で外国人の先生による英語の授業を参観する機会がありました。私が英語を初めて習ったのは、中学1年生のときで、しかもA、B、Cからでございましたので、その内容や方法論、そして取り組み性の早さ、先進性、先取り性は隔世の感がございます。それだけ急速に国際化が進んだといえます。
 21世紀の現在、ますます進む経済のグローバル化と地域の国際化の進展に伴い、英語を含む外国語勉強の必要性と、異文化社会へのより深い理解の必要性が高じております。9月のアメリカ同時多発テロにより、世界の様相、並びに経済環境が変容しました。これは大川議員も話されましたが、今議会の冒頭、議会閉会中の諸般の状況報告で、町長はこう話されました。それは、「事業実施に関する安全性が懸念されるため、長泉町・ワンガヌイ市交流センター開設10周年の公式訪問を延期する」ということでした。これは大変残念なことでございます。これは、世界が経済的にも社会心理的もに大変密接なリンクを持っているということの証明でございます。もうこれは遠い外国のことだろうとか、火事は川向こうだという次元の時代のものではございません。そういう時代になってきたんだなということでございます。
 そして、好むと好まざるとにかかわらず、長泉の子供たちは、将来外国人や外国文化とのつき合いが我々のそれを上回るはずです。我が長泉町は、ニュージーランド・ワンガヌイ市に交流センターを持っているという他の自治体と違う特色を持った国際交流と、外国文化勉強の仕組みがあります。そういう国際交流の先進性は、周辺自治体も長泉の次の動きを注目しているのではありませんか。私はこのような観点から、言葉を含む外国文化を勉強することにおいて、長泉の学校教育、並びに生涯学習は、その内容における幅をもっと広めるべきだと考えるのであります。
 その一つとして、地域にお住まいで外国駐在経験や、経済活動等の体験をお持ちの方々の力もおかりしたどうかと考えるのであります。その方々のいろんな体験や経験、教訓は、これからの外国とのつき合いにおいても、学習の幅を広める点においても有用であると思います。
 例えば、人材バンクの内容拡充などもいかがでしょうか。小・中学校での英語教育にも地域の教育力をもっともっと使って、いろんな工夫や知恵を導入すべきだと考えます。お考えはいかがでしょうか。
議長(下山 登)
 教育長。
教育長(土屋郁夫)
 お答えをいたします。
 長泉も外国籍の方たちが570人、子供たちも38名もの子供たちが今通学しております。議員御指摘のように、近年世界を結ぶネットワーク化の推進が加速しつつあることは申すまでもございません。グローバル化への対応ということで、当町でも小・中学校には国際交流協会の非常に厚い協力をいただきまして、本年度から1名増員していただいて2名のALTの方を配置していただきました。総合的学習の中での国際感覚の取り組み等、行われております。先般も議員にも御参加いただいて、本当にありがたく思いますが、私はひとつALT、そういう国際交流教育をオープンにして、どんどん子供たちの授業風景を見ていただこうということで、今年先般計画をいたしました。私は残念ながら参加できませんでしたけれども、非常に高い評価を受けて、ありがたく思っております。
 町民の方たちの中には、国際的な知識、経験を地域に還元いただくという発想で、立派な方たちがおいでになります。現在、生涯学習課で取り組んでおります「人材リストいちばん星みつけた」を活用して、普及を図っていきたいと思いますということが回答でございます。これは、今国際交流というようなジャンルで、地域の人材を登録というところはございませんでしたので、これは大きな風ということでございますので、今回、議員の御出席をいただくと同時に、いちばん星みつけたという人材登録をもっと充実させていきたいと考えております。
 平成2年度には、この人材に登場いただいて、地域学習や地域振興、コミュニティ活動等に理解がある方たちにおいて、いろいろ特技や知識を持って指導や講義をしていただこうと考えております。
 大川議員の御質問にも答弁させていただいたように、「わくわく塾」というのを小椋議員からも先般お話がございましたが、これを立ち上げていきたい。今、準備段階でございますが、近い将来にこれを立ち上げていく中で、一層の活用に参加していただこうと考えております。
 もう一度申し上げますが、平成14年度にいちばん星みつけたの改定を予定しております。そこで、新たなジャンルとして取り入れていきたいと考えております。講義内容等につきましては、その際に検討いただくというように考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
議長(下山 登)
 6番。
6番(四方義男)
 御答弁ありがとうございました。教育長のかんで含めるような口ぶり、そして温かいまなざしに見つめられますと、おっしゃるとおりですと言ってしまいそうになります。語学を含む教育を考える際に、私は日本を取り巻くアジア諸国が今後も経済発展を続けて、日本との差が縮まるということを重視しております。製造業はどんどん中国に出ていきまして、中国製の繊維製品販売は絶好調であります。物をつくってそれを売り、食料を買ってきた日本は、これから何で食べていくかと、そういうことも私は非常に心配しております。また国際社会には、危険もいっぱいあるんだよということも教えていくべきだと、私は切にそう思っております。国際化が進む時代には、危機管理の考え方も教えておいた方がいいと思うのです。こういう変化に対して、日本がとるべき基本姿勢は、人的資本への投資、つまり戦略的教育ではないかと考えるのであります。これは国レベルで考えるべき問題であります。しかし、もう地域で考えてもおかしくないような、そんな時代になってきたんじゃないかなと、私は個人的には思っております。
 町内には、世界的にすばらしい企業が幾つもあります。すばらしい講師もいらっしゃるはずです。身近にいるはずです。9月定例会一般質問での木下議員のテーマ、地域の教育力とは、私は社会の力、すなわち社会力の一分野と考えております。長泉の社会力が試されております。加えて、教える喜びを味わう時代になってきたんじゃないかなと思っております。
 私は、昨年12月、知人の大学教授の要請によりまして、三島の日大国際関係学部の主に学生さんですが、海外事情についてお話しする機会がございました。人に話すということ、人に教えるということは、こんなに楽しいものかということを改めて知りました。教える喜びの時代ではないでしょうか。人材バンクや、今お話しございましたわくわく塾の具体的な内容について、私注目しおります。その充実と活用によりまして、外国文化の勉強がより一層深まることを望んでおります。もちろん、私もそういうジャンルがあれば、登録し、協力したいと思っております。協力して働くという協働の理念の推進には、もちろん議員一人一人の実践も必要でしょう。イズミネーションに参加をされている議員もおります。いろんな才能や特技をお持ちの議員がいらっしゃいます。歌う町会議員と呼ばれるような方もおります。小椋議員も話されたかと思いますが、町当局としても、住民のどんな力が必要なのか、何をしてもらいたいのか、折に触れてもっと言うべきです。長泉の人と情報の流動活性化を図りましょう。御答弁ありがとうございました。

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Last Update 2002. 6. 1