議長(下山 登)
17番。
17番(八木秀英)
今の町長、助役のお話を聞いてまいりますと、富士山麓ファルマバレー構想にある程度のっとった、並行した形の中でものを進めていくのかなと受け取られる部分もあるわけであります。これを全く無視した形というわけにはいかないわけでありますけれども、確かに、今、町長と助役が言われましたように、県の財政状況、そういうものをかんがみますと、当初から言われていたファルマバレー構想と、ある面において若干違うようかなと。大きな花火を打ち上げているけれども、そこに出てくるものは何もないというか、先ほどもちょっと言いましたが、要は浜松の医科大学、静岡大学、遺伝学研究所、それから神奈川県の方の何々とか、それから世界の方からどうのこうのという形の中での、ただの結びつきだけでネットワーク化を図った中で、要するに、静岡県のがんセンターというものを、ある面では中心であるけれども、当長泉町にとってみると、ただがんセンターがあるだけで、そこを中心にいろいろな形の中で、ネットワークの中でものが行き来するだけで、長泉町が限られた予算の中で、これだけ莫大な投資をしてきた見返りという部分の中では、大変厳しいものがあるのかなと感じられます。
しかしながら、このファルマバレー構想そのものの中にも、県がある程度の予算的なものに余裕が出てきた場合には、相当大きなものを打ち出せるのかなというものが結構あるんです。
例えば、研究所については、平成17年度をめどにやっていくと、そこを中心にという形になっていくのかなと思いますけれども、この共同研究の促進とか、臨床試験の促進、こういうものを強力に押し進めていくためには、当長泉町というものが、要するに距離的な部分から言ったならば、わざわざ浜松の方から、ただネットワークだけの問題ではなくて、ある有識者の方が言われていたんですけれども、遺伝学研究所が三島にあるからそれでいいんじゃないかとか、浜松の医科大学がそこにあるからそれでネットワークでいいじゃないかとか、そういう話ではないと。要は、それだったら、そこに分室みたいなものを設けてもいいじゃないか、それくらいの気持ちでやらなければ、何もこんなものはうまくまとまっていくものじゃない、ある程度方向性を示せというような形も言われていますから、やはり長泉町としても、先ほど助役が言われましたように、いろいろな形の中で県の構想、そういうものが乗っかりやすいような形というのを、地元としてもこしらえていく必要があるのではないか。
当然、町は町として、いろいろな形の中で十分にこれから努力して、ベンチャー企業とかそういうものを、集積を図っていくということは、当然重要なことなんですけれども、やはり町だけでは限られたものがありますから、県や国、そういうものが自然に乗っかりやすい土壌をこしらえながら、放っといても向こうから乗っかってくるような状況というのをこしらえていく必要があると思うんです。
いろいろな形の中で、研究等を見ますと、これからは大企業に雇用創出を期待することは大変困難だというような形、日本でもそうなっていくのではないかというようなことが言われております。そこをいきますと、バイオとかそういう形の中で、ベンチャーが非常な勢いで、米国、それからシンガポールですか、そういうようなお話もありましたように、シンガポール、それから先ほど言いましたコペンハーゲンや、そういうところにおいては、非常な勢いで、大学が主でありますけれども、やはり医療を中心とした部分でも、そこを要するに研究開発の中心というような形な中で集積を図って、町の発展というものはすごい勢いで発達しているというような部分が報告をされております。いろいろな形の中で、国の状況、社会の状況、経済の状況が大変こういう厳しい状況でありますから、ぜひ長泉町においては、そういうような部分がないという部分をものによってはできていくわけです。
安心して住める町、みんなが誇りを持てる町という部分の中では、いろいろな、前回のときも、私、町長にいろいろ申し上げたんですけれども、北部地域にいろいろな形の中で町が投資してきた部分、これは町長、若干誤解された部分があるんですけれども、やはり私はそれなりにやむを得ない部分があったということを言っているんです。だけど、そういうやむを得ない部分があるというのは、それを生かした形の中で、向こうは、北部地域というのは、可能性が非常にあるわけですよ。ものがどうにもならない形の中で、事をどうしても必要だという中で進めていくという部分においては、今、現実の問題といたしまして、三島駅の北口のところへ道路1本通すにおいても、あと数百メートルというような状況においても大変厳しい状況の中で進んでいるという状態を見ますと、今、ある程度進めやすい状況である北部地域の中を、いろいろを形の中で都市基盤の整備を図りながら、いろいろなベンチャー企業、そういうものが来やすい状況、または国・県、そういうものの研究施設や何かが来やすい状況、そういうものを町は今後こしらえて、先ほど来繰り返しになりますけれども、発達発展をしていく長泉町をこしらえていく行政として、そういう方向性を持っていく必要があるのではないかと思いますけれども、その点について再度確認をしたいと思います。
