議長(遠藤日出夫)
 日程第21.議第275号 平成13年度長泉町介護保険事業特別会計予算を議題といたします。
 文教民生委員長から審査結果の報告を求めます。文教民生委員長。
9番(二村 守)
 ただいま議題となりました議第275号 平成13年度長泉町介護保険事業特別会計予算について、当委員会の審査の経過と結果について、その主な内容を御報告いたします。
 当局の補足説明を受けた後、質疑に入りました。
 委員より、介護サービス利用の実態調査の内容はとの質疑に対して、要介護認定者を対象に、サービスの利用実態、満足度などについての調査把握及び結果分析等を行い、今後の介護保険事業の円滑な運営に役立てていく。また、調査報告書を100部作成するとの答弁がありました。
 委員より、委託料のシステム、個別カスタマイズの内容はとの質疑に対して、国保連合会に委託管理している給付実績管理処理を自庁処理へと移行する動きがあり、そのプログラム修正に対応したり、受給者台帳一覧表の作成といったシステムパッケージにない町独自のシステムを構築するためとの答弁がありました。
 委員より、居宅介護福祉用具購入費と居宅介護住宅改修費の予算配分のバランスはとの質疑に対して、居宅介護福祉用具の購入は毎年10万円まで利用できる。これに対して、住宅改修は1軒につき1回しか改修ができないことや、平成12年度の利用実績等を勘案した上で予算計上したとの答弁がありました。
 委員より、居宅介護サービス計画給付費は6カ月ごとに支払うので、このような額になるのかとの質疑に対して、居宅介護サービス計画給付費は要介護度ごとに単価が異なり、要介護度1、2については7,200円、要介護度3〜5は8,400円を毎月支払うとの答弁がありました。
 以上で質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、議第275号は全会一致をもって原案どおり可決決定いたしました。
 以上で報告を終わります。
議長(遠藤日出夫)
 これより議第275号の委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」の声あり)

