議長(遠藤日出夫)
日程第19.議第273号 平成13年度長泉町国民健康事業特別会計予算を議題といたします。
文教民生委員長から審査結果の報告を求めます。文教民生委員長。
9番(二村 守)
ただいま議題となりました議第273号 平成13年度長泉町国民健康事業特別会計予算について、当委員会の審査の経過と結果について、その主な内容を御報告いたします。
当局の補足説明を受けた後、質疑に入りました。
委員より、運営協議会費特別旅費はとの質疑に対して、国民健康保険運営協議会委員研修旅費である。これは任期2年の間に1回研修を行うものであり、任期の初年度に実施しているとの答弁がありました。
委員より、出産育児一時金1,800万円の根拠はとの質疑に対して、1件30万円、年間60件を見込んだとの答弁がありました。
委員より、高額医療費の状況について説明をとの質疑に対して、高額医療費は限度額月6万3,600円を超える場合に支給する。平成11年度の400万円以上の多額世帯は126世帯あり、最高額は1,300万円であった。また、件数では一般被保険者分で880件、8,342万1,000円、退職被保険者分で329件、2,635万5,000円であったとの答弁がありました。
委員より、報償費健康家庭表彰記念品133万円の根拠はとの質疑に対して、平均7,000円で、近年の実績の平均から190世帯を見込んだとの答弁がありました。
以上で質疑を打ち切り、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、議第273号は全会一致をもって原案どおり可決決定いたしました。
以上で報告を終わります。
議長(遠藤日出夫)
これより議第273号の委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」との声あり)
議長(遠藤日出夫)
質疑がなければ質疑を終結します。
これより討論に入ります。
まず、本案に対する反対討論の発言を許します。5番。
5番(勝呂正和)
私は、議第273号 平成13年度長泉町国民健康保険事業特別会計予算について、反対の立場で討論いたします。
長引く不況の結果、中小零細企業、商店などの営業不振、リストラや倒産による失業など住民生活は苦難の連続です。中でも年金暮らしの高齢者の生活不安は深刻であります。こういう中で、当町における国保税の収納率が年々低下しています。これは払いたくても払えないという住民生活の困窮という側面があります。当町の国保加入者は、世帯数で41%、人員で町民の30%で、国保税は県平均より2万円ほども高いことが明らかです。国保税の最高限度額は他の健康保険、共済保険に比べ高いし、各種の給付においても低い水準であります。「法の下に平等」という憲法の精神からも差別されている医療保険であります。
今、町民が切実に求めているのは、国保税の引き下げであります。一般会計から必要な額を投入して、国保税の引き下げを断行すべきであります。こう主張すると、一部の町民のために税金を使うべきではないという議論がありますが、しかし、国保には3割の町民が加入しているし、加入者の実態は他の医療保険加入者より恵まれない環境にあり、税金を投入して負担の軽減を図るのは、生活の防波堤の役割を担っている自治体として当然果たすべき最優先の施策であります。したがって、この住民の要求にこたえていない本予算は反対せざるを得ません。
議員各位の賛同を期待し、反対討論といたします。
議長(遠藤日出夫)
次に、賛成討論の発言を許します。10番。
10番(古谷健次)
議第273号 平成13年度長泉町国民健康保険事業特別会計予算を定めることについて、私は賛成する立場から討論をいたします。
今日の高齢化の進行に伴い、中高齢者を構造的に多く抱える国民健康保険事業において、医療費の増加は年々著しい状況下にあります。一方、少子化による若年被保険者の減少や無職者など、低所得者の増加傾向にあることも事実であります。
反対者が申されているとおり、国民健康保険を取り巻く状況は高齢化の進行、経済情勢の悪化による被保険者の負担能力の低下、また、企業の倒産やリストラによる低所得者の増加により、非常に厳しい現状であります。反対者の指摘であります収納率低下についてでありますが、滞納の主な要因として、悪質滞納者、いわゆる特別の理由がないにもかかわらず納税しない者の比率が多く、納税意識がない者、住所の移動が多く、転出してしまうと納税意識がなくなることなどが見受けられる状況にあります。こうした滞納者に対して、当局は昼夜にかけて電話催告や戸別訪問指導など、収納に涙ぐましい努力をしていることも承知しており、理解しております。
また、保険料・税と各種給付についての指摘でありますが、各種の保険制度により差異があることは確かであります。しかしながら、昨年暮れに開催された国保制度改善強化全国大会において、決議事項として、「医療保険制度一本化の実現を内容として抜本改革を早急に進めるべきである」との決意がされております。国民皆保険体制の中核として、国民健康保険の財政措置を含め、十分な対策を講じるよう要望していることも聞き及んでおります。国は、社会保障制度審議会及び社会保障構造のあり方について考える有識者会議の報告書の中でも大きく掲げられており、今後大いに期待しているところであります。
また、当初予算に対しても、国保税が引き下げられないとの理由で反対であるとのことでありますが、平成13年度の当初予算に対する町長の提案説明にもあるとおり、現行の税制で見込まれる額での予算編成であり、税額は本年9月の本算定で決定するものであります。
本予算の主な内容としては、医療費の適正化対策として、重複多受診者などの戸別訪問指導事業により、かかりつけ医の推進を図ることや、レセプト点検事業があり、誠意努力が見られているところでもあります。
保健事業としては、早期発見・早期治療を目的とした人間ドック助成事業として、被保険者の健康を保持増進するために、40歳以上70歳未満の被保険者を対象に、人間ドック検診の費用の一部、7割の助成をするなど、また、健康の奨励を目的とした健康家庭表彰事業、健康に対する意識の向上を図るための福祉健康まつりへの参加など、医療費の抑制をも視野に入れた健康づくりに対する予算編成であると考えます。
以上、私の国民健康保険の現状から当局が適宜適切な対応をし、今後医療費の支払状況に応じ、国保財政の運営に対処しながら、効率的、安定的な予算編成をされていくものと賛意を表するものであります。
一部読み間違い箇所がありますので、訂正させていただきます。「町長の提案説明にもあるとおり」、そのくだりでありますが、現行の税制と読みましたが、税率に訂正させていただきます。「現行の税率で見込まれる額での予算編成であり、税額は本年9月の本算定で決定するものであります。」に訂正させていただきます。
何とぞ議員各位におかれましては、満場の賛同をよろしくお願いいたします。
議長(遠藤日出夫)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」との声あり)
議長(遠藤日出夫)
討論なしと認めます。
これより議第273号に対する採決を行います。本案に対する委員長報告は可決です。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
議長(遠藤日出夫)
はい、挙手多数であります。
よって、議第273号は委員長の報告のとおり可決されました。
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Last Update 2001.8.17