14番(遠藤)
次にですね、青少年健全育成についてお伺いします。
青少年はですね、家庭の宝であり、次代の社会国家を担う宝でもあります。私は青少年健全育成こそが社会国家の隆盛を左右する重大なことであり、現社会における使命と考え、しっかりと育成していかなければなりません。しかし、戦後の社会環境、構造および経済構造等目まぐるしい変化に伴い、日本の文化がすたれ、核家族の進行、夫婦共働きの家庭の増加、子供がですね、学校から帰ってきても親がいない。淋しい。そういうような中でですね、私も戦前の人間でございますけども、戦後の状況を考えるとですね、終戦になってですね、自由だと、我々はやはり自由を勝ちえただという喜びのもとに、自由だけ走っちゃった。そして責任を放置した、本当に混乱の中に今の親たちは育ったと思います。そういう自分本位の考え方の親がですね、増加して、家庭教育を忘れてですね、人にまずいことはなする、そして子供は過保護にしてしまう。甘やかしてしまう。そういうことが私も非常に目につく現状でございます。教師にしてみるとですね、いろいろの新聞紙上でもいろんな面を見てもですね、だいたい自分を守るということに走りがちである。そういう中でですね、私は現在の青少年が戦前の青少年と比べてですね、本当に見た目では幸せ、いい環境にあると見られますけども、決してそういう社会環境、そういうなかから見ていい環境だとは思いません。新聞、テレビで見ましてもですね、青少年の非行が増加する、その中にも年齢も年々低下していく。東京におけるですね、社会環境、学校教育、家庭等についてはですね、私も いろんな議員もそれについては家庭あるいは地域の関わりなど青少年健全育成についてですね、様々な角度から質問がなされたことは承知しております。そういう中で私は今この青少年に何を植えつけて何を目覚ましていくか、これが課題だと思います。やはり青少年に本当に自覚、そういうものを私は、昔はですね、100万人たりとも我ゆかんという言葉がございました。そういう事に対してですね、そういうあれがないように感じます。そういう中でですね、自らが自覚するということが、これが基本ではないかと思います。私もですね、昨年北中野球部、これに同行しましてですね、よその県にいきまして、よそのチームが私たちに礼儀正しくですね、こんにちは、本当にご苦労さんでございますと、しっかりと脱帽して礼をする。これは非常に私どもも本当に感動しました。そしてこれはすばらしいなと、何か胸の奥にあるものがすーっと過ぎたような感じがしました。私はそういう中で本当に胸に迫って感じました。そういう中でですね、応援ということは、本当に一つの心になってですね、一生懸命に応援する。本当に無我の境地でございます。そういうことを、そしてですね、選手、応援者、控えのもの、一心同体でございます。そしてあるいは感激し、あるいは涙を流す。この感激、これこそが青少年に与える、得るものは非常に多大であり、ひとりひとりの青少年がですね、大勢の人達に感動と感激を巻き起こすという責任と自覚を与える。こういうことはやはりそういう自覚を持った青少年は非行へは行かないと私は確信します。こういう他人を喜ばせ、他人とともに生きる、他人あっての自分であるという認識、そして責任を果たす。全力で同じスタートラインで同じ条件の元に全力でプレーできる。このスポーツこそが私は青少年に与える影響、自覚というものに対する影響は大いにあろうかと思います。私は見ておりますとですね、本当にある時は悲壮に歯を食いしばってがんばる。それによってですね、得るものは何か。若い肉体、精神力、これを競い合い、希望と大志を求めていく姿、これこそがやはり自覚に目覚めさせる一歩じゃないかと思います。そういう中でですね、社会の感動、学校家庭に対する責任感をですね、また将来ですね、社会に対する使命等を十分に備えた人間が生まれると、そう考えます。こんなすばらしいですね、スポーツ、いろんなスポーツといいましてもですね、いろいろな部活その他あろうかと思いますけれども、その中には個人プレーまた団体プレー、それぞれございますけども、ひとつの成果があったその中において、やはり社会が認めてそして自分が自覚していく。私は、ああ、君はすばらしいな、がんばったなというと、やはりそれなりに今度は自覚してですね、皆のためにチームのために、ひいては社会のためにやるんだという自覚が出てくると思います。そういうことですね、いろいろな事情、制約、これが町には町の条例とかいろいろございましょうけれども、ひとつこのスポーツを通じて青少年に自覚を与えるという、その中でですね、こういうものにはやはり熱い熱のこもった手を差し延べていっていただきたい。そういう中でその考えについてですね、町長並びに教育長のお考えをおたずねしたいと思います。