議長(遠藤日出夫)
 質疑がなければ質疑を終結します。
 これより討論に入ります。
 まず、本案に対する反対討論の発言を許します。5番。
5番(勝呂正和)
 私は、議第275号 平成13年度長泉町介護保険事業特別会計予算について反対の立場で討論いたします。
 介護保険制度が実施されて、間もなく1年を経過しようとしています。65歳以上の保険料の半額徴収が始まって間もなく半年を迎えます。この1月から老人医療費が定率1割負担に改悪され、お年寄りの負担がますますふえてきています。介護を社会的に援助するという趣旨が表面的には実現しつつあるように見えますが、内実はいろいろな問題が噴出しています。ある調査によると、サービスが有料になったため利用回数を減らした人が46.8%、保険料と利用料が生じ、生活が苦しいが21%、手続がわずらわしくなったというのが4.7%という結果が出たということであります。
 また、日本福祉大学の調査によると、所得の低い層ほど要援護者の出現率が高いという結果が出だということであります。例えば、70歳代の年金で生活しているある夫婦であります。2人で介護を受けて、その上通院もしなければならないという場合は大変であります。2人合わせて年金が13万円から14万円。年金の1割は利用料で消えてしまう。月2,300円ほどの保険料が10月から倍になる。さらに、今まで通院と薬代が1,590円ぐらいだったものが、1月から薬代だけでも月3,000円かかるようになった。こういう実態はいくらであるのではないでしょうか。
 こういう中で、保険料・利用料の減免を進める自治体がふえてきています。全国3,251の区市町村の中で、保険料の減免を始めているのが258自治体、利用料の減免は408自治体となっています。県下では、保険料の減免は14、利用料の減免は4の自治体で実施しています。
 本予算は、高齢者の生活実態を直視し、低所得者の生活を支援するという公的責任を果たそうとする予算には見られません。したがって、私は本予算に反対するものであります。議員各位の良識に訴えて、反対討論を終わるものであります。
議長(遠藤日出夫)
 次に、賛成討論の発言を許します。10番。
10番(古谷健次)
 私は、議第275号 平成13年度長泉町介護保険事業特別会計予算を定めることについて、賛成の立場で討論をいたします。
 わが国は、急速な高齢化に伴い、高齢者を取り巻く環境は急激に変化してきております。一方、経済の停滞、国や地方の財政状況の深刻化など、社会保障の環境もまた大きく変化しております。このような大変厳しい現下にあって、「ささえあい、笑顔があふれるまちづくり」を目標に、老後の最大の不安である介護問題に的確にこたえ、もって町民が安心して生活ができるよう諸施策が盛り込まれた平成13年度介護保険事業特別会計予算案が町長から提出をされました。
 今回の予算案は、平成12年度に策定した介護保険事業計画に基づき、今後もますますふえるであろうと予測される要介護者に対する介護サービスの十分な供給体制の確立、あるいは介護サービス事業者情報の積極的な提供を行い、利用者の利便性の向上を図るといったような施策などもたくさん盛り込まれております。高齢化社会の進展に向けて十分に配慮した予算案であると評価をしているところであります。
 そこで、反対者の討論にありました保険料と利用料の減免の問題について、私は初めに介護保険は、社会保険方式である以上、基本的には全員のエントリーを前提にした仕組みであるということを申し上げるものであります。そして、反対者が言うところの低所得者問題についても、そもそも介護保険に起因したものではなく、むしろ、介護保険があぶり出した1つの社会問題ではないかと考えるわけであります。
 低所得者問題と、介護保険に全員がきちんとエントリーすべきか否かということは別であり、私としては、保険料と利用料とは性質が異なる以上、同じ物差しで議論をすべきではなく、保険料については全員が減免なしで参加することの意義、介護保険をみんなで支え合っていくという原点を改めて理解すべきと考えます。
 また、利用料については、要介護認定を受けた方がサービスを利用しようとするとき、利用料の負担が重いためにサービスの利用を控えてしまうことは、介護保険制度全体のねらいからしても決して望ましいことではないと私も考えます。ただし、介護保険制度は基本的には受益者負担が採用されておりますので、あくまで公平の原則に立って、なおかつ、利用料の減免が必要であるということを全ての町民が理解し納得している限りにおいて容認されるものではないでしょうか。
 次に、県下で保険料を減免する自治体が14との指摘でありましたが、これは条例に、「その他特に市町村長が認める場合」との限定が盛り込まれている自治体が14ということであります。実際に減免の実施を予定している自治体は、三ヶ日町ただ1町であります。
 反対者は、「高齢者の生活実態を直視し、公的責任を果たそうとする予算には見られない」ということでありますが、利用料に関しては、一般会計予算案の中でも、民生費の中で、新事業として介護保険低所得者利用者負担額減免措置事業の予算にされているところでもあります。当局も低所得者に対する問題について、鋭意研究を重ねておられることも十分に理解ができるとことであります。また、反対者も平成12年度当初予算においては、事業実施の趣旨に賛同されているではありませんか。私は当初から100%完成された事業とは思っておりません。しかし、本事業においては当初から3年ごとの見直しがかけられていることも含まれているところであります。むしろ、改善すべき内容は今後審議をすべきことと考えております。
 以上、私は介護保険事業の現状から、当局が適宜適切な対応をし、効率的、安定的な予算案の編成を行っているものと理解し、賛意を表するものであります。
 何とぞ議員各位におかれましては、満場の御賛同をよろしくお願いいたします。
議長(遠藤日出夫)
 ほかに討論はありませんか。1番。
1番(八木秀英)
 私は、平成13年度長泉町介護保険事業特別会計予算に賛成する立場から討論をいたします。
 平成12年度4月からスタートしました介護保険事業は、制度施行前に予想されたような大きな混乱もなく、また、同年10月には、政府特別対策により半年間凍結されていた第1号被保険者の介護保険料の徴収も開始されたところであります。
 このような状況のもと、高齢化の進行とともにふえると予想される要介護者への介護サービスの一層の充実化と安定した制度の基盤づくりを推進し、高齢者が安心して生活できる体制を築くことを目的として、平成13年度は、制度改正に伴う介護システムの構築や、介護サービス情報の円滑な提供体制の確立を図るほか、歳出の大部分を占める保険給付費については、介護保険事業計画に基づき適切に対処し、安定した介護保険財政の運営に努めるものであります。
 一般会計からの繰入金は、平成13年度では、人件費以外に居宅介護サービス給付費、施設介護サービス給付費、居宅介護サービス計画給付費、居宅支援サービス給付費など、一般会計より総額1億9,578万8,000円が繰り入れられております。 現在の介護保険事業が置かれている財政環境の中で、当局が適時・適切な対応をし、安定した運営に積極的に対応しております。今後とも、健全財政に十分に意を配りながら、高齢者が安心して生活できる制度運営に積極的に取り組まれることを期待して、賛成討論といたします。
 何とぞ議員各位におかれましては、満場の御賛同をよろしくお願いいたします。
議長(遠藤日出夫)
 ほかに討論はありませんか。
(「なし」との声あり)

議長(遠藤日出夫)
 討論なしと認めます。
 これより議第275号に対する採決を行います。
 本案に対する委員長報告は可決です。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)

議長(遠藤日出夫)
 はい、挙手多数であります。 
 よって、議第275号は委員長の報告のとおり可決されました。

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Last Update 2001.8.17