20番(渡邉光徳)
第3問目で、黄瀬川・桃沢川の遊歩道、親水化の推進についてでございます。
黄瀬川、桃沢川の両河川は長泉町にとっては長窪城跡、あるいはその他遺跡等、歴史的にも、また農業利水や生活環境面においても大変重要は役割を果たしております。これは、私たちが他の市町村に研修等に行っても、必ず河川に沿って集落ができ、その土地が発展している事実を見ても、昔から治山治水と言われるように、まず山や川を大切にすることが私たちに与えられた大きな責務であると同時に、まちづくりの面からも大いに利用する価値のある、かけがえのない存在であると思います。幸いに黄瀬川にしても桃沢川にしても、護岸整備も済み、余り大きな水害も起こさず済んでいることは何よりであります。そこで、この両河川を感謝の意味を込めて、景観まちづくりの対象として考えてみたらどうかと思うわけですが、このことについてお伺いいたします。
まず第1は、河川をごみ等で汚さないことはもちろんのことでありますが、常に護岸を整備をしてきれいな状態にしておくように心がけていけば、自然と人は汚さないということで、ごみは減少するに違いありません。河川の両側に遊歩道をつくり、桜や花等を植えて、多くの人々がかかわりを持ちながら育てていけば、協働の精神が生きてくるでしょうし、地域の人だけでなく多くの人々が鑑賞できることになれば、まちづくりにも自然と活気が生まれてくると思うが、いかがでしょうか。
そこでまず第1点は、黄瀬川の左岸についてであります。鮎壺公園からいずみの郷まで約750メートルの護岸に、遊歩道として2メートル幅をつくり、これは既にそれだけの確保ができているところ、一部ないところもありますが、この遊歩道を利用して桜を植える。これは地域の人たちだけではできません。国や県の協力も得ながら、町と住民による共同提案というふうなこと、基本計画ではアダプトプログラムというふうなことを言われており、いわゆる共同事業ということでやるべきだと思いますが、町としてはどのように考えておられるか、まずお伺いいたします。
議長(遠藤日出夫)
都市環境参事。
都市環境参事(瀬戸利満)
お答えします。
黄瀬川の遊歩道の件、これについても、平成11年3月に策定された都市マス、いわゆる都市計画マスタープランの中でも整備のあり方だとか、今後の方向性について明示してあるところです。
黄瀬川は、御承知のように県管理の川でございますので、具体的には県の絶大な支援を得なければなりません。したがいまして、今御指摘の鮎壺から在宅福祉センター間の黄瀬川の左岸、それらの遊歩道管理幅等を利用して、県として事業採択してほしいという要望を県に出してあります。要望書は出してあるわけですが、採択できたかどうかというのはまだです。
そういうのに伴って、いよいよできるようなことになりますと、まさに御提案の、いろんな管理が出てくるわけです。そんな形で、いろんな町の総合計画、いろんな面で、それまでの管理は、今言われたアダプトプログラムというようなシステム、いわゆる地域住民と一体となって清掃等、いろんな管理、それらを官民一体となって新しい美化システムを構築しようというようなことで、そういうことが構築できれば大変いいことだと思っています。それには何よりも地域住民の認識と理解が最も重要だと思っておりますので、今後こういうものが立ち上がったとき、管理運営が出てくるときには、検討してやっていきたいと思っております。
以上です。
議長(遠藤日出夫)
20番。
20番(渡邉光徳)
この黄瀬川の護岸にそのような桜を植えたりするということ、これについて私どもはよく研修といいますか、個人研修等がありまして、実は私ども、去年の10月に黒部に行ってまいりした。その黒部市はやはり桜の名所というふうなことを言われております。これは黒部川の渓谷ということで、黒部市はそちらの方の宣伝が大きくなって、黒部市自体のことについては余り言われておりませんが、実情は桜の名所になっているというところでございます。そこに研修に行って、見てまいりました。
ちょっと話がそれていきますけれども、この黒部市がなぜこのように桜のことについて名所といいますか、関心を持たれて今まちづくりの対象として桜を植えるということになったかといいますのは、あそこに吉田工業、YKKという、いわゆるファスナーをつくる大きな会社があります。この社長が吉田という社長ですけれども、商工会の会長になられたときに、姉妹提携をしているアメリカのジョージア州のメーコン市との提携をして、ジョージア州には230万本の桜が植わっているということで、この黒部市にも桜を植えようじゃないかということで、1万本の桜を寄附したと言われております。
