2番(大川須津子)
 次の質問に移ります。
 プレス工機の跡地の利用についてお伺いいたします。
 最近、長泉町内の中学生の問題行動が新聞に取り沙汰されました。私たち大人は、子供たちの模範となるような生き方をしているのだろうかと、自分に問いかけ反省をいたしました。子供たちは世の中の大人たちを見て育ちます。今までものづくりをしてきましたが、その前に人づくりを考えていかなければいけないのだと痛切に思います。21世紀は人づくりということで、静岡県は、平成10年に人づくり百年の計委員会を設置し、昨年知事に提言書を提出し、人間の知恵を出し合って未来を担う人間を育て上げていこうと、昨年から21人の伝道師なる人が県内を回ることもしているそうです。長泉町の13年度の教育方針にも、「心豊かで生きがいのある生活を目指した生涯学習社会づくりを目標とした人づくりを、基本方針と定めます。」とあります。
 そこで、地域では何ができるのだろうか、子供たちの心を育てる支援を考えたとき、プレス工機の跡地の購入というビッグニュースが入ってまいりました。人工的な公園でなく、自然のままの原っぱ、私たちが子供のころ、野原で遊んだ記憶は、緑の草の匂いとともに忘れられない記憶の1つではないでしょうか。自然と触れ合い、子供同士の触れ合い、健康な心と体をはぐくむ場所に、この跡地は町の中心部にあって、子供が気軽に遊びに行くのにとても便利ではないかと考えられます。 遊びは子供の生活です。子供たちは、遊びの中でさまざまなことを身につけて学びます。禁止事項がないかわりに、自分の責任で遊ぶということをモットーとして、東京の世田谷に羽根木プレーパークというのがあるのですが、1979年、国際児童年にこれができました。子供たちの自由な遊びを目指した、冒険遊び事業が世田谷区の事業としてスタートしました。この羽根木プレーパークがとても評価されまして、その成果によって、世田谷のプレーパーク、太子堂プレーパーク、駒沢原っぱプレーパークなど、次々につくられました。今計画している北烏山の公園予定地にも、烏山プレーパークが準備組織を発足いたしまして、プレーパークの開館を目指しているということです。この事業はプレーリーダー、プレーパークの会、これは地域住民を主体とした自主組織になります。それからボランティア協会、そして世田谷区との協働により行われているということです。この協働は、長泉町の第3次総合計画の中に書かれてある字と全く同じで、コラボレーションのことだと思います。
 私たち4名の議員が、昨年8月に海外研修に行かせていただきました。そのときにデンマークの保育現場も視察しました。デンマークのはキンダーガーデンは、日本の幼稚園というのではなくて、すべて日本でいう保育園を想像していただければいいわけです。通常8時から夕方5時まで、ゼロ歳から6歳の子供たちを預かっているところでした。小学校入学前の子供には、算数や国語を教えることはしないそうです。その理由としては、キンダーガーデンは子供たちが初めて社会に出てきたところである。まず遊びの中で社会のルール、協調性、自立心、独創性、想像力、自然への理解度を深めることを学ばせるのだということです。自然に対する理解も大切で、これは力を入れてやっているということでした。そのために近くの公園や森によく遊びに行くのだそうです。
 それからドイツのミュンヘンにも行きました。このまちの真ん中にすごい大きな原っぱの公園がありました。川が流れていて、犬と遊んだり寝そべったり、ボールけりをしたり、大人も子供もたくさんの人たちがそこで集っていました。人々はゆったりとした時間を過ごしているように私には見えました。私たち長泉町でも、町の真ん中に広い公園があったらと思います。これから先このように広い場所を町の中心に確保することは難しいことではないでしょうか。長泉町の子供たちのために、子供がかばんを置いて気軽に遊びに行ける、そんな場所を欲しいと私は思いました。
 そこで、町が取得しようとしているプレス工機の跡地が、そういう場所になったらいいなと私は思っております。私はこういう場所が、長泉町に必要と感じておりますが、そのことについてはどのようにお考えでしょうか。
議長(遠藤日出夫)
 総務参事。
総務参事(杉山僖沃)
 お答えいたします。
 プレス工機の跡地につきましては、去る1月の臨時議会におきまして、都市計画道路整備事業の代替え地等という目的で購入をすべく、議決をいただいた経緯があります。したがいまして、現段階におきましては、代替え地を主とした利用が前提であると考えております。
 ただ、今大川議員のおっしゃられるように、まさに町の中心部、交通の利便性もよい大変条件のよい場所に約5,500坪という大きな土地でありますから、こういう土地はめったに手に入れる機会はないんだろうというように思います。基本目的は、先ほど申し上げましたようなことで購入させていただきましたが、そういう大変貴重な土地でありますから、今後また議会の議員の皆様、あるいは住民の方々のいろいろ御意見をお聞きして、この活用についてはいろいろ検討していく必要があるだろうと思います。
 公園は今、長泉町でまさに身近な市街地ではありませんけれども、御案内のとおり、県の絶大なる支援を受けて、桃沢に大きな大規模な公園整備に取り組んでいるわけですね。あそこもまさに、市街地に近いところにあれだけの清流が流れている場所というのはないというふうに県の砂防課あたりで評価していただいて支援していただいている事業であります。これもまだ事業の整理には至っておりませんが、若干距離はありますが、今大川議員さんのおっしゃるようなプレーパークですか、こういうような目的に使えないのか、そんなこともあわせていろいろ勉強をさせていただきたいと思います。
 以上です。
議長(遠藤日出夫)
 2番。
2番(大川須津子)
 ぜひ検討の中に入れていただいて、よろしくお願いしたいと思います。
 世田谷区の区長さんのお話を1つ紹介させていただきたいんですが、子供たちが目を輝かせて遊ぶ、奔放に遊ぶ子供たちの姿を見て、本当の子供の姿に触れた気がすると言っています。自分で工夫をし、思いのままに遊べる場所が何より子供たちにとって必要だと言っているのがとても印象的でした。ぜひ桃沢のあの清流の公園もとてもすてきで、休日などあそこで親子で遊んでもらって、親子のきずなを深めていただきたいなという思いもあります。ただ、学校のカバンを置いて遊びに行ける、そんな場所があったらいいなという思いがありましたので、今回あの場所を見たときに、これはすごい場所だと思って質問させていただきました。
 次に移ります。

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Last Update 2001.8.17