議長(遠藤日出夫)
日程第1.これより一般質問を行います。
質問者に申し上げます。質問の内容により、答弁者及び答弁者の順序が質問者の希望により異なることがありますので、御了承願います。
議長(遠藤日出夫)
質問順位1番。
質問内容1.防災計画の見直しを
質問者、花房由美子議員。7番。
7番(花房由美子)
おはようございます。通告に従いまして質問させていただきます。
先日、関議員が防災対策は万全化ということをお尋ねになりましたけれども、私の方は、防災計画の見直しをということで、似たようなところもございますが、御回答をよろしくお願いいたします。
私たち長泉町のこの土地というのは、富士山のふもとにあるわけです。富士山というのは日本を象徴するものですし、もう日本イコール富士山みたいな、世界にそういうイメージでとらえられておるところです。朝な夕なにその雄姿を見上げて、天気予報の判断に用いたり、その姿を見ることで励まされたり、あるいはほっとしたりという、そういう形で富士山にとてもなれ親しんでおります。
その富士山で、昨年の10月より火山性活動をあらわす低周波地震が活発になっているということです。報道によれば、それまで年間10回ぐらいの観測であったものが、10月には133回、11月には211回、12月には143回と激増しました。ことしに入って1月、2月、3月は、36回、33回、26回と減りましたけれども、4月には132回とまたふえています。この変化は観測を始めた1980年代からの20年間では、異常に高い活動数になっているとのことです。もしかすると、今は休んでいるけれども、活火山である富士山が噴火するかもしれない。これが噴火したら私たちはどうしたらいいのだろう。とても不安になります。
関議員に対してのお答えでは、これに対して国でも取り組みを始め、5市3町ほか25団体でも連絡会をつくり、情報を得て災害対策の連絡を密にしていくとのことでしたけれども、私はさらに、富士山の噴火と、それから東海地震との関連がとても心配です。その関係についての情報というのはどのようにとらえておられるかお聞かせください。
議長(遠藤日出夫)
消防長。
消防長(諏訪部豪夫)
花房議員の質問にお答えいたします。
富士山の噴火と地震という関係につきましては、我々は今のところ、新聞報道の中でしか状況把握しようがないわけでございますけれども、そんな報道の中での状況として、非常に低周波地震が多く発生しているということによって、地震との関連が取りざたされているところでございます。この活動というものについては、現状では噴火に直結するものではないだろうと聞いております。地殻のひずみによってマグマが動き、マグマの動きによって低周波地震が発生をすると言われていますけれども、地震との関連性については否定はできないと言われているところでございます。
前々から東海地震との関連性については指摘がされていたというふうに新聞報道の中でも報道がされておりますが、次の東海地震によって富士山の噴火が起こりやすくなる可能性は否定できないと言われております。ただ、いろいろの学説がございまして、富士山の噴火と地震という関連の中では、地震があってから噴火がする、また逆に、噴火の活動があってから地震が起こるというパターンもあるようでございまして、非常にその辺のとらえ方というのは、まだこれだという形に明言されていないところでございます。
いずれにいたしましても、巨大地震が発生する前には、その周辺で異常が認められることが多いということでございますので、富士山の低周波地震の多発もその1つではないかと言われているという状況でございます。
以上でございます。
議長(遠藤日出夫)
7番。
7番(花房由美子)
よくわからないということが一番不安になると思います。これが、関係ない、起きないよと言ってくだされば本当に安心なんですけど、もしかするとこういうこともあり得る、本当に不安がかきたてられるような思いです。
富士山の噴火に関しての残された記録を見てみますと、今消防長が言われたように、富士山の火山活動と地震が連動している記録が多いようです。古文書の解析などから、富士山の噴火の研究を進めている静岡大学の小山真人教授によりますと、歴史上に記録が残っている富士山関連のプレート境界型地震は13回起きているけれども、その地震が起きてから25年以内に富士山の火山活動に変化があらわれたのは11回にも上がっているそうです。一番近い噴火である宝永噴火は1707年に起きていますけれども、その4年前には相模トラフでマグニチュード8.2の、元禄関東地震と名づけられた大きなものがあります。そして、その地震が起きてから35日後に富士山で鳴動が聞こえ、これが地震と火山活動の関連をはっきりあらわしているものだそうです。さらに宝永噴火のときには、10月4日に南海トラフでの大地震が起きており、その36日後には鳴動が始まり、12日後に噴火しているということです。大地震が起きて余震があって、鳴動が始まり、群発地震があって、それから噴火という流れがよくあらわれているのが宝永噴火だそうです。小山教授は、国内だけではなく海外で起きたハワイの海底噴火と地震の関係とか、それから1990年に起きたフィリピンのマグニチュード7.7のあの大きな地震、そしてその次の年にピナツボ火山が噴火しておりますので、その火山との関係も調べているとのことです。
私たちは東海地震の対策はしてまいりましたけれども、これらのことから、地震は火山活動の誘因になるかもしれないわけです。地域防災計画を見てみますと、富士山の噴火のことは想定されておりません。これは突発的災害としてぜひ考慮すべきものだと思うんです。ぜひその点の見直しを図るべきだと思うんですけれども、今その点はどのようにされておられるか伺いたいと思います。
議長(遠藤日出夫)
消防長。
消防長(諏訪部豪夫)
お答えいたします。
現在の町の地域防災計画という計画の中では、突発的災害に係る応急対策計画というのがありますけれども、これは航空機の墜落あるいは列車の転覆、ガス爆発というようなものの災害ということで、議員がおっしゃられるように、今の質問のような部分というのはこの計画に含まれておりません。
これにつきましては、我々も4月から静岡県の富士山火山防止対策に関する連絡会というものに一応加入させていただいたというような段階でございまして、国・県の対応も含めて、新聞報道では、これから14年度末までには被害想定をつくりたいと言われておりますし、近隣関係市町との連携も図りながら、まずは情報の把握に努めたいと今考えているところでございます。そうした状況の中で、防災計画というものの中に組み込みをしていかなければならない状況になったときには、見直しという形で取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
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Last Update 2001.10.10