議長(下山 登)
助役。
助役(杉山僖沃)
お答えいたします。
まさに、今、八木議員のおっしゃられるように、私たちの町のさらなる活性化のために、せっかくできるわけですから、このがんセンターを活用していくということは、もう絶対必要なことだと思っております。そういうことで、今、そんな調査に取り組んでいるところであります。
おっしゃられるように、北部地域のインフラ整備が、今まさに、まだまだ進みます。新駅ももちろんできますし、第二東名も云々されていますが、もうああいう状況でかなり進んでいると。東部の窓口は、よく三島駅だ、三島駅だという話をされる方もいらっしゃいますが、私はまさに今のこの自動車社会で言えば第二東名のインターというのも、大きな玄関口になり得るわけですから、これは当然ながら長泉町にできるということで、まさにこの玄関口となるわけでありますから、こういったものを生かしながら北部地域を、がんセンターと相まって、町のさらなる活性化につないでいきたいと、これはまさに皆さんも願っていることだろうし、行政としても真剣に取り組んでいかなきゃならない課題であると思っています。
先ほども申し上げましたけれども、今調査に当たっては、我々、実は県のファルマバレー構想が、実は歯がゆいところがあるわけですよね。もちろんファルマバレー構想そのものが長泉町だけをとらえた計画ではありませんから、静岡県の東部全域をというような話の中で進んでいる話ですから、若干我々とは認識が変わってくるのはやむを得ないと思いますが、中身について非常に理屈だけでこねたようなというような私自身も感を持っているところであります。ただし、静岡県は今年度中にある程度の具体案を出すんだと、具体方策を出すというような話を伺っています。これらにつきましても、同時に私たちの町も対応していますから、この結果を八木議員のおっしゃられるように、当然地域からそういった県、あるいは国に提言していくことも許されわけですから、町の考えをしっかりまとめた上で県に提言をしたり、あるいはいろいろな企業に働きかけをしたり、そういう方向で活用していきたいと考えおります。以上です。
議長(下山 登)
17番。
17番(八木秀英)
そうですね。確かに助役が言われるようにほかの県、それから市なんて取り組み方というのが静岡県に比べて全然違うんですよ。前回のときにも、助役が当時総務部長のときに御答弁されていますけれども、ほかのところ、静岡県でいろいろな形の中で病院等できたところが、結局はそれを中心にという部分は何も図られていないという状況、そういうのを見ますと、ここにファルマバレー構想の中でいろいろなものを打ち上げている部分というのは、花火のようにボンボンボンボン打ち上げているんだけれども、「それじゃ何をやるの。それを県がやるんですか」という部分の中では、何もないんですよ。そういう考え方を持っているとか、そういうようなもので、それじゃいつやるんだという部分が何にもない。しかし、前にがんセンターの特別委員会で行った兵庫県の西播磨あたりもそうですし、また、神戸あたりでも、実際もどんどん1つの県の中でありながら、そういった2つのもの、将来はそういう形の中で、これからはバイオ関係のものが、要するにITの次にはバイオだという形の中で、その市・県の発展のために強力に押し進めているわけです。そういう中で、県の状況がこういう状況だからと言っても町も躊躇することなく、県がそんな状況だったら町がしっかりした形の中で、何もある一定の条件さえそろえば、全部県立のものがやったり、国立の者じゃないわけです。実際は民間の企業が張りついたり、ベンチャー企業が張りつくんですから、そういうぜひ状況、そういうものを今後とも進めていただきたいなと思います。
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Last Update 2002. 6. 1