8番(安斎定男)
次の、最後の質問に移ります。「水と緑の杜公園」構想の事業の推進について質問をしてまいります。
当町のシンボルのテーマである「水と緑と文化のまち」を町制30周年のときに提唱いたしまして、その一大事業のテーマが、「水と緑の杜公園」の事業の計画でありました。緑があり、水があり、これらを活用した桃沢川一帯の公園構想は町民にとって大きな夢のある事業として期待をしているところであります。もちろん町総合計画であります未来2000、今ちょっと申し上げましたけども、この中にも大きな事業計画の柱として明記をしているところであります。折しも土地利用の活用に拍車をかけるように、当時民間活力のリゾート法が定められ、この地域を「愛鷹の森文化リゾート」と名を打って、地域の指定を受けたことは御案内のとおりであります。
しかし、その後、「水と緑の杜」構想については、これは所管課、うちの内部の所管課のたらい回しといったら言葉は悪いかもしれませんけども、たらい回しによりまして、事業としての進展は見られないで、砂防ダム、いわゆる県の事業としての砂防ダムの進展の中、県事業としておぶさる形で進んでいることは否めないと思います。私もたびたび当初構想の策定委員でもあったので、計画の再見直しを、事業の推進について質問をしてまいったわけであります。昨年それらの基本計画が再策定が行われまして、本年の7月に議会の方に対しまして、説明が行われたわけであります。
これらを見ると、平成5年基本計画の内容で、大きく異なることがあります。基本テーマでありました「水と緑の悠々空間」というテーマは変わっておりません。しかし、地元住民参画による自然志向の公園整備に変化をしているという計画内容であります。まさに、現状の世論等の中で的を射た回答であると私も思うわけありますが、しかし、公園事業として多額の投資をする中で、人が利用したい、また行きたい公園と。この公園づくりを要求されることは事実であるわけです。
当初の基本計画が大きく変わった点として、平成5年につくりました基本計画でありますが、1点目、バラエティーに富む水の演出とした施設整備などはどういうふうにするのかと。当初より砂防ダムのダムの水位の高さを利用した噴水の計画をダム内の導水管がもう既にいけられておりまして、これらを生かした水の演出を計画を、すべきと思うがいかがかというのが1点であります。
2点目、エントランス広場の計画についてであります。これは今度の計画で明記されておりませんけれども。計画の中で、エントランス広場の中に9億円前後の費用を予算計上しているところがあります。この計画の中で、以前私は姉妹都市、ニュージーランドのワンガヌイ市というところと姉妹都市ですね。ニュージーランドのもの、もしくは最近新しくした青木村の友好都市のモチーフとした交流広場ゾーンの空間づくりをやるべきというふうに提言をしているときがありました。これらが全く入ってない状況にあるんですが、これをぜひ入れていただきたい。
3点目。利用形態の中で、実は行ってわかると思うんですが、周りは緑と山でありますから、非常に寂しいところであります。このものを観光資源とした考え方でやろうという考え方はないのかと。利用の仕方として、通年型、1年を通して人を呼ぼうよという考え方と、夏期型、いわゆる水と緑という中で、その部分だけでいいやという考え方で行くのかということについての質問が3点目。
4点目。地場、地元産業の活性、いわゆる地場、地元の利用でき得る道の駅とは言いませんけども、物産館的なもの、販売的なものをでき得る配備を以前に基本計画として出していたわけでありますが、これもぜひ入れていくような考え方がないのかと。
最後に、施設利用の中で、利用されて初めてこの場所が生きるわけでありますから、現在、桃沢少年自然の家がございます。この桃沢少年自然の家の関係者が利用することが最大の活用の効果であると私は思います。よって、この協議を事前から持つ必要があるんではないか。幸いにして、町長は今、桃沢少年自然の家の組合の理事長でもあり、長泉町の町長でもあるわけであります。これをぜひそういう意味では、やっていったらいかがかということであります。
