副議長(八木秀英)
 15番。
15番(芹沢智明)
 今の御答弁の中で具体的な実践例が出たわけであります。私もぜひそういうふうにしていただきたい。2番の方でも申し上げますけれども、例えばPTAの総会といいますか、会合が皆さんは学年別あるいは全体で、父兄の方と先生が一緒になっていろいろなことをされるチャンスが例えば最低年3回ぐらいあろうかと思います。ぜひそういった機会を、いわゆる学校のことについては先生方が意を強くして御指導いただく。あるいは家庭においては、ぜひしつけをというような講演会も、また勉強会も具体的に開かれたら、もちろん開いておるでしょうが、一層開かれてはいかがかなと。今いろいろなことをやっていらっしゃるということでございますので、ぜひそれらも拡大をされてやっていただきたいと思います。
 2番目でございますが、心の教育ということについて少し触れさせていただきます。今はそういった中で、三者、あるいは四者になろうかと思いますが、みんなが心を合わせて、教育の真の姿を取り戻さなければならない。そういう主張がたくさんございます。例えば、幼・小学校の子育ての中の皆さんは、早く自分の子供が幼稚園、小学校に行ってくれたらいい。そうすれば自分の時間が持てる。いわゆる自分のそういったいろいろな才能を伸ばしたり、仕事をしたりできる。しかし、小学校、中学校に進級するにつれて、子供は逆に親から離れていくわけで、いわゆる子供とのふれあいが少なくなるわけであります。
 「気流欄」で言っている方は、そうは思ったんだけども、後で振り返ってみたら育児に悪戦苦闘している時間がゴールデンタイムだったと述懐をされています。大変立派だと思いますが、そのときは気づかなかったから、どなたかがそういうことだよと教える心の教育も大切であろうということで書かせていただきました。それから、中学校から高校へ進学をするわけでありますが、これも新聞の記事でございますが、ある中学校の校長先生の言葉に、なぜ高校に進学するのか。単にみんなが行くから、それだけだということが大変多いようでございます。この方も後で振り返って、目先のことばかり、あるいは成績のことばかり考えて、高校に行く目的、そういった大切なことを考えなかったというようでございまして、後で知り合った多少年上の方から、私は先生に高校に行くように勧められたが、単なる高校という資格を取るだけの高校には行きたくなかったと。したがって就職をしました。そういう話を聞いて目からうろこが落ちたと。要するに、そういうふうにしっかり考えて、また進学率97%、こういう中でもそういった選択肢のできる学校、あるいは世の中の考え方になってほしいと述懐をされているわけであります。
 これも大変心の教育ということの中では大切なことであろうなと、私は思うわけであります。したがいまして、残念ながら高校に行って目的がわからなくて途中でやめるという子供が何万人かいると、大変残念なことであります。そういった中で、心のいろいろな回想があるわけでありますが、心の教育について、まずどんなふうに認識をされているか、教育長にお伺いをしたいと思います。
副議長(八木秀英)
 教育長。
教育長(土屋郁夫)
 お答えをします。
 私は今、2つの事例をお聞きしまして、私もまさに同感でございます。特に進路の問題にかかわること、今でございますが、心の貧困から来るさまざまな生徒指導上の問題、特に進路進学指導、広い意味の進路指導、進学、就職を含めるわけでございますが、推進する際に今の青少年、高校へ進学となれば中学校でございますが、こういう生徒の一番欠けている点といいますか、あるいはこれは当たり前のようなことでございますが、目標意識の欠如といいますか、目標がない。犯罪を犯した子供の姿を見てみると、何の目標もなく、したがって目標がない場合にはふらつきます。そして、ぶつかったところで、切れれば犯罪を犯してくる。要するに学習にしても、目標意識というものが非常に欠けている。それが現在、この青少年の特性であると思うときに、大事な点はこの成長過程の中で、発達に応じて自分なりの目標、目当てというものをしっかり立てていくということが大切だと、私はこのことに尽きると認識をしております。
 前段の家庭教育力の低下というようなことの中で悪戦苦闘している母親の事例でございますが、こういうものは今の社会的な1つの問題として十分考えていかなければならないものだと、これもまたそのように認識をしております。
副議長(八木秀英)
 15番。
15番(芹沢智明)
 最後になります。もう一度教育長に、この事柄につきまして、今後の教育方針の中で、あるいは実践の場で、具体的にどんなふうに心の教育をそれぞれの皆さんにやっていくか、お考えを伺いたいと思います。
副議長(八木秀英)
 教育長。
教育長(土屋郁夫)
 お答えをします。
 今後の教育方針、あるいは実践の場でどのように実践されていくのかということでございますが、私は教育方針の中でも簡潔に、頭の中にすぱんと入るように方針を出したいと思って、心がけておるわけでございます。なかなかこれがうまく理解してもらえないという点で、非常に自分の不徳のいたすところと考えておるわけでございます。
 今、求められている子供像というものは、私は主体的な子供の育成、主体的な子供ということをきちんと押さえる必要があるのではないか。先ほどの1つの目標を掲げて、それに向かって進んでいくという自分で自分のことをしながらやっていくことが、どんどんほかの人にそれが転移していく。そういう子供像が求められている。したがって自主的な子供と主体的な子供というような概念はきちんと押さえるべきだと考えるときに、私は主体的な子供の育成である、このように思います。
 したがって今、教育改革の中で示されておるものは、自分で課題を発見し、それに向かってみずからの力で解決をしていく力を求めている。これがよく言われる「生きる力」という言葉で申されますが、こういう子供を育てていきたい。これが教育方針の一番根底にあるわけでございます。
 この点を押さえていただいて、各校で、長泉中は長泉中で、北中と同じことでなくてそれぞれ自校に合った、それぞれの地域に合った、それを踏まえた中で教育を展開していただく。こういうように考えております。そして、今までは人からどんどん知識を与えられて詰め込まれておったというならば、これからの教育は自分からこの課題を見つけながら学習していく知恵を身につけていく。要するに、過去が知識の教育であるならば、これからの教育は知恵の教育であるというようなことで考えております。このことを教育委員会と学校と一体になって取り組んでいきたいと思います。そういう中で微力でございますけれども、頑張りたいということを申し上げて御答弁にかえさせていただきます。
副議長(八木秀英)
 15番。
15番(芹沢智明)
 ここでこういうふうに言うのは、まことに簡単で恐縮でございますが、ぜひいろいろな機会をとらえて、基本から皆さんに理解をしていただく中で、米百俵ではございませんけれども、ひとつ、いい長泉町ができるように御尽力をいただきたいと思います。質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

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Last Update 2001.10.10