2番(堀内 浩)
では、次の質問に移らせていただきます。
子供の読書運動にさらなる発展をということですけれども、現在小中学校では、さまざまな方法で読書運動が行われているようで、私的なことではございますが、私の子供も本に興味を持ち初めております。ただ欲を言えば、もっと早い時期に興味を持ってくれればなと思うのですけれども、これは私だけではなくて、大半の御両親が思うことではないでしょうか。幼児期に体や耳を通して受けとめたことは、終生消えることなく基礎になると言われています。幼児期の読み聞かせは、本に興味を持たせるだけでなく、言葉を覚えることができます。
言葉に関しては、読む、聞く、書く、話すという4つの能力があり、この4つを総合的に進歩させ、同調させ、子供の心の中に入っていくのは、幼児期の読み聞かせだと言われております。ところが、現在のさまざまなニュースで報道されている児童虐待、家庭内暴力など、ごく一部ではあると思いますが、殺伐とした親子関係を考えると、先ほどから述べたような読み聞かせを通して、親子の深いきずなこそが今のこの時代に必要ではないでしょうか。幼児期に童話や絵本などで触れることは、想像力や他者への思いやり、やさしさなど、豊かな情操を育む上で、はかり知れない効果があり、本に慣れ親しむ機会をつくり出すことが大切ではないでしょうか。
そこで、私が今回提案するブックスタートということなんですけれども、このブックスタートというのは、1922年にイギリスのバーミンガムで始まった運動で、生涯で初めて出会う絵本を大切に、親が赤ちゃんと本を読む時間を持ち、読書の喜びを親子で共有するのが目的であり、町内の新生児に絵本をプレゼントしながら読み聞かせの大切さ、先ほど言ったように、親子の深いきずなをつくるということですけれども、特に両親の生の声を読み聞かせ、自然のうちに親子のきずなを深めていけることを、この新生児を持った御両親に教えていける、こういうことも含めながら、このブックスタートという事業を町で行ってはいかがということを提案するのですが、いかがでしょうか。
議長(下山 登)
住民福祉部長。
住民福祉部長(柏木 豊)
ブックスタートということで通告をいただきまして、ちょっと調べてみました。そうしましたら、赤ちゃんの体の成長にミルクが必要なように、赤ちゃんの言葉と心を育むためには、抱っこの温かさの中で、優しく語りかけてもらう時間が大切だと言われています。ブックスタートは、肌のぬくもりを感じながら、言葉と心を通わすそのかけがえのないひとときを、絵本を介して持つことを応援する運動だと言われております。
現在、保健センターでは、特にブックスタートに取り組んでは結局おりませんが、今後は検診等の母子保健事業の中で、絵本の読み聞かせの大切さを話していきたいと考えております。
また、これからは、地域の子育ての視点で、子育て支援センター、児童館、ボランティアグループ、こういった関係団体等と連絡を取りながら、研究、検討をしてまいりたいと思います。
議長(下山 登)
2番。
2番(堀内 浩)
ありがとうございます。急激な変化というものを求めるのもまた難しいところがあると思いますから、徐々にそういう形で、このブックスタートに近い事業が町で行われることを望んでまいりたいなと思います。
次に、読み聞かせということで、最近子供の活字離れということが言われる現在、未来を担う子供たちの健全な成長等を願う意味でも読み聞かせを含めた読書活動が必要だと思いますが、今現在小学校での読み聞かせの実態はどうなっているのでしょうか。その辺を伺いたいと思います。
議長(下山 登)
教育部長。
教育部長(山本登一)
お答えをいたします。
本の読み聞かせ、これは情緒の涵養、心の健康で大変よいものととらえております。各小学校での取り組み状況でございますが、道徳ボランティアや保護者による読み聞かせにより、毎月定期に、または年間の読書週間に年齢、児童の実態に合わせて読み聞かせを実施しておるところでございます。これは子供に大変好評のようでございます。
小学校のことも今申し上げましたが、町民図書館でも読み聞かせをやっておりますので、その点も御紹介申し上げます。毎週土曜日の午後、幼児・児童を対象に、また、毎月第二火曜日の午前には乳幼児とその母親を対象に、それぞれボランティアグループの方が読み聞かせの事業を行っているところでございます。
また、地域での読み聞かせに役立つように、児童書を納米里文庫に100冊、上土狩たまご文庫に200冊を定期的に貸し出しておるところでございます。そのほかスポーツ振興センターにも同様に貸し出しまして、親子スポーツ教室の中で、託児などの際に読み聞かせに活用されております。