議長(安斎)
教育長。
教育長
お答えをいたします。今、ご質問を聞いていまして、私も幼いときのこの戦中そして戦後を生きてきた人間でございますので、なにかこの世の流れ、人間の移り変わり、これが分かるような気がしてなりません。質問の趣旨は、スポーツ活動を通して健全育成をというように受け止めてお答えをしたいと思います。実は私はこの町の教育行政についての教育長を命ぜられたわけでございますが、町長からは教育のことについては教育長ひとつがんばって存分にやりなさい、やってほしい、こういうようなことで常に励まされております。したがって私は町長あるいは町長部局とはどうあったらよろしいかと申しますと、常に信頼関係を確立していく。この一語に尽きるというように考えて教育委員会の主体性を考えながら常に連携をとることに努めてまいりたい。そういう中でこの遠藤議員のご質問をいただきました。町長のほうに私の考えを申し上げました。そういう中で、教育長私も同感である。それならば私が町長の分までご答弁させていただきます、こういうことでここの壇上に立たせていただきましたのでお願いをいたします。この最近の子供の抱える問題は、ご質問のなかでも出てまいりましたが、私のこの主観的な見方であるかもしれませんが考えてみたいし、申し述べてみたいというように思います。子供たちは意識と行動に大きな変化、アンバランスが見られます。日常生活において様々なストレスが多いようにも思います。物の豊かな時代になったけれども、ストレスは多いように思います。欲求不満を感じる子供が増加しておるように私は受け止めております。日常生活の中で思う存分この活動し、力を発揮することによって感動を実感する機会が乏しくなっているように思います。その事が今遠藤議員のおっしゃいました、あの感動の場面、そういう場面が少なくなってきているように思います。しかし、テレビで見る感動は多くなっていると思います。実体験が乏しい。疑似体験が多い。こういうことでございます。日々の生活においては何かにつけて注意を受け指示されることが多く、指示待ち人間、こういうことでございます。自分は主体になっての活動する経験が少ないので、あふれるエネルギーはやり場を失って鬱積し、あるいは阻害され、満たされないという感情が蓄積されたときにこの子供たちは苛立ち、攻撃的心情を抱くようになります。この攻撃の矛先が友達に向けられたときにいじめあるいは暴力行為であり、時には親、教師に向けられることも見られます。さらに、遠藤議員ご指摘のように、現在は少子化、核家族化、都市化などによる生活環境の変化が子供たちにどんな影響をもたらしておるかといいますと、私は孤立化をもたらしているではないだろうかというように思います。子どもたちを見ていると、その人間関係は親しいように見えて親しくない。かといって対立もない。自分と他人の間に距離を置き、互いに干渉しないといった傾向が目立つようになってきております。こういうことは隣組の生活のなかにもあるではないだろうか。学級の友達や年の違った異年齢のこどもあるいは大人とともに何かに取り組み、力を出し合って困難を克服した結果やり遂げるといった経験も少なくなっております。やったなあ、できたなあ、こういう感動でございます。真剣な相談を受け、手を差し延べられ、時には厳しく叱られるといった経験にも乏しいので、意味ある他者が実感できない。怖い叔父さん、怖い叔母さん、こういうものの実感が出来ない。あるいは他人、他者との関わりに乏しくなりますと、自分が家族や仲間の中における存在感を実感できなくなってまいります。さらに日常生活において何かをなすにあたって決断を迫られ、より良い決定のために周囲の状況を考え、主体的に判断を下すといった機会を子どもが持つことが稀になってきております。いろいろな機会に人間として、どうなくてはならないかといった価値観を教えられることが少なくなっていると私は考えます。