2番(大川須津子)
 長泉町にも県がんセンターの恩恵をということで、質問させていだきます。
 県がんセンターの工事が着々と進み、センターの姿がだんだんと見えきました。このがんセンターは長泉町一の風光明媚な場所で、北は富士山、西には駿河湾、東に箱根連山、そして、夜は眼下に街のともしびが宝石のように輝く、そんな場所に建設されています。病気に苦しんでいる人々にとっては、この景色がきっといやしになることだと祈っております。それでは質問します。
 初めに、県がんセンターが完成される前に、いま一度なぜ誘致したのか。そして、長泉町民にとっても、このがんセンターが建設されることで、よかったと喜べる点は何だとお考えになりますか。町民の中には、まだまだ誤解している点もあると思いますので、当局側の考えをもう一度お伺いいたしたいと思います。
議長(遠藤日出夫)
 町長。
町長(柏木忠夫)
 それでは、大川議員の、県がんセンターについての恩恵ということで御質問をいただいたわけでございますので、お答えさせていだきます。
 皆様御存じの、現在、県民の中で死亡原因のトップはがんであるということを言われております。町民の皆様におきましても、残念ながら多くの方々ががんで苦しみ、また場合によっては、貴重な時間や金銭的な負担を強いられながら、東京を初め遠くの病院へ入院をされ、また、看護の御家族も、相当な負担の中で通院されていることも御存じのとおりでございます。こんな中、石川県知事が、がん対策を中心とした高度な専門医療機関を県東部地区に設置するということで、検討してほしいというような表明をされたわけでございます。いち早く手を挙げさせていただいたところでございます。既に何回もお伝えしているわけでございますが、その当時のことをちょっと振り返って御報告させていただきます。
 今申しましたことで、知事が東部へということで、大川議員も御存じと思いますが、それぞれの、俗に言います誘致合戦、これが始まったわけでございます。改めて誘致に関係しました市、町を申しますと、富士宮市、それから富士市、沼津、三島、裾野、町で言いますと私のところの長泉町と韮山、言うならば5市2町で誘致合戦をさせていただいたわけでございます。いろいろ厳しい誘致合戦の中で、御存じ長泉町の町民の皆さんも大変意欲的に考えていただいて、早速署名運動を始めたのは御記憶におありかと思います。約2万5,000人の署名をいただきまして、私担当課長以下で、石川知事に陳情書をお届けしたわけでございます。
 そのときに言われたことをいまだに覚えているんですが、随分長泉町は手回しのいいことをしましたね、ということを言われたわけでございます。その後コミュニティながいずみで、誘致についての大会を持ったわけでございます。そのときに、いろいろのがんに対する実際のお話をいただいたことを覚えているわけでございますが、中には親御さんを亡くされたお話をいただいてほろっとさせられたりというようなことで、言うなれば、町民の皆さんの意気軒高、どうしてもがんセンターを長泉町へ誘致しようということで盛り上がった結果、いろいろ知事の方は、場所の選定についてはそれなりの人たち二十何人かにお願いしたように後で伺っておりますが、つぶさに現地を調べられた結果が、いろいろの意味で、長泉町が適地だなということの結論が出たように伺っております。
 石川知事の条件の中にも、5つほどいろいろな条件がございまして、まず最初に、富士山が見えて駿河湾が望めるところ、それから交通の利便性が大変いいところ、それから、市町民の皆さんが、本当に心から誘致する気持ちが強いのか弱いのかというような条件が5つございまして、私のところの長泉町は、今申しました2万5,000人余の署名簿をお届けしたというようなこともあったからかどうかわかりませんけれど、結果的には、選定委員会の皆さんは、長泉町へ決めていただいたということで、現在があるわけでございます。
 既に工事の方も着々と進んでいるわけですが、皆様方も恐らく西側の駿河平線を通ることもおありと思います。工事の進みぐあいは折に触れてごらんいただいていると思います。午前中の八木議員の質問にお答えしたわけでございますが、14年の秋には石川知事はもう開院していきたいということでございます。そんなことで考えますと、いろいろできた暁には、悪いことを待つわけではないわけですが、ひとつがんに限らず、特にがんの場合、治療そのものが大変高利便性が得られことは、今さら私が申し上げるまでもないわけですね。そんなことからできまして、この後、いろいろの皆さんのうわさの中では、看護学校がどうとか、午前中も申し上げました薬の関係の企業が、ちょっとすぐということじゃないようですが、入ってくるとか、そんな計画もいろいろ次々進んでいるように伺っております。
