議長(遠藤日出夫)
町長。
町長(柏木忠夫)
大変御意見、御質問いただいたわけでございます。私からお答えできる範囲、それ以下細部の話題も出たわけでございますので、それにつきましては担当参事等からお答えをさせます。
私は、町長に就任以来、ここで7年間を経過したわけでございます。基本構想に掲げた「愛鷹の自然のもと連帯と創意で築く活力のあるまち」づくりに向けて、住民や議会などさまざまな皆さんの御理解、御協力をいただき、精いっぱい町政のかじ取り役を務めてまいりました。バブル経済崩壊後、社会経済構造の変化が激しく不安定な状態が続き、また長引く経済不況で、かつてのような右肩上がりの成長、税収の伸びのない厳しい状況下での町政運営でございました。
そのような中で、基本構想の施策の大綱6本柱の推進に努めました。その1つ、「町民と行政が一体となった心のかようまち」では、かねてより要望の多かった南部地区センター建設、厳しい財政状況から組織機構改革を含む行政改革の実施、町民の皆さんから直接意見を伺う定期相談やはがきの実施。
2番目としまして、「都市基盤の整備された快適なまち」では、まちづくりの基幹である都市計画道路を初め道路整備、永年の懸案であった御殿場線新駅設置の基本協定締結、3つ目としまして、「新しい価値を創造する活力あるまち」では、産業振興や高齢者が生き生きと働ける支援として、シルバー人材センターへの助成やワークプラザ建設。
4、「次代へ継ぐ豊かな人間性をはぐくむ文化のまち」では、社会教育活動の拠点である町民文化センター建設、幼稚園の建てかえ、生涯学習活動の促進、5番目としまして、「人と自然が調和し安全で清潔なまち」では、交通事故件数の減少を目指して交通安全対策、ダイオキシン対策を含めての塵芥焼却場の大規模改修、6つ目としまして、健康で助け合う生きがいのあるまちでは、今後ますます必要度が増していく在宅福祉サービス拠点としての在宅福祉総合センターいずみの郷の建設、各種福祉施策の展開など、また、激しい誘致合戦の末、県がんセンター建設誘致や、組合事業ではありますが上土狩土地区画整理事業など、すべての施策について皆さんの御協力のもと、誠心誠意取り組んでまいりました。しかし、中には計画を見直し、あるいは休止せざるを得なかった事業もありました。今後とも取り組まなければならない課題は山積しております。まちづくりの課題、背景としては、少子化、高齢化の進展、高度情報化の進展、国際化の進展、広域行政への対応、行政改革の推進等でございます。
年が明けると21世紀の幕明けです。その初頭のまちづくりの方向性を示す基本構想を今議会で審議いただくわけですが、まちづくりの基本理念として、「協働によるまちづくり」、「安全・安心なまちづくり」、「効率的で魅力ある都市経営」を掲げております。この第3次総合計画の推進を図ることで、「住んでよかった長泉」、「住んでみたい長泉」と、現在よりもさらに多くの人に実感してもらえるまちづくりこそが私の取り組みでございます。
今月の23日に行われた第1回静岡県市町村対抗駅伝競走大会で、我が長泉町は町村の部で準優勝、市を含めても9位という優秀な成績をおさめました。選手初め関係者の努力に敬意を表するとともに、大変誇りに思います。この駅伝は小学生から50歳代までの選手がたすきをつないだ結果であり、まちづくりもこのように町民の皆さんや企業、行政が手と手をつないだまちづくりをしていきたいと改めて考えた次第であります。
今議会において、3件の諸般の状況を報告させていただきました。
そのうち、国民健康保険普通調整交付金の返還問題につきましては、今の予定ですと、12月中旬ごろには会計検査院から正式な指示が出るとのことでありますから、その後に正式に議会において報告させていただく考えでおりました。また、商工会が実施に向けて諸準備を進めておりますポイントカード化事業については、私も低迷する町内商業活動活性化策として期待しておりましたが、当議会開催前日に、担当が商工会から最新の状況の報告を受け、当日朝私にその報告がありました。このような状況でありましたが、これらについてもろもろ検討させていただき、急遽本議会で状況の報告をさせていただくこととし、この2件について議会運営委員会にお諮りいただき、報告をさせていただいたものでございます。急遽の追加ということで、議会運営委員会等に御迷惑をおかけいたしましたが、御理解いただきたいと思います。
次に、行政改革に伴う大幅な組織・機構改革は、簡素で効率的な行政システムの構築、住民の視点に立った組織づくりを目的にスタートしております。そして、今回の改革について、現時点ではまだ1年を経過しない段階であり、組織全体の改革内容の正否については、正確に評価できる段階ではないと考えております。しかし、常に時代に即応した組織づくりのために、10月に全職員を対象に実施した組織・機構運営に関するアンケートや、各課の事務分担調査など、実務を担当する職員からの意見を求めながら組織運営の状況把握を進めており、これらをもとに、より効率的な組織づくりために改善すべき点については、今後柔軟に対応していきたいと考えております。また、組織機・構改革に伴いチーム・グループ制が導入され、協働体制や横断的な人材活用などに対する職員の認識が高まり、職場を変えていこうという前向きな姿勢が多く見受けられます。しかし、まだ職員の業務遂行に対する意識についてはまだ改善の必要があると思われ、より一層の職員の意識改革を推進してまいります。
こうした組織・機構改革などは、現在の厳しい町財政状況の中で、効率的な行政運営を図るための手段の1つに過ぎず、私は基本的な行政運営の姿勢としては、今行政は何をすべきか、住民のニーズはどこにあるのかを正確に把握することが必要不可欠であると認識しております。したがいまして、町の諸施策についても、従来のように実施することが目的のような感覚ではなく、何のために行うのか、人や予算を投入し実施したことにより、どれだけの成果があったのかを常に明確にしていく行政運営が一層重要となります。そのためにも、行政評価システム等の導入を推進し、計画、実施、評価の体制の確立を図ってまいります。
私は、来る21世紀においても、効果的な住民サービスを効率的に提供できるまちづくりのために、より一層行政改革を進め、健全な行財政運営を推進してまいりたいと考えております。社会情勢や住民の価値観の変化によって行政需要もさまざまであります。これらに対応し行政を執行し、まちづくりを進めていくことが私の使命であります。私は町長就任以来鋭意努力してまいりましたし、今後ともさらに精いっぱい努力してまいる所存であります。現状の厳しい財政状況と、次々と生ずる行政課題を抱える中、私のみならず全職員が経営的な感覚を持って、効率的な行政運営を目指すことが重要なことであると認識しております。
そんな私の考えのもとに、多くの職員とともに日々行政の運営に携わっておりますが、常々住民のための行政を念頭に取り組んでおり、私は多くの職員が真剣に仕事に取り組んでいるものと考えております。こんな中、今般国民健康保険普通調整交付金の問題に関しては、大変残念なことであり、この原因について調査し、特に電算に関連したこのようなことの再発のないよう、検討委員会の設置を命じたところであります。今後ともますます多様化する行政でありますので、住民のための行政を全職員が念頭に、緊迫感を持って日ごろの仕事に努めるよう指導してまいる所存であります。また私自身もさらに研さんを積んで、職員の先頭に立ち、誠心誠意職責を全うしてまいります。
以上、お答えとさせていただきます。
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Last Update 2001. 8.17