具体的に、各小学校の取り組み状況を御紹介申し上げます。長泉小学校では、ボランティアによる読み聞かせが毎月2回、図書ボランティア10名の方がいらっしゃいますが、この方々による子供の要請にこたえる読み聞かせということも行っております。北小では、ボランティアによる読み聞かせが年3回、朗読CDを使ったプロの朗読というものを行っております。南小においては、保護者による読み聞かせ、これが読書週間を含めて4回、5、6年生の図書委員による低学年教室への読み聞かせ、毎週月曜日、金曜日8時から8時20分を読書タイムという時間を設けて、読み聞かせといいますか、読書に親しんでいただくというような小学校では取り組みを行っております。
以上であります。
議長(下山 登)
2番。
2番(堀内 浩)
ありがとうございます。町全体で読書運動、読書活動ということに取り組んでいることを今ここで伺いまして安心したというか、これからもその運動を続けていっていただきたいなと思います。読み聞かせということ、本当に大切なことですので、これからも皆さんの努力をお願いしたいなと思います。
次に、小学校の図書館を定期的に地域住民に開放するオープンライブラリーについてですが、私たちの身近な学校の図書館を利用し、親子で本に楽しむ機会を提供してはと思うのですが、このような取り組みについてどういうお考えがあるかお伺いしたいのですが。
議長(下山 登)
教育部長。
教育部長(山本登一)
お答えいたします。
先ほど小学校の読書活動については、読み聞かせ等について御紹介させていただきました。各小学校の図書室の蔵書数、これを御紹介いたします。長小では2万11冊、北小では1万4,513冊、南小では1万3,285冊蔵書がございます。
地域に開放された図書館活動との御要望でございますけれども、現在町立図書館もございまして、その活動も先ほどちょっと読み聞かせの中で御紹介申し上げたところでございます。このオープンライブラリーの御提言を検討する中で、町立図書館の意義というものを考えていかなければなりません。それから、学校図書の事業の受け入れ体制等も、この事業の受け入れ体制等も考えていかねばならないということで、図書館事業を含めて総合的な判断が必要だと考えております。現段階では、そういうような状況でございますので、非常に難しいと思っておるところでございます。
議長(下山 登)
2番。
2番(堀内 浩)
このオープンライブラリーは、町の図書館のように、単に本の貸出、これが主な目的というのではなくて、最近で言われる、学校と地域との連携の必要性がますます高まる中、地域と学校との交流の場として大きな役を果たすのではないかなと思います。また、読書活動を中心とした地域の教育力の向上にもつながり、移動図書館、町の図書館とは違った効果がこのオープンライブラリーには含まれるように感じるのですが、この点に関してもうちょっと何か違った形での御意見があればと思うのですが。
議長(下山 登)
教育長。
教育長(土屋郁夫)
議員御指摘のように、まさに今の教育改革の方向から押さえた御提言であるというように考えます。しかし、現状、現実の問題としまして、図書館をこれからどういうようにもう少し整備していこうかと、こういう矢先でございます。図書館の有り様は、学校の読書のセンター、同時に資料センターといいますか、そういう機能もあるわけでございます。しかし、開かれていく学校の中で、どうあったらよろしいかということは、これは各学校でいろいろ考えておる矢先でございます。しかし、徐々にそういう方向にはやがては進んでいかねばならないというような考えを私は持っておりますけれども、今すぐ開放というような、オープンライブラリーというそういう図書館開放と、開いていくというようなことにつきましては、いろいろ人の問題もございます。学校の設備の問題もございます。簡単にはいきませんので、御了解をいただきたいというように思います。
議長(下山 登)
2番。
2番(堀内 浩)
どうもありがとうございます。そういう形でかなり難しい問題ではあると思いますが、きょうの新聞に子供読書推進法案が可決されるような記事がありました。これを読んでみますと、衆議院文部科学委員会では、28日自民・公明・保守の与党3党と民主党が26日に国会提出した子供の読書活動の推進に関する法律案の採決を行い、多数で可決、同案はきょうの衆議院本会議で可決後、参院に送付され、今国会で成立する見通しと、同案は読書活動を積極的に推進するために、国や自治体の責務を定め、具体的な施策を総合的に、計画的に進めるように求めていく、同案の目的について、すべての子供があらゆる機会にあらゆる場所で自主的に読書活動ができるよう環境を整備していくものであると述べております。こういう形で法整備されると、それなりの形でまた動いていくのかなという先の明るい見通しも出てきていますので、ぜひとも、今後とも町としても前向きな取り組みをお願いしたいなと思います。
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Last Update 2002. 6. 1