黒部市としても、さてこの1万本をどういうふうに植えるかということで、かえって困ってしまう。植える場所がなかなか見当たらない。そういうことで、住民にとってもどうするかということで、いろいろ相談をした結果が、黒瀬川という、黒部川との反対側にありますが、その川が、昭和54年の河川の拡幅でそこにあった桜の木を全部切ってしまったと。そこに護岸の工事ができまして、親水護岸ができまして、そこに桜を植えようじゃないかということで、こういう奇特な、これはYKKの社長ですから、1万本の桜ぐらいは寄附できるということです。黒部市の市民税は30%をYKKが持つと。ファスナーの生産は世界で半分は吉田工業、YKKが行っているというふうな実績を持っている会社です。こういうふうなところで、私どもも見てまいりまして、この黒瀬川という川の護岸に桜を今植えつつあるわけです。そういうふうなことも関連しまして、まちづくりということで、吉田工業の社長が言っている言葉が非常にいい言葉がありますので、ちょっと紹介をさせていただきます。
「まちづくりはほとんどの場合、行政のリードによって始まるが、黒部の場合は市民レベルから火がついた。まちづくりは行政でも市民でもだれが始めてもよい。要はそのまちがよくなればいいからだ。将来への展望が開け、安心して実りある人生を送れるようになることを望まない人はない」と、このように言っております。それで、黒部まちづくり協議会ができまして、今後の活動にとって、「行政と市民の一体化は不可欠だろう。行政任せという市民意識、市民任せという行政意識では決してみんなが喜ぶ公益は生まれない。行政と市民、あるいは行政と企業と市民がそれぞれ主体意識を持っていかに緊密なパートナーシップを結ぶか。お互いにどれだけ知恵をひねり、協働──今長泉町でも協働のまちづくりと言われています。私はこのときに協働という言葉を初めて見たんですけれども、今度長泉町でも協働のまちづくり、ああ、やはりこういうところから出ているのかなというふうに感じているわけです──これは、黒部のみならず全国各地域のまちづくりにすべてに共通した課題である」と、このように吉田工業の社長は言っているわけです。要するに、皆さん、みんなでやろうじゃないかということで、この黄瀬川の護岸についてもそういうような美化運動を展開していただきたいと思います。
続いて、第2点としての桃沢川でございますが、これもやはり護岸の親水化というふうなこと、それと、両土手にそれだけの管理幅も持っております。桃沢川ですので、桜でなくて桃の花、しだれ桃でも結構です。そういう花を、地域の人々がそういう市民意識を持ってやっていただく。それを町がいかに補助してやれるかということをぜひ考えていただきたいと思うわけです。
そして、桃沢川に行ってみますと、アシがいっぱい茂っているわけです。これを見てびっくりして、これは川なのかなというぐらいにアシがいっぱい出ております。これは1級河川、県の管轄になるわけで、このアシという問題は、桃沢川ばかりではなくて、清水町の柿田川でも同様にアシが生えて非常に困っているということで、長泉町、清水町の両地元による要望を県の土木の方にお願いに行っております。県土木の沼津所長さんからも、前向きな返事を受けたということになっております。
そのようなことで、ぜひアシを取り除いて、きれいにして、そして両土手にそういった花を植えていくということをやったらいかがかなということで、これについてお伺いいたします。
議長(遠藤日出夫)
都市環境参事。
都市環境参事(瀬戸利満)
黄瀬川から今度は桃沢川の御質問ですけど、県管理の1級河川で桃沢川はかなりアシが生えています。以前は、いろんな地域住民に草を刈っていただいたこともありますが、今、大変草刈り機等を使用するので、いろいろとけが等も予想されて大変だということで、県管理の河川でございますので、いずれにしろ、県にはアシが生えてしようがないよということで、先ほどの遊歩道の件も同じですが、適切な管理を要望してございます。
そんな形で、いろいろとなかなか厳しい予算だということは聞いていますが、河川の第1目的は治水みたいなことにあるわけです。したがいまして、治水上は問題ないような答弁をしています。大雨が降ると、いわゆるアシは寝てしまうと。それが障害になることはないと。水生だとか、魚とか昆虫には非常によいことなんだというようなことで、県は県でいろんな答弁をしているわけですけど、いずれにしろ、見てくれも悪いわけです。そんな形で、要望をしてありますので、実現できないようならば、引き続き、またさらに要望していきたいと、そんな形で考えています。
議長(遠藤日出夫)
20番。
20番(渡邉光徳)
基本計画にもありますように、「わかりやすい、みんなでのまちづくり」を行うためには、何も難しく考えないで、身近な公園や沿道の花壇、あるいは河川、護岸のそういった植裁等の管理につきましては、住民組織やNPO、あるいはボランティア、そして企業などが参画するシステムの検討というふうなことを進めるべきだとも言われております。ぜひこのような形で実現していただきたいと思います。
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Last Update 2001.8.17