5番(勝呂)
 3番目は、町の危機管理についてであります。敢えて私は、防災問題ということを大きなテーマにしませんでした。要するに、今、防災というよりは地震が起きたらどうするかということが最大の関心事にならなければならないと思います。あとで、指摘しますけども、地震を予知されるんだと。予知されたらどういうふうに動くかという訓練は本当はナンセンスだと私は思います。そういう意味で、まず第1に、阪神淡路大震災の教訓について、当局はどういうふうに受け止めておられるか。1995年1月17日午前5時46分、淡路島北部を震源地とするマグネチュード 7.2の大地震が阪神淡路地域を襲い、未曾有の被害をもたらしました。死者は 5,502名、その後の震災関連死者を含めると 6,000名を越えるという結果が出ました。そのうち、9割が家屋の倒壊による圧死であります。半数以上が60歳以上の高齢者であったということであります。被害は神戸市の灘区・長田町・須磨区など、いわゆる下町と言われる木造長屋、共同の低層の住宅。そういう所が集中した所を中心に約20万戸、40万世帯が全半壊したということです。この阪神淡路大震災は高齢化社会における近代的な大都市が遭遇した最初の大規模な震災でありました。したがって、この震災は私達に大きな教訓を残したと思います。その教訓を活かしながら、私達はまちづくりに取り組まなければならないだろうと、私は考えます。そういう意味から当局は、この阪神淡路大震災の教訓をどういうふうに掴んでおられるか、まず簡潔にお答え願いたいと思います。
議長(遠藤)
 消防長。
消防長
 勝呂議員のご質問にお答えいたします。阪神淡路大震災の教訓ということのご質問ですけども。それにつきましては、今、町では地域防災計画、地震対策編の見直しを行うということで準備しておりますし、また原案は今、県の方へ協議中という状況でございます。それで、その中で、教訓ということで新たにはっきり明記したのが初動態勢の確立ということがございます。発信直後に初動態勢、いわゆる災害対策本部が設置でき、その災害に対しての対処をしていくということで初動態勢の確立。それと、この初動態勢の中でも職員のそれぞれの事務分掌、責任分担を明確にして、それに対処できるというようなことで今、修正の案ができております。具体的にもう少し申し上げますと、地震が発生したというような場合、しかもその地震が震度5弱を観測したならば職員は自動参集しなさいということで、これも明記をしてございます。こういったことで、初動態勢は確立されるというふうに考えておりますけども、今の予想されております東海地震の中では、この大きい大災害になるといわれておる中で、大多数の町民の皆様も甚大な被害を受けるというと同時に、職員もまた被害者であるということを考えますと、全職員が初動態勢に入れるということはちっょと言い切れないところもありますけども、極力早期に初動態勢の確立ができるよう、先程申し上げました組織の見直しや責任分担を明確にし、職員一人ひとりの役割分担、即ち私は何をするかということを分かりやすいようにしてございます。一つの例を申し上げましたけども、初動態勢の確立ということが一番大きなことであろうということで、一つの例を上げて説明させていただきました。以上です。
議長(遠藤)
 5番。
5番(勝呂)
 昨日ですか、遠藤昭三議員も取り上げましたけども、町の防災訓練について少し伺いたいと思いますけども。実は私は、議員になる前から町の防災訓練についてはいろいろ疑問をもちながら、参加もし見守ってきました。したがって今回、町の危機管理あるいは危機意識の観点で、この防災訓練について当局の見解を正したいと思います。まず、今回の訓練の目的と、それから狙いですね。それから成果について簡潔に、お願いしたいと思います。
議長(遠藤)
 消防長。
消防長
 今年の防災訓練、8月29日に実施いたしました。それで、今年の訓練の目的と言いましょうか、目標と言いましょうか、それは何かと言いますと、まず初動態勢がしっかりとれるかどうかということと。もう一つは、地域にあります自主防災会との連携がいかにできるかというようなこと。それから、災害対策本部は消防本部の3階にありますけども、その他に地域へ職員を派遣しなきゃあならないということで、例えば広域避難所、各小中学校5ヵ所にあります。それから、その他に前線基地というのもございます。そういう所の職員と本部との情報のやり取り、あるいは自主防災会と広域避難所との情報のやり取りというところを主眼において訓練をいたしました。
議長(遠藤)
 5番。
5番(勝呂)
 その、今回の防災訓練について、私なりに気づいた点を2、3、述べたいと思いますけども、それに対する見解をお願いしたいと思います。今、消防長の説明がありましたけども、この各地区の自主防災の訓練は議員として視察して参りましたけども、人が集まらないとかという問題はあったようですけども、それなりに自主防災の方は工夫されて実践的で良かったと思います。しかし、本部の訓練は大変失礼な言い方ですが、何んの意味があったのかというふうに思いがするわけです。どういう意味の訓練だったのかと。つまり、地震発生前の訓練はたいして意味がないのではないかということであります。それからもう一つ、それと敬礼を皆さんしますけども、あれは何のためにやっているんですか。どういう必要性があってやっているのか。甚だ疑問であります。職員の中には、あれは嫌がっている人が多いと聞きます。是非、ああいう、何か、何か亡霊に取りつかれたような敬礼は辞めて、自然体でいったほうがいいじゃあないかと思います。そういう方のがもっと緊迫感が出てきます。そういうことで、その点について、消防長にちょっと考えを聞きたいと思います。
議長(遠藤)
 消防長。
消防長
 本部の訓練は何か、と言うような非常に厳しいご指摘を受けましたけども。今年の訓練は先程申し上げたところに主眼を置きました。その中で、本部の訓練は地震が発生した時に、じゃあ、住民からどういう要望があるか、あるいはどういう内容で本部を運営していかなきゃあなんないというようなところを以前はある程度道筋を付けて訓練をしておりましたけども。先程ちょっと申し上げましたように、実際に地震があった場合にはどういう対処しなきゃあならないかというのは、その時、時間、まだ時間が経過するたび、あるいは日数が重なるたびに違ってまいります。したがって、今年はそういう道筋をたてないでアドリブの要素を多く取り入れて訓練をいたしました。したがいまして、職員は当日どういう問題が発生してくるかということは、事前には分かってないわけです。その時に問題を与えて、それに対して本部長へ解決方法を申し出るというようなことで訓練をしましたので、若干そういう、勝呂議員が見た中では物足りないものがあったのかなあというふうに感じますけども。やはり、これからは道筋をたてない、その時に問題を与えて回答をさせるということが訓練を積み重ねていって、一人ひとりの職員の災害に対する考え方の認識を高めるということでは、いいんじゃあないかというふうに考えております。それから、敬礼を何故やるかということですけども、これはやっぱり上司に報告する時には、規律を正して、そしてケジメをつけるということで、今年はそういう形をとりました。したがいまして、今後についてはそういうことは極力ケジメをつけていきたいということで、敬礼をするか、あるいはもっと報告の仕方をはっきり、どこでさせるかということでケジメをつける報告をしていきたいというふうに考えております。

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Last Update 2000. 2.10