5番(室伏進一)
次の質問にさせていただきます。
自然と共存できる河川にということで質問していきたいと思います。
長泉町の河川は小河川で、治水管理優先の3面張りの護岸となっております。水生生物が住みにくい環境になっております。この底の部分だけでもコンクリートで固めず、緑地ゾーンをつくり、我が町どこでも自然と共存できるような考えになっていかないかでございます。我が町の河川は、治水対策に重点が置かれ、3面張りが多くなりつつある現状ですけれども、長泉町憲章にも、「美しい自然を愛し、きれいなまちをつくります。工夫と努力で豊かなまちをつくります」とあります。自然を残すために協働により考えを出し合い、いろいろな考えを出せば、自然とのふれあいを緑地ゾーンだけでなく、どこにでも容易にありふれる場所ができるはずです。
先ほども、こういうことを申しますと、昔はよかったなと、そんな言い方をする方もおりましたけれども、確かに昔はよかったな、そうだけでなくて、それを今の時代にマッチしたようにするためにはどういうふうにしていかなければならないかということを考えないと、自然は残っていかないんです。我が町には、桃沢自然の家のあるところのように、自然を大切にする方向に、既に長泉は進んでおります。もっと河川のいい方法を取り入れて、緑地ゾーンというものを長泉全体に広げてほしいと思いますし、自然を壊しながらというわけではないんですけれども、なるべく壊さない方法で治水管理を向上させ、自然環境を保全しつつ、水辺空間を配慮した整備を進めていって欲しいと思います。
河川の3面張りの底の部分には、固めることによって強度を持たせなきゃならない、そんな場面もあると思います。固めてしまうんではなくて、そこに編み目状に両護岸をつなぐなりし、強度をとらせる方法もあると思います。ぜひとも底の面だけでも固めないで、河川にドジョウやザリガニ、ヤゴなどが生息し、そこに食べにくる鳥たち、こういうものたちと一緒に美しい緑を残しながら水辺環境を保全を残すことにしていってほしいと思いますけれども、このような考えがどのように浸透していくかお伺いしたいと思います。
議長(下山 登)
都市環境部長。
都市環境部長(土屋秀明)
お答えいたします。
河川整備につきましては、今年度から10年間の新しい第3次の総合計画の中では、次のように表現をしております。災害に強い地域基盤確保を目指した治水計画を進めるとともに、整備箇所によっては自然環境の保全にも配慮した整備手法を検討しながらの改修に努めていくというようにうたっております。今議員さんの御質問のように、町の特に市街地部分の河川の整備工事につきましては、3面張りがほとんどです。この3面張りになぜということは、先ほどもやはり御指摘の中にございましたけれども、雨がかなり降った際の水害等を考慮しまして、流れる速さ、流下能力を高めるためにということで、川底をコンクリートで固めるのがまず第1だよということで、それが今までの整備の主力になってきているものです。
つい先月ですか、町の職員の研修、この建物の中でありましたけれども、その際に、静岡県のNPOの推進室長のあの渡辺課長さんですか、見えてお話の中で、三島のどちらでしたか、学校の校庭に、今までなかったところに池をビオトープでつくったところトンボの数がほとんど確認できなかったものが、何十種類が確認できるようになったというようなお話もございました。町の中にビオトープで実際やっていますのは、桃沢の水と緑の杜の公園の中に、県の仕事の一部分等ございまして、実際には、こちらの市街地の方にはございません。市街地の中にビオトープという、本来のものはなかなか難しさがあるかとは思いますけれども、これからの河川整備の中におきましては、やはり災害ベースというのがいずれにしても第1にという、これは外せないとは思いますけれども、その中でできる限りの部分につきましては、今御質問のような手法、なにがしかのものをとっていきたいと考えております。
例えばこれは底というよりも、既に既設の護岸とコンクリート等で固めてある整備してあるところにつきましても、その改修の際に、2次製品として天然石を初めから組み込んだようなもの、その上にかぶせるというんですか、上をおおうようなやり方で、植物だとか生物が底に住み着きやすいというような工法もあるようです。もちろん、まず第1が流れる水の断面を確保しなければならないものですから、すべて塗るということにはいかないと思いますけれども、今申しましたようなことも、これからの中で、1つの方法として、工夫によってはできるかなと思っておりますので、質問全体につきましては、今後の河川整備の中で、もちろん総合計画の、先ほどいいましたところにも目標等ございますし、そういうような考え方で取り組んでいきたいと考えております。
議長(下山 登)
5番。
5番(室伏進一)
天然石を使った方法もあると、そんな方法があるならば、ぜひとも全面的に多少強度を持たせなければいけないところは、これはだれが考えてもやむを得ない、治水面から考えやむを得ない、しかしすべてを固めてほしくない。少しでも自然を残してほしいと、そのように私は訴えているわけですから、3面張りが全ていけないと言っているわけじゃないんですが、ぜひその点も加味しながらあらゆるところにおいて、できる限りのことはいろいろな方法を取り入れて緑が残り、今言われたようにビオトープをつくらなくても一種のビオトープが長泉にある川からもビオトープがあるんだよと、そんなようなものにしていってほしいと思いますし、そこに動植物がいればペットと過ごすとリラックスして効果が上がり、アニマルテラピーといいますか、リラックスして病気も治るという、そのような方法も訴えられております。病をいやしにも使われておりますので、こういう自然を大事にしていくことによって、そういう病気にかかりにくい、そういう面も考えらると思います。
ぜひ自然を大事にし、今、国の公共事業も自然型再生のもとに、北海道の釧路川では直線的にしてしまったところをまたもとの蛇行に戻すと、そのような方法も復元する方向ですね。これ12月から着工されるように聞いております。そうなってしまってからお金をたくさんかけるんではなくて、今あるものをより豊かなまま残して後世に伝えていく、そのような方法をぜひお願いいたしまして、私の質問を終わっていきたいと思います。ありがとうございました。
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Last Update 2002. 6. 1