 したがって、悪いことを待つわけではないですが、がんはもちろんのこと、今伺っておりますと、小児科を含めました23科目の治療等に当たっていただけるというように私自身も理解はさせていただいているわけでございますが、そのことを考えますと、このがんセンターを中心に、長泉町もいろいろの角度で発展がされるだろうなというような期待を、私自身も持たさせていただいておるわけでございます。そんなことで、1つの大きな目標ができたことによって、長泉町が発展につながっていくということでございます。
 もっと昔のことに、房総半島の南側の小湊の方で、やはり大きな病院ができたことについての視察をさせていただきました。いろいろ病院側の御意見を伺いますと、当時は本当に田んぼの中というような格好の計画だったようですが、現実発展しますと、この場所でどこにそんな田んぼがあったんですかというようなぐあいに発展しているわけでございますね。これがそれぞれの市、町の発展につながってくるということが言えるわけでございます。
 長泉町につきましても、御殿場線の新しい駅の問題、あるいは、三島駅北口から例の下土狩文教線、こういったものも県で面倒見ていただるとか、がんセンターが来たことによって、静岡県もいろいろ事業そのものも力を入れてくれていますし、また柊線その他の問題も、いろいろ具体的に進んでくるであろうことも期待させていただいているわけでございます。
 そんなことを考えまして、県の大きな事業の中でそのほかにもう一つ、池田柊線という第二東名からインターの方に入ってくる、言うなれば県道でございますが、この地元負担も、最初のお話ですと、県事業でございますので、長泉町が15%負担してくださいねというようなお話の中で、今申しましたがんセンター絡みでということで、必要性がなお一層増したということでございますので、長泉町の負担は、その半分の7.5%はひとつ担いでくださいねというような、軽減の策もとっていただいたというようなことでございます。
 それと、悪いことを待つではないわけですか、できた暁には、私午前中八木議員の御質問に健康のお話しをさせていただいたわけでございますが、だれでも健康でいてほしいわけですが、とは言いましても、病気になることを考えておかなければならいないという面から考えましても、特に地元にそういった大きな県の病院ができることによって、町民の皆さんの健康も、先ほど来申し上げておりますように、私自身も東京あたりへ見舞いに行くことが時々あるわけでございます。そんな点1つとっても大変有利ではないかということと、町民全部が保健センター等ともタイアップしながら、健康増進のためにも、いろいろな意味でお願いすることができてくるだろうなということの期待を持たせていただいておるわけでございます。
 したがって、まだできてみないと、感じがいまいち理解しにくい面があるかとは思いますが、できた暁には、これは長泉町民の皆様だけではなくて、もう県のセンターでございますので、恐らく県下一円から、あるいはもっと遠くから、知事に伺いますと、東南アジア方面からもぜひ何とかがんを治したいということで、相当数の方がお見えになるだろなというお話も伺っておりますので、それはそれといたしまして、これが長泉町のいろいろの角度での発展につながり、町民の皆さんはがんセンターが長泉町へできてよかったなというようなことが、必ずや期待が持てるということに、私自身も信じておりますので、もうしばらくということになりますが、今から私も楽しみにさせていただいているわけでございます。
 ぜひ、そんな誘致合戦の暁に長泉町へ、長泉町がいろいろの角度から条件がよかったと言えばそれまでですが、町民の皆さんの誘致に対する猛烈な熱意の結果を知事が評価してくれたのかなということで私も理解しているわけでございます。そんな期待を皆さんともどもさせていただきながら、完成を待ち望んでいるということで、ひとつ御理解いただきたいと思います。

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Last Update 2001.8.17