このように自然に触れ合い、親しんだ、その交流広場ということの公園事業を進めていただきたい。この前の説明の中では、平成28年にでき上がるという予定だったものが、18年度にでき上がるように変更いたしました。予算規模も、49億5,400万円という多額な経費のものから、12億1,200万円に規模を縮小し、効果のあるものに変更したことがございます。よって、これらの実施設計にこれから取り入れる中で、今現在私が述べた提言内容を組み入れていただく中での今後の進め方をぜひやっていただきたいが、いかがかということであります。
以上よろしくお願いします。
議長(遠藤日出夫)
都市環境参事。
都市環境参事(瀬戸利満)
お答えします。
「水と緑の杜公園」の基本計画は、平成3年度に作成された基本計画、平成5年度に作成された基本設計、これらを平成10年、11年度で見直し、全協で説明をさせていただいたとおりです。
見直しの大きな理由としましては、当初平成元年度に打ち出された基本構想が踏襲されてできた基本計画であり、既に相当の年数が経過しました。また、近年の住民の自然志向やバブル崩壊による町財政の圧迫など、さまざまな要因による、愛鷹山、それと桃沢川の自然を満喫できる人と自然が共生できる公園として見直しを全面に図ったわけです。
このような状態で、御指摘のバラエティーに富む水の演出はというようなことですが、従前の計画においては、西側山腹にある旧東電の水路敷、現在は町有地でございますけど、それらを再利用するなど、水をふんだんに利用した噴水、滝などの水景施設が計画されていましたが、この計画を見直しする際に、再度ここらを現地調査したところ、この水路は長年使用されていなかったことや、現地の特性でもある板状剥理、板状にはがれちゃうような、大変崩壊しやすい地質などの原因により、数カ所にがけ崩れや水路の崩壊が見受けられ、復旧に相当の時間と費用を要することや、取水できる水量の不足などを理由に変更をしたものです。
また、御指摘のように、県の占用許可をいただき、第2堰堤からの給水管を配管してありますので、大幅な見直しをしましたが、これらを活用した水景施設を整備していくことを考えております。
それと、2点目の姉妹都市との共同施設というような御質問ですけど、本計画では、集客施設としてのコア施設、一番メーンになっているわけですけど、それらを計画しています。この施設内に、これらに隣接する花の広場だとか、ここに大きな駐車場ができますけど、まだまだ基本計画の段階でございますので、これらの姉妹都市の関連施設は、今後の各年次ごとの実施設計で、提言されているような内容については、検討していきたいと思っております。
それと、3番目の、この公園の利用形態の観光だとか通年利用は、というようなことでございますけど、この公園の利用者の傾向は、どちらかというと観光というよりむしろ家族やグループ、桃沢少年自然の家の利用者などが、ふだん都会では触れることが少ない自然に触れ合えることのできる公園として使われております。今後もそんなような公園に思っているわけですが、当然そんなことで水、桃沢の清流ということで、夏が一番やはり利用者が多いわけです。通年利用におきましては、屋外では自然に触れ合うことができますが、特に冬におきましては野外での活動が制限されてくると思いますので、これらのいわゆるコアのところへ屋内施設をつくる予定でございますので、それらの施設をつくる際、イベントの開催だとか1年を通しての利用が図れるような形態にしていきたいというふうに思っております。
4点目の地場産業の活用はというようなことですけど、今言ったコアの分に屋内施設を計画していますので、ここで郷土の紹介や地域の特産物、農産物が主になろうと思いますけど、その紹介や即売などのコーナーを設け、いろんな長泉町をPRしていきたいというふうに思っているわけでございます。いずれにしましても、見直しでいろんなことで自然を余り壊さないで、というようなことが基本でございまして、さりとて余り自然のままでも人が寄りつきませんので、ある程度の今後の基本構想、基本設計はありますけど、実施の年次ごとにいろんな部分的な取り入れ、修正等は考えられますので、そういうところで御提言のことはいろんなことを図っていきたいと思っております。
最後の桃沢少年自然の家とのかかわり合いのことですけど、管理者でございますので、町長の方から答えさせていただきます。
以上です。
copyright(c) 1997 長泉町役場 議会事務局 e-mail:gikai@nagaizumi.org
Last Update 2000.12.20