その結果、善悪の判断という基本的なことがわからないという事態を招くことになっていると思います。最近多くの学校で問題になっている、むかつく、きれる子どもの出現もここにこのことが関係があるではないかと私は思えてなりません。成長の過程できまりの大切さを実感する躾けの機会、チャンス、集団活動の中で励まされたり叱られたりしながら力を尽くす機会、よりよい集団になるためにきまりを守ろうとする機会が少なくなっていることが問題ではないかと思います。先ほどご質問の中にありました、集団の中での叱られたりしながらそして力を尽くす、この集団、まさにスポーツ活動の中にそれがあるではないだろうかということを申し上げたいわけでございます。最近の子どもは、内なる規範意識を育てていない。このことを特に家庭そして学校は考えていかなければならない。以上この議員のご質問の中身を考えながら今の子どもの抱える問題を申し上げました。青少年健全育成の立場から、これらの問題を克服するための有効なそして成果の期待できる教育活動はまさに議員ご指摘にスポーツ活動の充実発展に勝るものはないと、私も信じております。町のスポーツ活動を考えてみましても、本年町民大会と銘打って34回町民ソフトボール大会をスタートし、今、毎日曜日に各種大会が行われております。どの大会もみんな我が町のとっては30年以上の歴史をもった大会でございます。したがって私ども教育委員会といたしましては、体育振興課を中心にこの歴史と伝統をしっかり抑えながら、もう一度見直しながらこれからのスポーツ活動を考えていきたいと、同時にこの小中学校の学校体育と、学校スポーツという点から考えて少し述べさせていただこうというように思いますが、小学校においてはホッケークラブを設立し、ホッケースポーツの理解と国体に向けての取り組みを本当にまだスタートしたばかりでございますが出発したことは喜んでおります。中学校の部活動については、青少年健全育成という観点ともうひとつは学校の指導者の不足というようなことから、昨年部活動支援事業を進めていただきました。2年目に入りました。先般もこの三者面談、学校とそして直接指導に入ってくださる方、それに行政が入りまして三者面談をしながら昨年の反省をもとに2年目に入りましたけれども、この事業は私は本当にすばらしい事業である、これも一つ今後も充実させていきたいと、しかしスポーツだけではございません。文化活動もございます。そういうことでこの点についてはこれから考えていきたいなと思っておりますし、他の市町村よりも非常に注目された評価を受けておる、評価の高い事業であることをここで申し添えます。議員は北中の野球部のことを同行してのお話をご質問がございました。この部活動というものはいろいろ問題があるわけでございます。これは教育用語でいいますと教育課程外の活動でございますけれども、非常に意義のある青少年健全育成という点から考えますと、この部活動、文化クラブも含めて非常に意義のある活動でございますので、この充実をさせていきたいというように考えておりますし、しかし部活動に全員参加を建前としておりますけれども、放課後等その部活動に参加しないで今度は地域へ帰っていく、こういう生徒も多いわけでございます。この子どもたちの青少年の問題もこれから私は考えていかなければならない。同時に完全学校週5日制に向かってまいりますので、そういう面からも十分関連を考えてこれからの課題を克服していきたいと、教育委員会としては考えております。以上長々と失礼を申し上げましたが以上でございます。
議長(安斎)
14番。
14番(遠藤)
ただいま教育長のご答弁をいただいたわけでございますけども、私と同じような考えであるということでございます。そこでひとつですね、青少年健全育成、自覚に目覚めるとこれを、そしてですね、その目覚めた青少年が核となってわが町から非行をなくす、そういう事を、そしてあらゆる機会にですね町当局ならびにわが町全体社会としてのそういう方向で進むようにご指導賜りますよう切にお願い申し上げまして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。
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Last Update 1999.10.13